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2013年11月

ドレリハ

いよいよおゆうぎ会までの練習があと1週間となりました。

木曜日、金曜日と、
私は、年中、年少の劇のピアニストとして参加しました。
担任の先生は、まだこの時期はピアノには座れずに、
こどもたちの立ち位置や動き、振りを正面からチェックしつつ教える必要があるからです。この時期に「自分の出番の音」を入れるために、
最初から担任のピアノではなく、毎年、私が代理ピアニストをしているのです。
その時間を確保するため、今年は、
さくら組はちょっと前倒しして、練習をはじめました。
昨日の木曜日から、来週の金曜日までは、お誕生会を除き、ほぼ同じスケジュールとなります。
全学年、火曜日はおゆうぎ、金曜日は劇のドレスリハーサルをします。
園児達が「ドレリハ」と言っているのは、これです。
担任が、園児の衣装の装着をするのを目で確認する作業と、
衣装を着た状態で舞台がスムーズに進行するのかが目的です。
さくら組のみ、保護者の方にドレリハ時の着装のお手伝いの呼びかけをしましたが、これは、担任のひとりの私が、本番中はステージにかかりきりで、クラスに戻れないので、もう一人の担任が、着装の段取りを確認するために行います。
どのクラスも、ドレリハを終了した時点で、お手伝いの有無を確認し、必要な場合は担任から呼びかけをする予定です。
保育室内にお立ち入りいただけるお手伝いの方は、各演目1名と制限をさせていただいています。保育室に、他のお母さんがたくさんいたら、自分のお母さんを探してしまう子への配慮のためです。
我が子が着る衣装について、
担任の承諾を得る事について、疑問に思う方もおられると思うのですが、
おゆうぎ会全体の時間の中で着替ができる時間は限られています。
特に厳しいのが、「かぐや姫」の後、2つのおゆうぎの間に着替をすませる「おゆうぎ」の組。
その時間内に担任がひとりで着替ら得る仕事量を考えて、12日の発表日に担任よりお願いのプリントを出した事から、様々なスケジュールが動いています。
直前になると、
他の演目とのバランスも気になっての事だと思いますが、
様々な足し算が担任の知らないところで、出てくるのかもしれません。
私もちょうど、各クラスの出し物全体の役員の手伝いの仕事量を割り出した「進行表」の準備を週末にむけて行っているところです。
がんばっているのは、こどもたちです。
それを応援する気持ちで、ひとつになりたいと思っているところです。

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焼き芋パーティ

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お待たせしました。
やっとやっとの焼き芋パーティです。
私が楽しみにしているのが、
理事長先生の完全防備。
こうやって、芋を焼いてくれるのです。
震災後、落ち葉でなく、枝で焼き芋をつくっています。
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「やきいもグーチーパー」の手遊びで、
美味しく焼ける魔法をかけます。
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アルミホイルに包んでいるのですが、
熱いのでタオルにくるんで食べます。
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理事長先生は、このまま園児写真を取りました。
食べている時に、私は見ていないのですが、
こどもたちが、
「あ〜〜!雲が♪になってる!」
と、気付いて大騒ぎでした。
早く見て見て!と言われて、芋のこげをとる手をとめて振り返ると、
「もういっちゃった」となくなっていて、残念。
まり先生も見たかったな。
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今の時期は、おゆうぎももう先生が踊る必要がなく、
劇も流れてきています。
さくら組では、ストーリーの説明用につくったペープサートを、
みんなに配って処分してしまいました。
もうみんなストーリーはわかっているものね。
人数分の調整で、
まり先生の楽団の「ぺとら」の創作のお話のキャラクターの「屋根裏マン」
「名もないさん」「ぺっぽこ星人」なども混ぜ込んでしまいました。
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私のつくったペープサートをこんなに喜んでくれて嬉しかったので、
延長保育では、その仲間をつくって遊びました。
ベロを出しているのは、KISS のジーンシモンズ。
喜んで自転車の乗って冠って帰りました。ありがとね。

