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おやつ交換なしについて

このブログは、

在園の皆さんだけではなく、
保育や子育てに関係する様々な方に読んでいただいているので、
先日の遠足で感じた事を書いてみたいと思います。
私は、幼稚園教諭歴26年で、
いろんな場所にいろんな形体で遠足に行っていますが、
今年の遠足ではじめて「おやつ交換なし」という事をやってみました。
昨年、
「エピペン」の講習を病院に受けにいって、
実際に対象のお子様のエピペンをお預かりしたり、お泊まり保育に持っていたりした時から、漠然と感じていて、
いつのまにか文化として遠足とセットになっている「交換こ」について、
考えなおしてみたいと思っていました。
我が園は、100パーセント弁当の園なので、
給食をさけて、入園をされるアレルギーをお持ちの園児が常時複数で在籍しています。
誤食について、
気をつけないといけないのは、
聞いた話だけれど、
ママ同士では、気をつけているけれど、
ちょっと知っているおばあちゃん とかが、
「あげないと可哀想だから」
というような感じで、あげてしまうと、
後からそれがアレルギー反応としてでてしまうという件です。
あげた側は、好意なのですが、
もらう方は、例えば「落花生」とか「甲殻類」のアレルギーを持っている場合、
パウダー化されて、いろんなお菓子に風味付けで入れられていることもあるので、
こども自身では、判断できないという事です。
本園では、
今年度は遠足は、春の遠足を近くの公園で親子遠足として、
秋の遠足を園児だけでバスでいく遠足としました。
この理由は、親子遠足だと、どうしても赤ちゃん連れ、留守番がまだできない低学年の姉兄の事に配慮が必要なのだけれども、末子や一人っ子だと、時間をたっぷりかけて楽しみたい人もいる。車で乗り合わせる場合、責任問題が発生するという事からです。
このブログを読んでいる北海道のお友達には、びっくりされると思うのですが、
東京では、誰かの車に乗せていただく場合でも、責任の所在を問う場合があって、
助け合いのひとことではすまなくなっている雰囲気です。
これに対しては、園全体でも、随分と討論をしました。
結果として、園の判断で、遠足を二回する事になったのです。
それで、春の遠足は、親も一緒なので、
「おやつ交換」はありとして、
食べられないものがある子は、親に確認をしてもらうことにして、
「おやつ交換をする」
という遠足のお楽しみを実行できました。
「小学校に入ると、おやつを買うのに200円まで、とか言われるそうだよ〜〜」
「ウソ〜〜〜」
幼稚園の遠足では、ほとんどのこどもたちは、前日にスーパーで、ママに好みのものを買ってもらえるのを楽しみにしているので、小学校に行ってそれを自分で計算して買うと知ると、緊張をするようです。
今は、親の負担を考えて、自宅に買い置いてあるものを適量持たせるのでも良いように、表記に留意をしている学校もあるようですね。ディスカウントで買った値段とコンビニで買った値段が違うので、親の行動力によって、持ってこられる量に差が出る事に配慮しての事でしょう。
すっごく昔の話で恐縮ですが、
私の小学生時代の衝撃のおやつ交換の思い出は、昭和52年、小学5年生のとき、
同じクラスの男子の一名が、
「おやつ交換はしない。200円の制限のうち、180円を一度でいいから一箱食ってみたかったチョコクッキーを箱買い。あとの20円は、グラム計算で20円分をビニール袋に入れた「かっぱえびせん」」
と説明しつつ、
誰も寄ってこない木陰に陣取り、
とてもうまそうにチョコクッキーを一箱をあっという間に食べきって、
「甘いものの後には、かっぱえびせん」
のしょっぱ味を堪能していた姿です。
その遠足がどこかは忘れてしまったのですが、
彼のその意志だけは、覚えています。
だから、
交換こは、
義務ではなくて、
「よろしかったらどうぞ」
のオプションなんだと、
昭和の子の私はずっと認識していました。
ちびまる子ちゃんより、ひと学年した。
3年B組金八先生より2学年したの、リアルバブル世代のわたしです。
その後、
時代は、移り変わり、
幼稚園の先生として、ママたちのおやつ交換の流儀なんかも、観察してきました。
おやつ交換をこどもだけではなくて、
親への配慮として、福神漬けを漬けてくる人もいたし、
おやつ交換をするためのビニール袋にも、いろんな家庭のリサイクルのルールがあるんだな、と先生として観察をしていました。
こども同士のおやつ交換の場としては、
本園では、年長児の修了遠足だけなのですが、
親はいないけれども、ママたちに言われたように、
「○○ちゃんには必ずあげなければいけない」
みたいな事を律儀に実行している姿もあったけれども、
先生の目からみて、
「誰からももらえない子」はいなかったし、
あげたくない子は、あげなくても、親がいない場所では、それは気にならない程度でした。
「○ちゃんにあげたけれど、お返しがない」
という子がいれば、
それは、お返しを要求する方が悪いと、私は意見を言っていました。
義務ではないと私は思うからです。
あげたい人があげる。
返したい人は返す。
私たち、先生も、
もらった子に返せるように、返礼用の小さいあめ玉などを用意していました。
そして、
交換なしという制度に、
はじめてしてみました。
そして、わかったのは、
交換なしだと、
時間がとても短く済むという事です。
みんな適量だけ食べて、
「もうおしまい」
と、残しておいて、
「あとで食べる」
と、バスでおやすみの体勢になる子もいました。
きっと、上に兄弟がいる子は、ここで食べきらないと、家でとられると食べていたと思います。
なんだか、
それぞれで、
すごく良いなと思いました。
交換こは、禁止だけれど、
見せるのはOKとしたところ、
でも、それすらみんなはしませんでした。
そんなもんなんだな〜。
あっさりなんだな〜〜。
と、思いました。

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