超高速参勤交代
息子のリクエストで、おつきあいしてきました。
福島のいわきから、わずか5日で参勤交代をせよという命令で、
もしそれが達成できなければ、藩が取り潰されてしまうというストーリーです。
大きなテーマとしては、
「美味しい作物をつくる福島の土をこれからも守っていかなければいけない」
という伏線が静かにあるものの、
息子パンダが、
「見たい」
と、ずっと言い続けていただけあるような娯楽作品でした。
*
もしかしたら、これは海外でDVDレンタル向けに作られているのか?と思うような欧米人が好きそうなシーンがあり、
例えば、忍者が大量に湧き出てくるシーン。
これは、「ウルヴァリン SAMURAI」に、すごく似ている情景がありました。
これは、きっと「夢」のような事なんでしょうね〜。
あと、ジャニーズのアイドルの人が、弓の達人という設定ででてくるのですが、
この雰囲気は、
「アベンジャーズ」の「ホークアイ」(弓の達人)という要素を取り入れているような感覚がありました。
息子パンダは、
「超高速参勤交代」というタイトルから、
きっと、
最近よくニュース等でもある「1分でわかる○○」みたいなフリー画像をあてはめて、ものすごいはしょりかたで超高速に参勤交代をシュールにこなすような展開を想像していたようです。
これは、是非、アイディアとしてあたためておいて、
シュールな展開をしてほしいなぁ、と思います。
本編では、女郎とのラブ展開も盛り込み、
抜け忍の心模様もあり、
主人公の大名が閉所恐怖症というエピソードも膨らんで、盛りだくさんなのですが、
見た人の一番印象に出てくるのは、西村雅彦さんの怪演だと思うのです。
三谷作品でも、見せなかった表情がたくさん出てきて、
本当に堪能できました。
息子パンダは、夏休みにもう1本、今度はホラー映画を見たいらしいのですが、
これは、ひとりで見てほしいな、と、思いつつ・・・。
最後、辛口な批評。
悪役の老中役が、陣内孝則さんなのですが、
私的には、これは古田新太さんにやってほしかったなぁ〜。
陣内さん、悪役に見えないので、つい、最後は改心するような錯覚をしてしまいました。
悪役は、本当に難しいといいますが、そうなんでしょうね〜。
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