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友人の訃報についてのご報告(つるさん、小澤敏也のこと)

この記事は、園児が読めないように、あえてこどもにわかりづらい表現で書いています。

(後に、プロフィール欄にカテゴリーを移動させた時点で、個人名を追加しました。)

今週は、友人の死去、通夜、葬儀のために時間休暇と早退を二回とらせていただきました。桜組においては、保護者の方から香典も頂戴いたしました。同組の一園児からは、手紙も頂戴したので、棺に納めました。もったいないので、とっておこうと思ったのですが、直前でその方が良いと思いました。彼もそれで読めるかもしれないと思ったのです。
ホームページ の管理やyoutubeの管理をまかされていた事から、私は彼のマネージャー扱いをされる事が多いのですが、もちろん本業優先で、幼稚園を彼のために休んだりした事は一度もありません。でも、平成2年に出会ってからの長い年月を考えると、多くの友人を共有しており、おおたか静流さんのまわりの方などを含め、仕事関係の方の事とのつながりを一番理解している友人が私という事で、息をお引き取りになる瞬間には立ち会えませんでしたが、18日亡くなってすぐに呼んでいただき、一夜明けて19日は出勤した後、ご遺体に対面をするごく限られた数名の友人とご家族とがお会いするのをお手伝いする意味で、勤務を抜けさせていただきました。
桜組のこどもたちには、「つるさんのお手伝いをするから」
と、その時には告げました。
本当にお手伝いだと、自分でも思ったからです。
翌日の水曜日には、通常勤務をし、その中におゆうぎ会への準備として、役員会がありました。そこで、私はどうしたら良いのかを役員さんに相談したのです。
こどもたちに心の傷はつくりたくないけれど、
週に3回もいない時間をつくる事をきちんと説明しなければ、
こどもたちが疑問に思う。
おゆうぎ会前で、他のクラスが劇をしている間。
自分のクラスの担任が「つるさんのお手伝い」と言っていなくなったら、
自分たちとつるさんどっちが大事?
と、きっとこどもたちが思うだろうと思ったのです。
いろんなご意見のひとつとして、
年長さんだったら、「死」という事について、きちんと話せば、
理解できると思う。下手に言い訳をしない方が良い。
膵臓癌で末期は相当な痛みがあったので、壮絶な死に様だったようです。
確かに、彼の場合は、それで楽になったと思います。
そこで、役員さんと手順を考えました。
ただ。クラスの園児に「死にました」を伝えると、
それをご家庭で伝えて、今度はお母様方がパニックになってしまう。
我が園には、たびたび遊びにきていたし、
毎年保護者むけにリトミックのワークショップも開講してくれていたので、
お母さん方にとっても大切な幼稚園パズルのピースだと思うのです。
そこで、最初にお母方に知らせるために、私が園で発行している新聞に書こうとも思ったのですが、それだとこどもの目に触れるために、受信料のご負担を考えて最小限にとどめているクラス連絡メールを使う事をお許しいただきました。
まず水曜日の時点で、保護者様にお伝えする。
年中、少は、保護者のみにとどめていただく。
木曜日。
年長は、私が早退をする前までに、クラスの中で私が担任として話す。
家庭に帰ってから、消化しきれない部分をご家庭でフォローしていただく。
という手はずになりました。
緊張しました。
私は、在職25年で、祖母と父を亡くしましたが、故人の遺言で二人とも教職だったために、私の勤務を最優先にするスケジュールを組んだために、忌引きの経験がありません。園児には報告しましたが、欠勤していないので、簡単なものでした。
でも、今の時期に担任がいないのは、大事です。
なので、一晩考えて、論理を組み立てました。
やはり、「つるさんのお手伝い」には、違いないのです。
ほぼ、葬儀委員長のような役割で、受付にいてくれる方の手配や、
弔電のセレクト、参列してくださる方々にご挨拶を喪主は動けない分、
私の役目となりました。
だから、
「お手伝い」と言っても、生きてるお手伝いでなく、
死んだからのお手伝いだと言いました。
水曜日は、放課後に劇の切り出しの「切り株」をつくり、
帰宅すると、故人の遺言通りのBGMのCDをつくりました。
参列された「おおたか静流」さんは、自分の曲ばかりで驚いておられたと思います。
自分が演奏に参加した曲よりも、闘病生活を支えてくれた曲で、
