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ぺとらの楽器紹介 #okowa

Kondogakki

楽団「ぺとら」東大駒場キャンパスイベント公演のプロジェクター資料を作成しました!
バグパイプ近藤治夫

バグパイプの名前の由来には、「バッグ」の袋の意味(形状から)と、「バグ」虫(音由来)の二説あるそうです。

バグパイプというと、大型のスコットランド「ハイランドバグパイプ」を思い浮かべる方が多いと思うのですが、バグパイプの仲間は、実に世界中にいろんな発展をとげています。

近藤さんは、浜松の楽器博物館での「バグパイプ博覧会」 でも、アーティストコーディネイトなどをご担当されたりと、日本のバグパイプ吹きの中では、とても有名人です。ご自身の工房で、バグパイプを製作される作家でもあります。

「ぺとら」で、近藤さんが使われるのは、中世の時代の小型のバグパイプ「コルヌミューズ」「ヒュンメンヒェン」です。

曲がった傘の柄のような楽器は、「クルムホルン」アヒルの鳴き声のような音がします。

パイプ&テイバーは、笛と太鼓をそれぞれ同時に演奏するということがミソな演奏スタイルです。これは、おそらくウェルカムオープニングで、ご披露できるかと思います。

今回のステージでは、牛の角を加工した「ゲムスホルン」や、木製「バスコル」などの珍しい楽器も登場します。

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つづいて、

オリエンタルパーカッション立岩潤三さんの紹介です。

ベリーダンスの伴奏などで使われることが多い、「ダラブッカ」。

小さいけれど、とても迫力のある太鼓です。

音は、「カンカン」という高音と、低い「ドゥン」などの他、10本の指をそれぞれ使うので、鍵盤のような彩りが聴こえます。

実際の大きさよりも大きめに掲載したのは、エジプト由来の「レク」。ジングル配置は、の五芒星(ペンタグラム)になっているのが、私のようにブラジルのタンバリン「パンデイロ」を演奏するものにとっては、とても新鮮です。

