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『2014年の自己紹介』

1397561582783.jpg  ブログ「かれいどすこ〜ぷ」には、毎年書く自己紹介をまとめてカテゴリーにしています。よろしければカテゴリープロフィールコラムもいつか読んでみてくださいね。

さて、幼稚園は閉園にむけて新入園児の3歳児さんは在園のご兄弟のみということですが、外部むけのリトミックに4月からはじめましての方もいらっしゃるので、はじめましてという形の文を綴ってみますね。
本園は、創立49年。この市の学習院を目指すという事で、教育内容の特色に創立以来リトミックをおいていて、私が幼稚園生として在園していた時は、「窓際のトットちゃん」の小林宗作先生のお弟子さんの白井民枝先生が、主任とリトミックを教えてくださっていました。
私の家は、音楽一家で、祖母はソプラノ歌手(故人)、母は今は合唱指導のみですが、長く自宅でピアノ教師をしていて、父は中高の副校長で音楽専科(故人)でした。リトミックをやっている幼稚園というので、両親がこの園を選んでくれた事が、今の私につながるわけで、本当に不思議だと思っています。弟は、NHKのテレビ絵本なども担当させていただいている作曲等の仕事をしています。
家で母がピアノを教えているので、私はずっと耳でピアノの曲を覚えてしまっていました。それで、その音を自分で勝手にピアノで辿りながら、小学5年生で「耳をひらく」という指導法の藤原弘恵先生に出会うまでは、指使いもメチャクチャ、楽譜も読めない状況でした。今でも楽譜や楽典は苦手です。
私のピアノの練習はといえば、超テキトーで、親にバレないように音だけはしっかしレッスン室から聞こえるようにしておいて、膝の上で漫画を読んでいたりして、弟がいいつけて大目玉!なんてこともありました。クラスのみんなが「ザ・ベストテン」をみていて、中学生になると「たのきんトリオ」の全盛時代。トシちゃん、マッチ、ヨっちゃんのうちのどの人のファンかを決めておかないと、女子との会話が続かないような感じなので、あんまり女の子のお友達がいませんでした。それは、小学校低学年の頃からで、トカゲをつかまえたり、魚を掴んだり、虫を持っていたりするので、仕方ないですね。
一番の理解者は、おばあちゃん。銀座の紙屋の出身の祖母は、ハイカラで、日生劇場で四季をみて、銀ブラデートや、夜の怪しい浅草など、いろんなところに連れてってもらえる初孫の特権でした。
中学校は、武蔵美の隣で、いつも変わった格好をして歩いている自由な大学生は憧れでした。ひとりで武蔵美の学園祭にいくと、そこで「サンバのパレード」をみました。なんだかいろんな太鼓があって楽しそう!と、テントのような小屋の「サンバ」の部屋に入ると・・・。
「ビリンバウ」という弓矢の楽器を一心不乱に演奏しているお兄さんがいました。演奏もすごかったけれど、お兄さんのその楽器の説明が面白かった。だから、「ビリンバウ」という楽器の名前をずっと覚えていました。
いつかちゃんと音楽を勉強して、その楽器の事を知りたいと思いつつ、国立音大の付属高校から音大のリトミック専攻の教育学科に入りました。でも、誰にきいても、「ビリンバウ」の事はわかりませんでした。インターネットがない時代、検索できない時代の事です。
民族楽器学の「郡司すみ」先生の講義をとりました。夏休みの宿題で、自分で楽器をつくるというのがあり、工作が得意な私は、自分で考えた「ビリンバウ」を自作しました。絵の具で丁寧に彩色したからか、郡司先生は、大変気に入ってくださり、「これ、私にください」と言ってくださって、音大の楽器博物館に展示してくださいました。
後で、楽団「ぺとら」を一緒につくる事になった弟分の「つぅーじー」は、ひと学年下の楽理科の学生で、私のこの楽器をみて、声をかけてくれました。親しくなるきっかけのひとつだったのかもしれません。余談ですが、このブログは、「つぅーじー」が、「毎日文章を書けば上手くなる」とすすめてくれたのがきっかけで、湘南ビーチFMで面白いコラムを書いている「つぅーじー」に負けていられないと、はじめたものです。まだ文章はうまくなっていないぞ。話しが違う。
音大時代は、中学生の時に武蔵美でみた「サンバ」がやりたくて、「打楽器アンサンブル同好会」に所属。「サンバ」は教えられる先生がいなくて、ほとんどできませんでしたけれど、仲間とアンサンブルする演奏の楽しさをはじめて知る事ができました。バレエもこの頃は、発表会にも出てがんばっていました。
音大卒業後、最初の1年は、この幼稚園でリトミックと保育助手で専任し、翌年の1999〜1992年3月は、リトミックは週3回の講師で、空いている日を「こどもの城」でアルバイトをしていました。そこには、「口琴」「ガムラン」「三味線」いろんなスペシャリストがいたのですが、「サンバ」にも力を入れていて、中学生の時にすごいな!、と思った「ビリンバウ」のお兄さんにも再会!
「この楽器、ビリンバウですよね。」
「なんで、ビリンバウって知ってるの?」
「武蔵美の学祭で観たんです。」
「それ、ワシや!」
渡辺亮さんです。
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(写真は園で演奏してくれた時の亮さん)
