SKETCH vol.3 PLAY with MUSIC 坂本真理×福澤達郎
SKETCH vol.3
PLAY with MUSIC
坂本真理×福澤達郎
10/27(土)
六本木シンフォニーサロン
主催 HIBIKI music
こどもの城〜楽団「ぺとら」で長期に渡って音楽活動を共にしている福澤達郎(たっちゃん)との二人会。都内大手音楽教室を経営されているHIBIKI musicさんの主催にて、YAMAHA音楽振興会、ピティナピアノステップの後援にて、お子様を含む幅広い年齢層&プロの演奏家、音楽業界関係者も数多いけれど、音楽以外の視点も熱いという隙のないお客様の前にして、「まりりんワールド全開」にて、リラックスして全力を出し切って参りました。ご来場くださった皆様、興味を持ってくださった皆様に感謝しつつ、次回作のリクエストや、公演プログラムとしての再演の声も頂戴しましたので、プログラム(セットリスト)をご紹介させてください。
1 SOUNDNESIA/福澤達郎 坂本真理 作
使用楽器 レインスティック/木の実ジャラ/マウリリオ鳥笛/ターマ/釘ツリー大、小、鍵ツリーチャイム/シンバル/カシシ/鈴/コンツォウカ/ビブラトーン
今回のために、福澤と共作した書き下ろし曲です。福澤の専門ジャンル「ガムラン」の地、インドネシアに因み、「ネイチャーネシア〜サウンドネシア」というタイトルの元、人間が自然から学び、尊敬を込めて模倣をした楽器を中心に、サウンドスケープ(音の風景)で描き出しました。
たっちゃんの音楽面白トーク
1)和音の話~One Note Samba/Antonio Carlos Jobim作
使用楽器 ブラジルのトライアングル/本か!(オリジナル楽器ミニカホン)/パンデイロ
2)素数の話~連弾による音あそび/オリジナル
3 お題による即興コーナー/坂本真理
お子様の参加者からお題をもらいながら、ストーリーを組み立てていく様子の動画
即興演奏のコーナー。当初は、福澤氏と二人でと思ったのですが、ガチで、お客様からお題をもらっての完全即興にすることになったために、私がひとりで担当することになりました。とはいえ、お題が必要なので、客席からの発言を求めて、最前列に席をキープしてくれた、「こどもの城」での公演で「ぺとら」を知って、それ以降、いつも「ぺとら」を熱心に応援してくださっているご家族のファンのお子様たちにきっかけを作ってもらおうとしたところ、どんどんと泉のようにストーリーが湧き出てくれて、とても良い作品ができました。
もったいないので、これを3月の東大駒場キャンパスでの「おこわ企画 こどもと音楽の未来を作る」イベントにて、新作として、絵物語として発表できたらなぁ〜と思っています。こどもの想像力って、素晴らしい。とても勉強になりました。会場の反応もとても暖かかったです。
4リズムクイズとボディパーカッション/オリジナル
ボディパーカッション クイズの答え
1 サルサ(キューバ)
2 ブギウギ(アメリカ)
3 レゲエ(ジャマイカ)
全員参加 譜面付き サンバ
参加者の皆様が、音楽関係、または教育関係の方が多いサロンコンサートでしたので、皆様が、後でそれぞれの現場に持ち帰っていただく用に、譜面も用意したところ、私は、暗譜で客席をみながらボデイパーカッションをしているのですが、お客様のほとんどは、下をむいて楽譜をガン見しながら、手拍子、足踏みをなさっているという珍しい光景を堪能いたしました。初見で、これをクリアされた方もいて、すごい!と思いました。私は、耳から覚えるタイプなので、この光景にはびっくりしました。
5おもちゃ箱のポルカ(ドレミ)/福澤達郎 作
ドとレとミの3音だけで構成される楽曲を、まずは主催の松枝先生と福澤氏でピアノ連弾でお聴かせいただきました。松枝先生、完璧に練習されていて、本当にご苦労さまでした!さすが!
使用品
【まりソロ】
フィルムケース
いいちこ瓶
サイダー瓶
【お客様参加】
自転車ベル
ラチェット
ビブラスラップ
チゲ鍋
食卓ベル
この後、15分間の休憩中は、ワインとフードなどのご提供と歓談。
そして、ステージの上の楽器を体験していただいたり、物販(オリジナル創作楽器、ベトナム口琴など)で楽しく過ごしました。ステージのある公演では、参加人数によっては、楽器に実際に触っていただけることが難しい場合もあるので、少人数でのサロンコンサートでは、このように交流がもてて、いろんな体験をしていただけました。楽器の音の違いも、ご自分で確かめていただけて、笑顔が溢れる良い空間となりました。
休憩後、第二部。
6「音楽狂」1903 ジョルジュ・メリエス監督 仏
主催の松枝先生のお声がけもあり、音楽関係のみならず、幅広い芸術関係のお客様方が、これを楽しみにしてご来場された方もいたとのことです。無声映画が初めてという方にむけて、この作品をご紹介できることは、本当に音楽家冥利につきます。
7「The waiter's ball 」1916 ロスコー・アーバックル監督 米
こちらは、初期ジャズのお話を交えて、レクチャーさせていただきました。映像のチャールストンのステップと音楽のリズムのシンクロをお楽しみいただきつつ、ストーリーテーリングは、全て歌のミュージカル弁士でお届けしました。
協力 喜劇映画研究会 www.kigeki-eikenn.com
8殲滅物語/坂本真理作 (挿入部福澤達郎)
福澤:Piano/カリンバ/踊り/ピアニカ
まり:オルガニート/Piano/ vo
9長い髪のサーカス少女/坂本真理 作
まり:vo/スクリーンピクチャー/ジェンベ/ タンバリン/ シンバル /ツリーチャイム /釘チャイム
総合芸術を目指すシリーズ 2010年に作った「組曲 サーカス」の中の1曲なのですが、福澤氏のこのピアノ演奏が素晴らしく、「ぺとら」に福澤がノリ番の際には、必ずこの曲を入れています。「世界観」を楽しんでいただけたら幸いです。
10JOY /坂本真理 作
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