翁長巳酉さんとパンデイロウィーク
私が、世界で一番大好きなパーカッショニストで、沖縄在住の翁長巳酉さんが、東京滞在中の中の二日間、所属しているつるさん創設の日本で唯一のパンデイロバツカーダ(合奏)チーム「ジングルジム」で、パンデイロで共演させていただいていました。
幼稚園の皆さんにとって、
私は、ずっとパンデイロを叩いているように思われている方もいるかもしれませんが、2013年までは、パンデイロを叩いているのは、つるさん(故小澤敏也 プロパーカッショニスト、こどもの城時代からの古い友人)で、私は、マネージャーとして、裏方をお手伝いしている感じでした。でも、つるさんが末期の癌とわかり、闘病生活のためにステージを降りると、頻繁に幼稚園に遊びに来たり、運動会にもジェンベで参加してくれたりしていました。今、ラボにある楽器の一部は、そんな時に、つるさんが、ひとつずつ運んでくれたもので、その時に、つるさんが、
「まりちゃんは、俺の最後の弟子になるんだよ。」
と、パンデイロを教えてくれました。
「ジングルジム」は、プロ活動をしている方もいる上級クラスなので、私が出られる実力ではないのですが、つるさんのお弟子さんたちが教えてくれて、技術が足りない分は、笑顔で「叩ける雰囲気」を出しつつ、演奏でステージに立たせていただいています。

14日(火)は、新宿ピットインで、つるさんの「小澤」から、「おざフェス」というイベントで、出演者の皆さんは、皆、つるさんが、プロミュージシャンとして共演をたくさんした方ばかり。

14日(火)は、新宿ピットインで、つるさんの「小澤」から、「おざフェス」というイベントで、出演者の皆さんは、皆、つるさんが、プロミュージシャンとして共演をたくさんした方ばかり。
翁長巳酉さんも、ド迫力の演奏をされていました。
巳酉さんとも、つるさんとも大変親しかった「おおたか静流」さんもご来場してくださったので、つるさんのお兄さん、お姉さんも一緒に記念写真を撮りました。
巳酉さんとも、つるさんとも大変親しかった「おおたか静流」さんもご来場してくださったので、つるさんのお兄さん、お姉さんも一緒に記念写真を撮りました。
写真の大きな太鼓は、ブラジルの大太鼓「アウファイア」。
巳酉さんが、沖縄から持ってくるのは大変なので、東京にいるみんなで、楽器を貸す人、それをチューニングする人、それを見守るジングルジムリーダー「やなふぃー」の真心を感じました。

つるさんの親友のたっちゃん(ジャワガムラン奏者・作曲家)も、きてくれました。
ピットインでの私の演奏写真も記録していただいていました。


つるさんの親友のたっちゃん(ジャワガムラン奏者・作曲家)も、きてくれました。
ピットインでの私の演奏写真も記録していただいていました。

ピットインだよ、ピットイン。
超有名なジャズの殿堂で、パンデイロを演奏させていただきました。
光栄です。
16日は、渋谷のHot Buttered Clubにて、カンドンブレ・セッション、Ritmos dos Orixás(オリシャ)にて、前座としてジングルジムで出演させていただきました。
「カンドンブレ」というのは、ブラジルの黒人の方に多い宗教の儀式の音楽で、オリシャというのが、その神様だそうです。私の印象では、アジアを旅した時に見かけた「ヒンズー教」の神様に近いと感じます。神様というよりは、アイドルって、感じます。(間違っているかもです。)
私が音大で学んだ音楽は、楽譜に忠実にする中で、作曲家が表現したかった感情を汲み取るという感じでした。
浅草サンバカーニバルで経験した同じブラジルの「サンバ」は、「エンヘード」というパレードのコンテストのための曲なので、大勢の中での調和というか、グルーヴといううねりを感じるものと思っています。
「カンドンブレ」は、神様の前での演奏で、人々は、救いを求めて教会に集い、巳酉さんのレクチャーでは、まるで「シャワーを浴びる」ようにスッキリとトランス状態になった人もリフレッシュできるのだそうです。
そして、私が一番、感銘を受けたのが、
セッションを指導されている時の巳酉さんが、
「できない」
と躊躇される挑戦者の方に、
「できなかったら、他の人がなんとかするから大丈夫!」
って、太陽のような言葉がけをされていて、
私が言われた気持ちになって、
すごく安心しました。
こんな言葉をかけてあげられる「先生」に、私もなろうと思いました。
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