安らかに天に昇りたかったのでしょう。
死の翌日の夜は、
葬儀屋さんが来て、打ち合わせで、
独身だった彼のため、
ご親族にまじり、長年の親友として、
高校時代からの4人と兄パーカッショニストの渡辺亮 夫妻と私も加わりました。
不思議な事は、そこから次々と起こりました。
亮さんは、私にとっても、とても大事な人です。
園でも演奏していただきました。(ここに後でリンク)
亮さんと出会っていたから、彼に繋がったのです。
だからからか、
深夜になったので、車を安い駐車場に移しにいく途中、歩いていて何故か道に迷いました。彼が亮さんと私がふたりだけで深い話をするためとしか思えません。
亮さんがその時に私に言ったことば、
「こんなに長い間、友達でいたんだから、もうこれは愛なんだよ。」
と、彼も亮さんも、亮さんの奥さんも、家族だとここで確信する事ができました。
亮さんと二人で、亡くなった報告をあちこちにしていたのですが、どうしても彼のスポンサーであるANAジュネーブと連絡がつきません。送ったはずのメールが届きませんでした。16日には、彼女と会っていたのですが、私はもうスイスに戻っていたと思ったら、まだ出張中だったようなのです。彼女が無事に家について、休息をとったあと、ふとHPをみて死去を知り、国際電話がかかってきました。「きっと、無事に到着するまで、知られないようにしたんだね。」と。
多忙な静流さんには、訃報を知らせるなと、遺言で指示されていたのですが、静流さんは、「彼によばれた」と、葬儀に参列してくださいました。
弔辞で亮さんがビリンバウを演奏していると、ふと、彼と交信するような瞬間があり、亮さんは抜け殻になりました。彼の大事な友達がひとり、火葬場へのマイクロバスに乗っていなかった事を彼が知らせたかったのだと、後で気付いて、みんなで泣き笑いです。
火葬の後、ご親族みんなで、私が撮影しているパンデイロウェブレッスンのyoutubeをみながらパンデイロを叩いたそうです。彼の自慢の建築家のお兄さんは、一番下手くそだったらしく、お尻がふわっとその時に浮いたそうです。
桜組でお弁当を食べ、パンデイロを叩いてくれたのが、10/7。
運動会、組み体操で私がジェンベ、彼がブガラブーを叩いたのが10/12。
容態が急変したのが、10/15で緊急入院。
腹水を抜き、ダメージを受けましたが、手のほどこしようがなく退院。
車椅子生活になってからは、何回かお散歩に連れ出しました。
亮さんは、大事なアート作品の「木霊」を彼にお守りとして送ってくれました。
亮さんが、弱っている彼の前に、木の精霊のオブジェを次々と目の前で積み上げて、
まるで森をつくっているような情景は、忘れられません。
これが「愛」なんだね。
友情をこえると「愛」なんだと感じました。
高校時代からの友人の4人は、すぐに私の兄貴になりました。
「はじめて会ったけど、君が大好き!」
まるで、「ブレイブ」(今桜組で取り組んでいる劇)のセリフの通りです。
なんでも相談しているし、なんでも答えてくれて頼っています。
本当は、彼らに彼を担いでもらって、「笑点」の公開収録に連れていきたかった。
幼稚園の笑点にも来たがったけれど、入院中だったので、残念がっていました。
彼の遺体を湯かんしている間、
亮さんは、彼の遺作の作曲作品の音源を採譜して、
生徒さんに託すのを手伝ってくれました。
亮さんは、私が預かった彼の「終活」の葬儀連絡リストを眺め、
自分の知らない人の事は手帳に書き留めていました。
きっと、これから友達になるための準備をしているのだと思います。
桜組のみんなにも話しました。
「まり先生の友達のこと、みんなけっこう知ってよね。
友達の事を好きになれば、その友達の友達の事も好きになるよ。
六小に行った子が、九小に行った子の家に遊びにいったら、九小の友達がいて、
それはもう君の友達だよ。
友達が友達になってつながっていくんだよ。」
私のまわりの人々は、まさにそうやって亮さんから、彼につながり、また彼が繋いでいってくれたものです。
幼稚園の保護者の皆さんにおかれましては、
本当に数々のご理解とご協力を感謝しております。
これから、遺言により、
私に譲ってもらえる主にこどもが叩いて遊べる楽器を中心としたものが園にやってきます。
しっかりとねらいをさだめ、
「楽器は魂、遊びで扱わない」ことを教えて、
「楽器は心を映す鏡」であるという彼の精神を教育におきかえていく決意です。
ありがとうございました。