Tateiwagakkisetumei
パンデイロでは、ジングルは、揺らしたり、振ったりして音を鳴らしますが、「レク」では、直接、ひとつのジングルを持ち手以外の指でシンバルのように鳴らします。
インドの「カンジーラ」は、蜥蜴の皮を使用しています。(写真のものは、レモ社のリザードヘッド、合皮革です)太鼓の皮は、乾いていた方が良いものが多いのですが、これは、反対に、演奏直前に、水分を補給して、ドムドムした沼のような音を出します。ジングルは、1つ。立岩さんは、たしか、これを五円玉にしていたような記憶です。
ここでは、ヨーロッパ代表に、イタリアのタンブレッロ。お祭りで、夜通し叩くのが前提のタンバリンなので、大変軽いです。ジングルも、ペラペラに薄くて、軽量化しています。掌で叩くだけではなくて、裏拳も使ったり、ドリルのように回転させたりと、「叩く」というよりは、自動演奏に近い物理的な作用をうまく使った演奏スタイルがあるようです。
今回は、登場しませんが、ヨーロッパのタンバリン族には、スペインでは、げんこつで叩きつけるような奏法もある「パンデレイタ」、ポルトガルでは、四角い両面の「アデュフェ」もあります。アメリカのゴスペルで使用する激しいタンバリンもあるし、本当に、タンバリンの世界は、奥が深いです。
ご参考までに、「ぺとらのタンバリン祭り」にて、客演していただいたタンバリン博士こと、「田島隆」さんのリンクも貼っておきますね。
20171031_1610
最後に、私の今回の楽器紹介。
「ぺとら」の鍵盤担当のジャワガムラン演奏家・作曲家・ピアニストの福澤達郎は、当日は隣の部屋にて、「こどもの城」スタッフとして関わるために、「ぺとら」のステージは、欠番なため、「まりりん」は、キーボードが、メインになります。
ご挨拶がわりの、最初のトルコ軍楽『Ceddin Deden』と、私のオリジナル楽曲『JOY』では、私の心と気持ちがマッチする楽器、ブラジルの大太鼓『アウファイア』を演奏させていただきます。
「アウファイア」は、ブラジルの北東部の「マラカトゥ・ナサオン」という伝統音楽の使用される大太鼓で、大勢の隊列でパレードをすることに特化したマレットの持ち方や構え方がそこではあります。
私の師匠、小澤敏也 は、全く独自のスタイルで演奏をしていたので、楽器を受け継いだ私は、しばらくは、自分は、「マラカトゥ」式にすべきか?「それ以外を模索するか?」で、悩んでいたのですが、
ある時に、イギリスに、そんな壁を取り払ったバンドが存在することを知ります。
ブラジルの太鼓は、アラブやトルコ由来のもの、ポルトガルから直接伝わった太鼓由来のものと、サンバのスルド(大太鼓)など、もともとは、麻袋を太鼓代わりにしたものが、製品化した太鼓になったものなどがあるのですが、それらが、ジャンルを超えて、一同に介していることでも感動なのですが、(アフリカのジェンベから進化したチンパウも!)、それを自分たちの伝統音楽とミックスさせて、新しい音楽を作っていることが素晴らしい!それで、ちょっと勇気をもらいました。
それで、音色をチューニングする方法としては、ハンガリーの『ゾールド』のワークショップと、ライブに参加した際に、メンバーの方とお話しをして、ヒントをいただき、ミュートとチューニングを、マレットなどを参考に、自分のオリジナルスタイルで、演奏をしています。
リズムパターンは、小澤敏也直伝の、ビートを刻むのではなく、旋律のように「歌う太鼓」です。
そんな風に自由に演奏したいなぁ〜、と思える楽器に出会えてよかったなぁ〜と思っています。
大きいので、持ち歩きに不自由で、出番を選ぶところが難点です。
***
ライブのプロジェクター説明には登場しないのですが、
私のタンバリンコレクションの一部も紹介しますね。
左端から、
タンバリン博士田島さん作のイタリア風タンバリン、
田島さんオススメのイタリア・タンブレッロ、
小澤師匠に託されたパンデイロ、
モロッコフレームドラム、
田島さん作、透明プラヘッドタンバリン、
インド・カンジーラ、
組み立てキットタンバリン、
四角いポルトガル・アデュフェ(山羊皮自作)、
魚皮風レク(アンティーク)、
ダーリェ(小型のリングがついたもの)久田祐三さん作
Maritambarine
このほかに、まだ自作のものや、
フレームドラム類、
師匠から受け継いだパンデイロの一部もあります。
タンバリンに関して、私は、パンデイロを知った時に、たったひとつのタンバリンで、高い音や低い音など、いろんな音色が出せて便利だなぁ〜、とびっくりしたのですが、
小澤師匠が、亡くなる直前に楽器を託す時に、「世界のタンバリン族の中のひとつとして、こどもたちに説明をすること」という宿題を出してくれたおかげで、
遺言としてのイベント「ぺとらのタンバリン祭り」 を作り上げる中で、
国内、国外の楽器作家さんたちと交流を持つことができ、
も、オーガナイズすることができました。
現在、私は、サイレント映画に音楽をつけることを、
続けてやらせていただいているのですが、
生ピアノ一本で、伴奏をされることが圧倒的に多いサイレント映画業界において、
あえて、私は、キーボードで、音色を設定して、パーカッションとともに演奏するというスタイルをとっています。
楽器を製作していると、大きさや形状によって音が変化するという物理に敏感になるため、映像をみていても、登場人物や雰囲気を音色になぞると、どんな音なのか?を吟味してしまいます。
私のサイレント映画音楽の特色として、リズムをあげてくださることが多いのですが、それは、リトミックのバッググラウンドがあることから。
同じように、楽器製作の面からとらえると、音色にこだわるのは、その映像のから見えない声を聴き取ろうとしているからかもしれませんね。
以上、楽器の紹介でした。

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