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『Banda Choro Eletrico』という音楽を聴いて

『Banda Choro Eletrico』



バンダ ショーロ エレトリコ


と、読みます。


ブラジル音楽では、バンドの事を「バンダ」と言い、


ショーロというのは、ブラジルの室内楽のような音楽らしいです。




でんでらキャラバンで、つるさんが共演をさせていただいていたベーシストで、現代音楽作曲家やプロデュースなどを幅広くされている沢田穣治さん(ショーロクラブ)のグループです。




パーカッションにつるさんの兄パーカッショニストの渡辺亮さんも参加されています。亮さんが「兄さん」と思っているのが、穣治さんなので、私は、つるさんを兄と思っていたので、兄さんの兄さんがいて、兄さん兄さんの兄さんがいるというわけです。そして、誰とも血がつながっていない。(笑)


でも、演奏をする人同士というのは、音楽を通して、すごくウマが合う人とは、同じ血を感じるものなのかもしれませんね。




「でんでらキャラバン」でも、おおたか静流さんが、穣治さんのウッドベースを大絶賛する紹介のおきまりの台詞があるくらい、穣治さんといえば「ウッドベース」という人も多いと思うのですが、「エレトリコ」では、穣治さんは、エレキベース。




穣治さんのバンドなので、


エレトリコというのは、


「俺が電気のベースを弾くバンド」という意気込みなのかもしれませんね。(想像)


帰り道、せっかくこのバンドのネーミングを担当したという吾人と中央線をご一緒したので、そこのところをクリアにしておけばよかったなぁ。




このバンドを観るのは二回目なのですが、すご腕ミュージシャンの演奏が、どんどんとディープにカオスになって、絶頂という頃に、穣治さんがマカームのような、民族的な声明をまさに醸し出しておられて、それがもう、濃厚なビーフシチューに、生クリームかけちゃいました!みたいな仕上げ感として完成に導いている感じがしました。




すご腕ミュージシャン達は、穣治さんの音楽や音楽以外の様々な活動の折りに、「気に入った!」と一本釣りをされた人々の集まりのようです。MCには、そんなストーリーもてんこもりです。それもちょっと女性セブン的で、非常に面白いです。




今回のボーカルは、私は、初めて拝見するのですが、新美佳子さんという昭和歌謡の雰囲気を漂わせている不思議な女性でした。年齢がまったくわからない外見を装備されています。それで、歌唱方法も独特なのですが、いろんなおもちゃ楽器も飛び道具として持っていらして、それを随所で鳴らされるのですが、私は、一番、そこが今回のツボでした。




ほら、


私、おもちゃ楽器をたくさん持っているし、自分の演奏でももちろん使うし、


なによりも、コドモのプロとして、おもちゃというカテゴリーには、すごく感心を寄せているのです。コドモが、好まないもの、オトナのノスタルジーだけで、おもちゃといってはいかん!というのが、私のポリシー。




プロパーカッショニストだった「つる兄さん」も、パンデイロ等、リズムを出すだけでテクニックがいる楽器じゃない楽器を「おもちゃ楽器」と定義した上で、それを登板させる状況にはかなり慎重に考えに考えた結果、ベンチ控えにしていました。それくらい、登場させるには難しい楽器という認識です。演奏するのは、簡単なだけにね。プロとして、音を出すのには、それなりの理由が必要。




だから、


いろんな「おもちゃ楽器」の登場シーンを二人で観ては、あーだ、こーだといろんな意見をかわしてきたし、


「『原田知世ちゃんが、エレクトリックバグパイプを吹いてみました』


みたいな事を俺がやっちゃいかんのよ。」


駅前でストリートライブをやっている若者を熱心に観察をしては、「おもちゃ楽器に使用する意味があるのか!」みたいな討論を繰り返していました。




新美さんのおもちゃ楽器の入れどころは、


まさに現代音楽!って言う感じでした。




私は、国立音大の専攻外生打楽器アンサンブル同好会で、打楽器の現代音楽のアンサンブルの経験もあるのですが、そんな耳が久々に稼働をした感覚です。




真剣にご覧になっている楽譜に、図形譜みたいに、指示が書いてあるのかなぁ。




そんな情景を自分としてはメインステージにとらえながら、


穣治さんが、


「よっこらせぇ〜。よっこらせぇ〜。」


と、エレキベースを左右に揺らしながら、演奏を引っ張っている不思議なサウンドに身を任せておりました。




亮さん引き入るパーカッション隊もすごいです。


何がすごいって、


3人のパーカッションで、ちゃんと亮さんが長男に見えるからです。




スルドのちっちは、


浅草サンバカーニバルで、一緒にダミアォンのインペリオでパレードをした仲間です。


パンデイロのRINDA☆さんは、つるさんが、その人気をすごくうらやましがっていた女性パンデリスタです。女性らしくチャーミングに美しくショーアップされたパンデイロを叩く姿が、つるさんと270度違う方向で、素敵。


180度違うのは、「男らしい」なんだけど、


つるさんの場合は、動物方向までいっちゃっているので、そんな数値かなぁ。




亮さんは、前に私に、


「サンバは、俺の機関車じゃけん」


って、言っていたけれど、


パーカッションが出発進行!で、前に、前に進んでいくようでした。




シュッシュッポッポッ


シュッシュッポッポッ




音楽でこんなに胸がトキメくなんてね。




「エレトリコ」って、電気が、


きっと身体中をめぐりめぐって、


ビビビって、刺激をくれているだろうなぁ〜。






ロックバンドだったら、


ドラマーがひとりでやるテンポキープとリズムを、


パンデイロひとり、


スルドひとり、


ヘピニキひとりの合計3人もかけて、


発電しちゃっているのが、「エレクトロ」




パーカッション隊は、電気使ってないけどね。


一番、エレトリコが走っているよね。




なんだか、書いているうちに、


いったい誰にむけておおくりしているんだかわからなくなってしまった


まり先生のLIVE観戦記でした。




以下 


PRより転載。






Choro Club沢田穣治によって2012年、『Banda Choro Eletrico』結成。

メンバーはブラジル音楽のエキスパートと
ジャズのフィールドで活躍中のハイブリッドな編成!

ブラジルのカフェミュージック「ショーロ」そのままのエッセンスだけでなく、エレクトリックな要素と完全即興も取り入れたオリジナルなサウンドを展開しています。

今回はバンドリーダー沢田穣治も参加する、埋れた良質な昭和歌謡を今に伝える別ユニット
『カデルノジャポニカ』のメンバー、新美桂子と伊左治直がヴォーカルとトイピアノ(!)で参加。

パーカッションの渡辺亮、緊急参戦!

おなじみスペシャルゲストには、ウクレレで話題沸騰中のRIO!

12月9日(火)
Banda Choro Eletrico@東京倶楽部目黒店

*出演*
新美桂子(vo)
沢田穣治(b) 
尾形ミツル(fl)
衣山悦子(tb)
馬場孝喜(g)
堀越昭宏(key)
伊左治直(toy piano)
RINDA☆(pandeiro)
ちっち(surdo)
渡辺亮(per)

guest:RIO(ukulele)

会場
東京倶楽部目黒店


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