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消防署訪問

消防署訪問は、年長児のみです。

消防隊員の皆さんは、火災の通報があれば業務優先なので、
いつでも退散できる体制で、のぞみます。
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点呼訓練をみせていただいているところ。
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火災の現場に挑む酸素ボンベを装着する装備を見せていただくところ。
と、
ここまでが、だいたい定番です。
消防署は3班にわかれていて、入れ替え制なので、
そして、転勤などの移動も多く、
毎年行っているのですが、全部対応が違うので、
私としても飽きずに引率しています。
今年の班は、まず狭い受付事務所に、こどもを入れてくださいました。
狭いので、男女別々です。
入ったからといって、なにがあるわけでもなく、
私は笑いを噛み締めながら、誘導しました。
すごく新鮮なのは、
私は、いつもこどもと接している仕事をしているし、
楽団「ぺとら」としてお邪魔させていただくところも、
だいたいは、職員の方は、こども慣れしている方ばかり。
でも、こういう一般職の方は、
「こどもにわかることば」を使わずに話すところから、
私としては、そこがウケるところなのです。
台所に入りました。
24歳の隊員の方に、
無茶ぶりの質問です。
「得意料理は何ですか?」
消防署は、出前をとらずに、詰めている間に当番制で自炊が伝統です。
だから、その職員の方も、入隊してから、はじめて料理を覚えたそうです。
得意料理は、
「鶏の唐揚げ」
だそうです。
『それ、好きな食べ物じゃん!』
と、まり先生は、心でつっこみました。
因みに45歳の隣の職員の方は、
「煮物」が得意だそうです。
当番制にして正解ですね。若手ばかり料理をさせていたのでは、中高年は脂が多くてまいってしまいますものね。
二階の仮眠室には、小さめのベッドが並んでいます。
今年のさくら組さんには、そこがハリーポッターのホグワーツ魔法学校の寮に見えたみたいです。
外に出て、ホースを洗って干しているところ、
体力づくりのためのバーベルなどの説明を受けました。
最後に質問を受けるというので、
20歳の隊員の方に白羽の矢がたちました。
うちの園児の質問が、ガンガンきて、かなりがんばって健闘していたところ、
「好きな色は何ですか?」
が、来ました。
お兄さんは、
「白です。」
と、自分でもよくできましたというドヤ顔で答えました。
まり先生は、さくら組のこどもたちが何でも言う事を聞いてくれるリモコンを持っています。
指令で、
「何で好きかって、聞いて!」
と、密かに伝えると、
Kちゃんは、元気よく自分がさも知りたいような感じで完璧に、
「どうしてですか?」
と、聞いてくれました。
20歳のお兄さん、全力で困っています。
「がんばれ〜!がんばれ〜」
みんなが励まします。
大笑いしすぎて、何でか忘れましたが、とにかく全力で答えてくれて拍手。
だって、その前に
「もりもり食べる事は、元気の源」
と、こどもに言いました。
「みなもとって、元気のもとって意味ね。」
すぐに私が翻訳しました。
だいたいその頃からいじられキャラだったのですね。
こどもたちも、大人がそうやって自分たちの事を一生懸命になってくれるのが、
とても嬉しかったようです。
感謝の言葉を述べた後、
急に閃いて、
さくら組さんらしい言葉で、締めくくりました。
「はじめて会ったけど 君が大好き!」
と、言ってハグをするのです。
このセリフは、
現在練習中のさくら組の劇「ブレイブリトルトースター」の中の毛布の台詞として、こどもたちには馴染んでいますが、
もともとは、ピクサーアニメの「カールじいさんの家」の中のラストシーンでスパイをしていた犬が寝返った時に言う言葉です。
私は、このセリフが好きで、
家でも、ことあるごとに言っていました。
だって、犬ってそうですよね。
初対面で、好きか嫌いかすぐわかる。
だから、あ、犬だ。ってこちらが思った時に、
寄ってきて匂いを嗅ぐ場合と、
何だ?って時がある。
だから、この台詞を考えたピクサーのチームは凄いなぁ、と思っていたのです。
「はじめて会ったけど、君が大好き!」
を、22名のこどもたちが、一斉に8名くらいいる隊員めがけて、突進しました。
なぜだか、1人の隊員さんのところには、見事に誰もいきませんでした。
「なんで俺だけいないの?」
大人もこども大爆笑でした。
バイバ〜イ!
と、想定時間ぴったりに退出。
帰り道は、ハリーポッターの話と、
「ブレイブ」の歌が交錯しながら、楽しく帰りました。
この後、友人の葬儀に参列するために早退させていただきましたため、
天気の良い日には、消防の帰りに寄る「バーベの森」の散策は、
後日改めて、お天気の良い暖かい日に実行したいと思います。

