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2016年7月

保育園でソロ公演



こんな素敵なフライヤーを作っていただき、横浜の保育園でソロ公演を行って参りました!





保育の現場、懐かしかった〜。

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カシシワークショップ

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カシシの作り方ラボのHPのリンク。



http://www.murasakimusiclabo.com/未分類/夏休み小学生向けカシシワークショップ/





小学生の夏休み自由研究スペシャルとして、



外部の音楽教室から、ワークショップのご依頼があり、



発注していただいた段階から、岐阜のカシシ工房「エスペランサ」さんに、染色した籐やキット化した底用の合板素材などを早めに送ってもらい、下準備をしたり、梅雨時の管理にドキドキしたり、



ラボで行うのではないので、雑巾やハサミや洗面器などを大移動させて、前半は、製作、後半は、カシシを使ったリズム遊びをしてきました。



ここの音楽教室は、大変しっかりしたポリシーをお持ちで、お仕事として気持ちよくさせていただくご配慮をいただき、私も勉強になりました。参加された方の意識もとても高いと思いました。



自由研究では、「なるべく人とかぶらないもの」「ホームセンターで売ってるキットでないもの」「工夫があるもの」「まとめとしてのレポート」も要求されるケースもあるそうで、それは、調べ学習への基礎となる、大変有意義な体験だと、保護者の方も理解されているようでした。今の時代はもう、「記憶する」学習ではないという認識を感じました。



今回は、材料費とは別に、参加費(装飾用にバイキング形式で利用していただくマスキングテープや、シール、追加用のBB弾、及び演奏指導を含むコンテンツ料金)を設定していただきました。



以前から、リトミックWSは、いろんなところで呼んでいただき、私流のリトミックが少しでも拡散できればという思いで、誰もやっていないことを心がけてやってきました。幼稚園が閉園して、独立してラボを構えたことで、以前、つるさん(故小澤敏也パーカッショニスト)と行っていた、空き缶で作るブラジルの楽器「ガンザ」作りワークショップを発展させた形で、籐を編むカシシの作り方を学び、初心者、お子様でもできるようにアレンジしました。



幼稚園の仕事があった頃は、申告が発生してしまうので、謝礼をお断りして、交通費などの実費のみ、赤字にならなければと思っていましたが、今は、事業届けも、青色申告届けも提出した事業主。一人で手が足りない時には、アシスタントも同行しますので、その経費もかかります。



今回のクライアントさんは、「依頼するプロ」なので、きちんと仕事として、準備や、その技術スキルも含めた扱いをしていただき、本当に感謝しています。



一方で、様々な問い合わせの中には、不思議なもので、ピアノやリトミックを「教えてもらう」ことに対価がかかることは、皆さんご承知なのですが、「モノ」を作ることを「習う」ことに、お金がかかることに抵抗があるという風潮があるということに、こうして、初めて「モノづくり&演奏ワークショップ」をやりますよ、という看板をかがげてみて、初めて体験することになりました。これは、ものすごく勉強になってます。



「カシシの作り方だけを教えて欲しい」「後のリトミックはいらない場合は、安くして欲しい」「(友達だから、知り合いだから)カシシ、編んで」



もちろん、私は、モノづくりは好きですが、プロではありません。



でも、指導するオペレーションにかけては、プロの自覚があります。それに、私が提供しているのは、「作り方と遊び方、演奏の仕方」なので、楽器を作りますが、ほとんどリトミックのような感じです。参加費には、そうゆう意味を込めて、設定をする際には、他のリトミックの先生方(私は、リトミックの学会と、協会の双方に所属しています)に配慮しつつ、でも、交通の便が悪いことを考慮した分を差し引かせていただいたり、主催していただく際には、経費を計上して、とことん話し合います。



音楽を教えてお金を頂戴することは、祖母や母のピアノ教室を見てきたので、大方予想はついていたのですが、



「モノを作ることを教えます」



と、言った途端に、いろんなことが起こるということを、学びました〜。(笑)





でも、そこまでして、なんでカシシを編んでいるかというと、



形も色合いも、思いのままだからです。



同じものは、二度とできない。



幼稚園時代に、以前、カラフルな安価な鈴を使用していたことがありました。



「赤い鈴がいい!」



と、色の取り合いになることは、理解できます。



でも、



「◯◯ちゃんと同じのがいい」



と、お揃いを主張されると数がないので、ケンカになります。



音も良くないので、1個1000円のカワイの高級鈴を買ってもらいました。みんな同じ。これで解決と思っていました。



でも、カシシだったら、「全部、違う」ことに気づき、自分の好きな音を選べることに魅力を感じました。選ぶということは、聴くということです。



そのうち、「好みの音を作りたい」「自分の手にあった握りやすい形を作りたい」という気持ちになり、岐阜の「エスペランサ」さんから、素材や販売品を卸してもらい、ビーズを入れるだけでできる簡単な「ハーフメイド」をデザイン企画させてもらったりするようになりました。



