しゃべる犬はシェパードでした
昨日は、園の仕事でプールでした。
くたくたに疲れて寝たから、やっぱり変な夢をみました。
疲れた夜に見る夢は、たいてい仕事、しかも園バスの夢が多い。
過去最高記録は、園バスが世界路線となって、
シフトがとんでもなくなって、
「ネパール経由ロンドン行き」
だったりしたこともあります。
園児をひとり、タクラマカン砂漠でおろした後に、
「ああ、ここで砂漠はおわりじゃあないんですよね。この後、サハラもあるからね。」と、ガックリして、運転の先生に愚痴を言おうとしたら、
すでに現地ドライバーに交代していて、さらにガックリしました。
そんな夢をみた記憶もはっきりとあるので、
昨日の夢もすぐに「疲れてるから園バスの夢を見ている、だからこれは夢、ウソ。」と思いながらどこかで安心していました。
だってそのバスは、園バスを車検にだしている時に借りるレンタカーだったからです。今、借りてるワケないし。
レンタカーだから、大人の座席なので、先生はいちいちシートベルトを園児に着装させます。カシャン、カシャン。
すると、私の頭をワシワシと掴む小さな手を感じました。
小さなリスザルが乗車しているようです。
まりせんせいはマスのつかみ取りが得意なので、
絶対に捕まえられる自信があったのですが、
ダメでした。
しかも、園バスにも違う子を乗せてしまうというミスもおかしているようです。まだ、3歳になっていない、卒園児の妹さんが、うちの園ブレザーをきていたから間違えてのせてしまったようです。
夢じゃないまりせんせいなら、ありえないことです。
どうやら、リスザルは、その小さいお嬢さんの家のペットだったらしく、
電話で連絡がつきました。
でも、園バスにはルートがあり、まだピックアップをしていない園バスを待つ園児のために運行は続けなければいけません。リスザルをのせたまま。
園児の乗車のたびに、私は片手でリスザルをガードして、
園バスからサルが逃げ出さないようにしなければなりません。
これは、そうとうこたえました。
園児だけが園バス内にいるだけでも大変なのに、プラス、サルが逃げないようにガードしつつ、次々と園児を乗車させなければなりません。
もうヘトヘトです。
でも、そのリスザルは、持ち主がはっきりしている「ペット」で、所有物でもあるので、私が逃がしてしまえば園の責任が問われるかもしれません。
だから必死で、足もつかってくいとめます。
サルは、助手席からも逃げようしました。
運転のY先生が、
「まりせんせい、危ないよ。」
と、教えてくれました。
「今日はついてないなぁ。水瓶座のラッキー順位は12位だったのか?」
ちょっとゲンナリしたところで、
園バスの携帯が再び鳴りました。
今度は犬らしい。
「あ、うちの犬が後ろからついてくる!」
電話で園からの連絡があったとおり、園児の家の犬が自ら園バスを追いかけてここまできてしまったらしい。
場所は、もう10年以上もルートを通っていないT市の自衛隊宿舎近くでした。(こうゆう過去の記憶がドンとつながってなつかしくでてくるのが夢っぽい)
こうなったら、犬も捕獲せねばならぬのか!(嗚呼)
そう思って、園バスを路肩に駐車してもらって、ドアをあけて、
私だけが犬と向き合いました。
犬はジャーマンシェパードでした。
「いいんです。ボクは勝手についてきただけだから、まりせんせいは関係ないんです。」
お、犬がしゃべったよ。
ソフトバンクかよ。
なんでも、その犬はお父さんではなくて、
ただ、その家で飼われている普通の犬で3歳だそうで、
ただなんとなく、走っているバスをおいかけてみただけだそうでした。
「しかし、困ったね。おうちの人に先生はなんて言ったらいい?
ちゃんと届けてくれって、責任って言われるかな?」
と、私も保身マンマンで申し訳なく言ったところ、
「大丈夫です。ボクは自分でしたくてきたんだから。
それに、ボクは飼われているんじゃなくて、持ち物でもないから。
出て行こうと思えば、いつでも出ていけるんです。
あ、大丈夫ですよ。まり先生の立場もあるでしょうから、
ちゃんと今日のところは帰りますから。」
そういって、シェパードはキュンときびすを返して、またスタスタと家路にむかって4本足で去っていきました。
こんなことがあったんで、
「こりゃもう10時には幼稚園につけないね。お片づけになっちゃうね。」
年長さんたちにため息をつかれながら、私もすまないねぇ。
と、思ったところで目が覚めました。
あの、リスザルはどうなったんだろう?
ハッピーエンドのエンドロールが見たかった。
そして、シェパードが「えっ?何か?」
って、とっても意外そうな顔で首を傾ける仕草が、とっても印象的でした。
目が覚めてから、だんだん頭がはっきりして、テレビの星占いをみたら、
やっぱり水瓶座は12位でした。
ちょうど、近隣でヘビが逃げ出した事件があって、
そのヘビが「ペット」なのか「野生」なのかによって、
警察と市役所とで管轄が違うって、話を聞いて寝たからかな?
次の疲れた日には、できればまた世界旅行バージョンが見たいものです。
スケール小さくてリアルな夢は、疲れます。朝なのに。
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