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アーモンドモカロール

2013年11月22日(木)のお誕生会のケーキは、「アーモンドモカロール」でした。

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さくら組さんの手品は、
「マギーさんの縦縞と横縞のハンカチマジック」
を、最初にまり先生、後から手をあげたお友達がやってみました。
クラスに、自分で縞のハンカチがつくれるように、
上質紙と赤いマジックを置いておきました。
でも、つくった子、少なかったなぁ〜。
こどもながらに思ったのでしょう。
「そこまでして!」
って。
そこを芸にしてしまうマギー師匠。やっぱりすごいなぁ。
マジックをする時には、必ず、
マギー師匠の宣伝材料写真を飾らしていただいています。
ピアノの上に飾る。
マギー師匠のテ−マを弾く(エーゲ海の真珠)
こどもたちに、そこだけでも刷り込みたいんだなぁ〜〜。

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おおたか静流SONGS ホタル舞うまちで

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 ジャンルや国境を越え、わらべうたから即興まで自由に声を綴るボイスアーティスト、おおたか静流さんと腕利きのミュージシャンとが、ホタルと清流の街「国分寺」をイメージして歌うコンサートです。

【日 時】11月16日(土)    19:00開演(18:30開場)

【会 場】国分寺市立いずみホール

【出 演】おおたか静流(ボイスアーティスト)

     篠崎正嗣(バイオリン)

         佐藤芳明(アコーディオン)