お給料を頂いて、職業というよりも、昼夜、休日を問わず生き方として幼稚園園長をしていた頃と違い、



自ら私が商談をしたり、金額をはっきり提示をすることに、「えっ?まり先生が?」という感覚で、一歩ひかれる方もいるでしょうが、私としては、「お金」というよりも、「自分の価値」という感覚です。



音楽教室をされている先生がたにもアドバイスを多々頂きました。



やはり、ある程度の投資として、お金はかかっても、お子様の将来の糧となる教育を与えようというご家庭のお考えに、こちらとしても、誠意を持って応えていくべきだということです。



そして、安価で手軽な価格を設定してしまうと、「それなりの心構えの人しか来ない」で、せっかくの高い意識のを持っている人が、足を運ぶことを躊躇してしまうそうです。



確かに、今、ラボに来てくださっているご家庭は、皆さん、本当に魅力的なお考えを個々にお持ちです。お子様に体験してもらいビジョンを持っておられるとともに、親御さんご自身がそういった親の愛情のもとに育っておられたようです。それに応えようと、いろんな工夫と準備をして、私も本気でのぞんでいます。



そうだった。



私は、園長が終わった後の人生は、ラボを拠点に、「本気で弟子を育てる」と心に決めたのでした。幸いなことに、今の私の周りには、私のそんな志を応援してくださる方がほとんどです。



「音楽以外のことを教える」という、幼稚園で担任を持った時を除いては、生まれて初めての経験をしてみて、また、少し、大人になった気分です。



大きな節目となったので、長文、お許しください。





























私の作った最新作カシシです。

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むらさき幼稚園の実カシシ

むらさき幼稚園園庭には、いろんな樹木がありました。この樹木に関しては、本ブログにもリンクしているyoutubeにも映像を記録してあります。

そして、実も残してこれを楽器にしました。
これは、もう、保育中から、園児たちにも話していて、
私が、園庭に出ている時に、みんなも随分と協力してくれました。
それを、シリカゲルを入れて乾燥させていたのを、
岐阜の工房エスペランサさんにデザインと企画を発注して、ボディを作ってもらい、
「コクーン」カシシと名付けました。
思い出をカシシにする。
この活動は、これからも、いろんな機会にやるつもりです。
タイムカプセルとして、
すっごく良いですね。
夏休みには、ラボで、「カシシを作るワークショップ」を、8/17に小学生限定で行います。自由研究にもぴったりです。
ド お茶の実(石鹸の実)
レ エゴの実
ミ 数珠


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楽団「ぺとら」新宿区立新宿西戸山中学校「ブラジリアンライム」

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7/12(火曜日)
ラボは、お休み、代講を入れさせていただいて、この日は、都内の中学校の1年生の「総合」の授業として、2時間の講演をさせていただきました。
テーマは、「ブラジリアンライム」(ブラジル風味)で、リオオリンピックに向けて、ブラジルの音楽に親しむための、いろんな混ざった要素のモトをお伝えする演目です。
●ポルトガルから伝わったヨーロッパの古い音楽
●そもそも、昔、世界の最先端だったトルコの軍楽
●アラブから伝わったリズムと物悲しい旋律
●アフリカから伝わったリズムがブラジル北東部で進化した原始的なリズム
●それらがさらに交わり熟成したサンバ
●サンバから、新しい波となったボサノバ
楽器の体験コーナーもあり、その瞬間は、「こどもの城」の雰囲気でした。
サンバ楽器コーナーと、
世界のタンバリン(私が集めたもの、作ったものコレクション)と、カシシや手作りガンザのコーナーがありました。
生徒さん方が、リオオリンピックをテレビで見る時に、いろんな要素を感じてくれたら、嬉しいです。

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ムンドノーボぽこブヨ〜ダン

むらさき幼稚園でも、人形作りワークショップと、それを使ってのパレード練り歩きを指導、演奏してくださった世界最小カルナバルサーカス「ムンドノーボぽこブヨ〜ダン」さんと、ぺとらのメンバーの近藤治夫さん、立岩潤三さんが共演する「サーカス」のイベントに、行ってきました。


急遽、お手伝いをさせていただき、久々に、たくさんのチビッコたちを誘導させてもらいました〜。

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