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おゆうぎの作り方





期間限定で、「むらさきmusicラボ」にて、「おゆうぎの作り方」を指導させていただいています。





むらさき幼稚園時代に培った「おゆうぎ作りのノウハウ」をちりばめながら、


生徒さんが、自力でみんなに楽しい振り付けを考えられるようになること、


それを、友達や家族に指導する方法までを指導しています。




【振り付けのポイント】


サビ部分には、同じ振り付けや、フレージングの取り方を統一するなど、覚える人にとって一貫性があって、理解しやすいものにすること。




手だけ足だけにならないように、全身を使う設定にすること。




出演者が公平になるようなフォーメーションの変化をすること。








【教えるためのポイント】


4拍子の曲なら、3泊目の半分がすぎたころの絶妙なタイミングの、次の動きになるちょっと前に、言葉で動きの指示をする。


<振り付け完了型>の振り付けでは、振り付けの変更をなるべく行わない。


教える人は、振り付けを完璧に覚えている。


覚えていない時は、せめて目線を落とさないように、暗号でのアンチョコをつくる。




**********


ところで、


むらさき幼稚園での「おゆうぎ」には、指導方法にある「秘密」があります。


今の私は、ラボでの後進の指導、私の後継者を育成するのが目的なので、


秘密も公開いたしますね。


いろんなこどもたちの幼児期の可能性が、少しでも広がることを願っています。




私が、「おゆうぎ」を教える時には、「何を」よりも、「誰に」が大事だと思っています。教わる対象が、「記憶のアップデート」が可能かどうか?例えば、幼稚園児なら、年少児は、一度、振り付けてしまったものを変更するということは、苦手です。後からできないからといって、簡単にしてしまうと、簡単にした後に、難しいことができたりしてしまうものです。


加齢によって、「情報のアップデート」が苦手になる場合もあるかと思います。私も、年々難しくなってしまい、消費税が何%だったのかをふと忘れることがあります。






幼稚園で想定される「振り付け」のやり方については、3つのパターンがあると思います。




1)振り付け完了伝授型


保育者研修会などで、CDを購入し、振り付けを実施で習得したり、書面で確認したりしたものを、園児たちにおろすもの。年齢別になっていて、わかりやすいのですが、その年齢なら誰でもという平均値にあわせたものなので、簡単すぎるという弱点があります。


でも、指導者は、順を追って、下から積み上げるような指導ができ、途中変更もありませんので、覚えてしまった後は、練習、トレーニングに集中できます。




2)みんなで振り付けを考えるコラボ形式


振り付けのテーマからのこともあれば、細かいところのみの場合もあるでしょうが、「振り付け」が決まっていないところで、話し合いで決める「部活」のような方法。指導者が、オリジナルの振り付けをしようとして、はっきりくっきりとした提示ができていないいいわけとして、「みんなで考えよう」という逃げに使われるような状態になってしまい、そのうちに、「毎日振り付けがかわって、結局覚えられず」という「その日気分」になってしまうことも、「部活」レベルの振り付けではあるようです。




みんなの意見をとりまとめてうまくいくケースもありますが、かつて、私の指導を経験した子たちが、大きくなって経験してきた話をまとめると、このような形を進めたがるリーダーの理由として、成功イメージがなく、舞台鑑賞などの経験値が浅い場合が多いと思います。




3)最初はカンタン、徐々にステップアップ方式


実は、むらさき幼稚園での「おゆうぎ会」は、ほぼ、この方法で指導をしていました。発表の場では、かなり高度なフォーメーションや、ステップ、表現も幼児たちがこなしているので、


「よく、教えましたね」


と、びっくりしていただくのですが、からくりは簡単。少しずつ、難しくしていっているだけなのです。ただ、これは、幼稚園という「毎日練習できる環境」だからこそ、園生活を共にする信頼関係があってこそなのだと思います。




保育研修で習った「既製品のお遊戯」の難しいところを、


「みんなができないから、簡単にするね」


だと、難しい情報のアップデートも、


「もっと難しいのができそうだから、こうしたいけどできる?」


と、投げかけると、案外できるものなのです。




**********


そして、


私の創作する「おゆうぎ」は、実は、リトミックの「動的造形」というジャンルを目指す、「音楽の身体化」「見える音楽」としての屋台骨があります。




音楽と動きが一致しているからこそ、


こどもたちが、音楽によって動かされ、


振り付けを覚えるという左脳を動かす暗記ではなく、


右脳で、音楽を聴いていさえすれば、自然と身体が動く動きをしています。






リトミックの中では、


「振り付けを覚える活動」ではなく、


むしろ、自由に自分で動きを考えて身体を解放するようなことの方が多いのですが、


むらさき幼稚園や、むらさきmusicラボで、幼い頃に私の「おゆうぎ」の指導を受けた皆さんには、ぜひ、その経験を糧に、


物事には、いろんなアプローチがあるんだ!ということに、自信を持って取り組んでほしいと思いました。




私も、


せっかく幼稚園で培った経験なので、こども、大人問わず、いろんな形で、この技術が広めていけたらと思っています。

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