幼稚園の在園の方には、フライヤーを配布させていただいた「おおたか静流」さんのコンサートが、ついにわがまちで行われました。

幼稚園のお友達や、卒園された方もご家族で来ていただいて、

CDを購入された方に、

「まぁ、むらさき幼稚園!」

と、静流さんにもお声がけいただいて、

私の大切にしている仕事の場と、

私の魂のよりどころの静流さんが繋がって、

嬉しかったです。

「わがまち」という事で、

もう成人された卒園生のママにも偶然再会できました。

その方は、静流さんの歌に支えられた経験をお持ちだそうで、

このコンサートに足を運ばれたそうです。

私も今、静流さんの歌声には、一番素直に涙を流す事ができ、

本当に救われています。

「同じだね」

と、以前は、保護者と園長という間柄でしたが、

これからは、「シズリン同盟」です。

「アジアンウィングズ」「でんでらキャラバン」で、静流さんの活動にも参加をされているパーカッショニストの小澤敏也(つるさん)も、一緒に行きました。つるさんのお兄さん、お姉さんのそれぞれのご家族も後から合流。

静流さんが今回のために選ばれた二人の大人なミュージシャンが、

とても素敵でした。

バイオリンの篠崎さんのマイコーナーは、バイオリンでいろんな効果音や人間の声をモノマネするものなのですが、

「これで、アナタも今度から外に出る事なく、パトカーと救急車の音を聞き分けられる事でしょう」

って、いうところ。

これ、明日、さっそく「さくら組」でやらせていただこうと思いました。

ネタを一個もらいました。

実際に、いるんでしょうかね〜。

「あ、サイレンが鳴ってる。パトカーか、救急車かどっちかな?」

と言って、わざわざ表まで観に行く人って。

って、会場で聴きながら思って、ふと、これを幼稚園でやってみようと思って、一瞬クラスの子の顔を思い浮かべたら・・・。

「あ、いるいる」

と、思いました。(笑)

アコーディオンの佐藤さんは、静流さんの一番新しいバンド「フライングズー」でも拝見していて、彼のアレンジの「でんでらりゅうば」の「で〜られんけん」の和音が、すごく哀愁をおびてて、切なくて好きになりました。

センスなんでしょうね〜。何を弾かれてもヨーロッパの香りがプンプンと放射しているアーティストさんでした。

生演奏はいいなぁ〜。

開演前から、つるさんと

「voice is coming 」(静流さんの曲)
演奏してくれるのかなぁ〜、とずっと言っていました。
私は、この曲が大好きで、
「とべ、とべ」
って、静流さんが歌っていると、本当に自分が飛んでいる気持ちになれて、
いろんな辛い思いが溶けていくのです。
この曲で、心を洗う事ができるんだけれども、
生じゃないと、それが叶わない。
不思議なパワーなんです。
アンコールで、それがあり、
号泣です。
終演後に、静流さんに、
「この曲を演奏してくださってありがとうございます。」
と、言おうとして、
また泣いてしまいました。
「とべ とべ」
という思い。
もしも、私が今後、生き甲斐と思っていた仕事を失って、どうやって生きていったら良いかわからなかった時、
大切な人がいなくなった時、
こうやって「とんで」いけば良いのだと、
未来の安心を掲示してくれて、
「今のままの私でいいんだ」と思わせてくれるのです。
このコンサートの静流さんの「とべ」は、
羽のパフォーマンス付きでした。
つるさんは、
いつも静流さんと一緒に演奏をして、
自分がふられてがんばりどころの「でんでらりゅうば」の龍の音のところでは、
まるで演奏しているように、がんばって拝聴していたし、
病人なのに、「あ〜」と声を出すところでは、回りがドン引き(わたしも)するくらい声を出していたら、
その前で、つるさんのお姉さんがもっと大きな声を出していて、ずっこけていました。(笑)
「東北」では、感動していました。
この夏に大阪のショビショバで、ライブをした時には、
つるさんが「東北」を歌ったんだよな〜。
名曲です。震災のチャリティにもなっているので、ぜひダウンロードしてください。

