« 広島佐伯さん4Days | トップページ | カラシマ Kalàscima »

6/3 おざフェス

Img_4438

つるさん故小澤敏也を追悼する「おざフェス」が、つるさんのお誕生日の近くということで、この日に行われました。
ピカイア パンデイロ スペシャルの拡大バージョンの「ブロコ ピカイア」です。
ライブのレポート パンデイロッカーHP
私は、パンデイロウェブレッスンを撮影、演出、投稿管理をしていますが、
つるさんが活躍をしている頃には、
全く、パンデイロに触る事さえありませんでした。
「まりちゃんが、パンデイロのジングルで手を切ったら、幼稚園の仕事に差し障りがでるから」
という理由で、ケースにおさめるのも、
「あぶない」
といってさせてもらえないくらい。
つるさんのパンデイロは、市販品ではないので、扱いには注意が必要です。
でも、幼稚園の運動会で、私と組み体操の太鼓伴奏をしていた頃は、
すでにライオンキングも降板し、公には出ていなかったので、
「命のある今、まりちゃんに伝える事」
を、一生懸命やってくれていて、
その中で、私用にパンデイロをひとつ組んでくれて、プレゼントしてくれました。
「俺に直接、個人で習えるのは光栄なことなんだぞ。」
と。
一生懸命、習いました。
そして、亡くなった後は、
一番弟子の「やなふぃー」が、パンデイロチーム「ジングルジム」を引き継ぎ、
初心者教室も開講したので、通っています。
Img_4326
ジングルジムの皆さんとの関係は、以前は、師匠の付き人とメンバーでしたが、
今では、同じメンバーです。
11351146_705511126226963_2281992958
本番前の直前、日曜練習会。
別に、平日練習会もありました。
つるさんの御弟子さんは、東京だけではなく、全国各地でワークショップを開いていたので、全国各地に、習った人もいます。ジングルジムには、新幹線で通ってきていた人もいました。ここが、唯一、小澤敏也作曲のオリジナルバツカーダ(合奏曲)が学べる場所だからです。
つるさんが会得したアフリカとブラジルのリズムが、
つるさんが演奏する技術を持った楽器(コンガ、ジェンベ、アゴゴ等たくさん)になぞられて、曲に集約させています。
いろんな楽器が、パンデイロで再現できるのがポイントなので、
もちろんつくった人は、いろんな楽器とリズムを知っていなければ成り立ちません。
だから、このようなバツカーダがつくれる人は、他に誰にもいないのです。
亡くなる直前に、私につるさんが繰り返し教えてくれたのは、
「太鼓でもメロディに聴こえる耳を持つこと」
のコツです。
「まりちゃんは、耳がいい。だから、メロディみたいに、その音をまず覚えて、その音がでる場所をあとから自分で探ればいいんだよ。俺の音は覚えているだろ。」
だから、私は、英語だったら、ヒアリングを先にやって、話せるようになってから、文法を習うみたいな手順で、パンデイロをやり始めました。
兄弟子の皆さん、特に、マスダ兄さんには、感謝がいっぱいです。
11401048_378325405709750_6624984797
大人数での、パンデイロバツカーダです。
Img_4429
祖母も父母の国立音大卒という環境に育ち、
絶対音感がある事に甘えて、ピアノを筆頭に、あまり努力をせずに音楽と関わってきてしまったわたし。
暗記にも自信があるために、
譜面を読む努力さえせずに、
耳で聴いて、覚えて、そのまま弾いて、忘れてしまっていました。
音楽は、メロディだけではない、音色が大事な要素だと、
つるさんは、教えてくれました。
どんな楽器でも、つるさんはとてつもなく美しい音を出す事ができました。
その音に私は目が覚めて、
自分ができない事の多さを知り、
私にできない事のほとんどができるつるさんがすごいなと思ったのです。
それまで、
パーカッションの音は、どれも「ドンドコ」と聴こえたけれど、
いろんな繊細なニュアンスの音色が聴き取れるようになると、
もっともっと、いろんな音を知りたいと思うようになりました。
パンデイロは、ブラジルの人がタンバリンを工夫して、
6個のネジを調節して、チューニングが手軽にできるようにし、
ドラムセットなみに、いろんな音がでます。
「ドカカカド パン シャ〜〜 カッカッ」
みたいな迫力のある音もわけられます。
つるさんの屋号は、「パンデイロッカー」。
これは、パンデイロで、ロックもできる人という意味の造語です。
いま、私のもとには、
つるさんが、生前に、「まりちゃんに預けたい」と思って選んでくれた楽器をいくつか管理させていただいています。
私が、今からプロのパーカッショニストになれるわけもないので、
最初からそういったものではなく、
「こどもの教育や、まりちゃんの方向性にマッチしたもの」
のみを厳選してくれています。
そんななかで、いくつかのパンデイロもあるのですが、
これには、あるテーマを持って展示、管理をするように言われました。
「パンデイロも、タンバリン族の仲間なんだ。祖先はフレームドラムなんだ」
フレームドラムの奏法と製作を習ったら、
皮との付き合い方がわかってきました。
皮の声が聞こえるようになりました。
タンバリン族とも、仲良くなりたい気持ちが高まっています。
「おざフェス」に参加して、
こんな思いが私は、新たに確認できました。
きっと、この追悼のイベントに参加された方それぞれが、
同じように、それぞれがつるさんからもらったことばやアドバイスを胸に、
いろんな志を確認したのではないでしょうか。
命日よりも、誕生日に思いだすのが似合う人でした。
来年のおざフェスまで、
もっともっとパンデイロが巧くなっていよう!と心に思うワタシなのでした。

|

« 広島佐伯さん4Days | トップページ | カラシマ Kalàscima »

エンタメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 6/3 おざフェス:

« 広島佐伯さん4Days | トップページ | カラシマ Kalàscima »