そして、その亮さんが連れてきた「サンバ」のすごい人が「ツルさん」(故小澤敏也さん)。ツルさんは、最寄り駅が近かったので、行き帰りの電車の中でも、熱く、熱く、ローリングストーンズの事など、私が音大で習わなかった音楽の世界をいろいろと教えてくれました。ツルさんとは、その後、2007年に再会、2009年より楽団「ぺとら」に加入で、演奏やワークショップを一緒して、同時に休日にはツルさんのスタッフとして、おおたか静流さんの活動などに参加したり、ウェブのお手伝いをしていました。2013年11月に癌で亡くなられて、とても残念です。
1992年から、幼稚園にリトミック教諭として専任になり、1995年から園長兼任となりました。今は高校3年生の娘と中学2年生の息子を産んだり育てたり、保育園の送り迎え、自分の勤務園に入園させていただいて、ママ友にも仲良くしていただいて、慌ただしい30代はあっという間に終わりました。
そんな時に「つぅーじー」の縁で、バグパイプ古楽奏者の近藤治夫さんと出逢い、「中世の放浪楽師」の一団として、首都大学の学園祭の出演に混ぜてもらったのがきっかけで、つぅーじー、近藤さんと3人で「楽団ぺとら」を立ち上げたのが2007年。活動が外にも向いた事で、リトミックを教える幅も広がり、震災後は、おおたか静流さんらの活動にも参加させてもらい、いろんな事を考えるようになりました。
そして、今日、この頃、思うこと。
付き合いが長くて、大事な交流関係のほとんどを共有していたツルさんが人間界から消えてしまって、その交流関係の主なスピーカーが私になりました。つまり、今までツルさん経由で聞いていた話しを今は私がしたり、聞いたりして、あぁ、それは自分自身のつながりにさせていただいているんだなぁ、としみじみ思うのです。
ツルさんが私に託してくれた楽器のメンテナンスを亮さんがしてくれて、生徒さんたちがそれぞれ得意な楽器の事を教えてくれて、今までツルさんとは、「いつもの方のアレ」とか「スーパーの袋に入ったヤツ」とかだった楽器の名前を亮さんに聞いて、名札を貼って覚えたり、過去にツルさんが雑誌等のインタビューで答えている文献を読み直して勉強しました。
「楽器と対話」するという事もだんだん理解しはじめています。園児たちと楽器と触れ合う機会をつくったら、私、ちゃんと説明できました。いつもツルさんがワークショップで話しているとおりに、アフリカとブラジルの国の事もからめて、こども語で言えました。さすが、ツルさんが私のためによりすぐって選んでくれたものだと思います。運動会組み体操を手伝ってくれた時に、私にレッスンをする度に運んできてくれてきたものです。
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同時に、「自分自身って何なんだろう?」を暇さえあれば探求するようになりました。自分が亡くなるための終活を見せて教えてくれたツルさんの影響で、私も自分の身の回りの整理をずいぶんとはじめました。こどもたちに見られたら恥ずかしい小中高の通信簿を捨てました。
高校生の頃に大好きだった雑誌「オリーブ」のスクラップブックも見つけました。バラバラに置いていた画集も一緒に並べて、想像する力を呼び戻そうと思っています。
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春休みに母と娘と富士山を見て、ホールの壁面を描きました。
自分のやりたい事を書き出そうと思っています。
大好きなメリエスの「月世界旅行」の月の絵を描き直したい。
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ポスターカラーじゃなくて、アクリルガッシュとか他の画材を試したい。
親指ピアノのカリンバの壊れたのを直したい。
大きなカリンバで曲がつくりたい。
釘のジャラジャラの楽器のさびを落として直したい。
17年前に買った竹の楽器アンクルンの音階が消えた。良い機会だから、雑音の楽器として園児たちとジャンジャン使いたい。
楽器の説明をする授業をたくさんして、新しい展開を考え出したい。
閉園を迎えるにあたって、
これからどうしたら良いのかをずっと考えています。
幼稚園の園長先生としては、その程度のリトミックで良かったのかもしれないけれど、これからは、リトミックも、もっともっと磨かなくてはいけないと思っています。
がんばりすぎて、
がんばりどころを間違えそうな予感でいっぱいです。

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コメント

こんばんは

以前FBでメッセージさせていただいた野崎です。

結局、ブログを拝見しても地域リトミックの日程がわからずにいます(^。^;)

紫幼稚園に電話しよう!
夏休み(小学校の特別支援学級メインで教えているため)修行させてもらえるよう、お願いしよう!
と、ワクワクしすぎて眠れなくなるも、夏休みは、幼稚園も夏休みな事を思い出し、意気消沈していました。

今はなかなか時間を作るのが厳しいのですが、必ず行きたいと思っていますm(_ _)m

またご連絡させて下さい。

去年のこどもの日は、こどもの城でガドガトを体験していました。初めてでした!すごくすごくよく覚えています。

文章、とても素敵です。
愛が溢れていると思いました(T_T)♪

投稿: 野崎恵子 | 2014年4月15日 (火) 23時40分

のざきさん 先日は、せっけんをありがとうございました。コメントおそレスですみません。未リトミ、あと数回でおしまいです。これについては、いろいろと思うところがあり、また、お会いした時にお話しますね。

投稿: まり | 2015年10月20日 (火) 15時58分

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