MCでも静流さんはおっしゃっていましたが、

「おおたか静流の守備の広いところをお聴かせる」

と詠ったとおり、いろんなシズリンのレパートリーの端と端の両極端が楽しめて、

そのアンダーグラウンドなマニアックな端と端が、

実はなんだか共通点がたくさんある事に気付く、

素晴らしいプログラムでした。

間に、国分寺の「ほたる」の映像もありました。

「わがまち」がほこりに思うところに、静流さんの歌声が重なって、美しかったです。

私が担任をしているクラスの子も観てくれていました。

「まり先生、いつも変な画を描いたり、ピアノばっかり弾いていて、ときどき、忘れん坊なところもあるけれど、なんだか印象に残っているなぁ。」

と思ってほしいと日々思って、担任をやっています。

私の目指すところの延長線上には、

シズリンがいること。

シズリンが思いっきりやっちゃっている事は、

まり先生も見習ってやっちゃっていいと思って、日々、保育生活を送っている結果が、まぁ、あんな感じなので、

観に来てくれて良かったなぁ〜、と思いました。

とりとめなくて、すみません。

月曜日のお弁当の時間は、「イコロ」だね。(静流さんの曲)

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聞く力

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おゆうぎ会のねらいは、保育分野における「表現」と「言語」の分野の発達を促すものですが、やはり本当に「劇あそび」を保育の中に取り入れて、そして、配役を毎日真剣に考える中で、「先生の話を聞く」という経験を少しずつ積む事で、
年長児クラスも、「聞く力」がだいぶついてきたように思います。
最初の画は、先日ブログにもアップした、
「仮面ライダーアレルギー」の話を、クラスで話しながら描いてみたものです。
「死神博士」の事とか、とても興味を持ってしまいました。
また、まり先生がこども時代に、とても怖いものがあった事も、
面白かったようです。
後編は、
その日には、隣の小学校にクラスの半分くらいの子が就学時検診に行くというので、その導入をしたついでに、
小学校生活には、宿題が切っても切れない事繋がりで、
うちの息子パンダの小学生時代の話をしました。
元ネタは、本当は蕁麻疹だったのですが、
ここでは、腰痛という事にしてあります。
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ホントのお話は、コチラ。
もう一個は、
パトカーが来たので、ママが逮捕されたと思った話です。
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それで、
「聞く力」が育ったなぁ、と思うのは、
こどもたちが、自分が聞いて面白かった話をちゃあんと家でママに話したいと思う気持ちが育ったという事です。
ある女の子が、連絡帳を出してきて、
「さっきのお話をママに話したいから、これに書いて」
と、持ってきました。
連絡事項には、もちろんそういった対応をしますが、
これはオマケの話だし、
何人もオファーが来たら大変だし、不公平にもなるので、
プリントの「かれいどすこーぷ」に適当なイラスト載せておきました。
みんなも喜んでくれました。
しかしね〜。
子育てしていたら、こんなマンガネタは、いくらでもありますよね。
私は、ブログに記録しているから、
検索機能でいろんなエピソードがすぐ出てきて便利だけどね。
それにしても、
聞く力の効力は偉大です。
こんなクラスの楽しみを運んでくれました。
これで、小学校に行ってもバッチリだね!
ちなみに「パンダ」のエピソードは、
左カランのカテゴリー「パンダ日記」にまとめてあります。

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11/15の未リトミック

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11/15の小さい子のリトミック。
市の親子フェスウィークでの協賛は終わりましたが、
リピーターの方を中心に、楽しい会となりました。
「おゆうぎ会」も近いので、
年長クラスのおゆうぎも観覧していただきました。
このねらいは、まだベビーや就園まえのお子様しかお持ちでない若いママたちに、
こどもたちの無限の可能性を感じて欲しかったからです。
プロゴルファーのご親戚の方が地方でやっていらっしゃる幼稚園が、体育的な能力開発を行っていると聞きますが、
本園では、それをリトミック、表現、芸術への興味の糸口としての教育に特化していると思います。
2歳から3歳は、特に重要です。
この時期に、「こども向けと大人が思っているもの」「企業がお金を有むために仕掛けたテレビのこども商戦に乗っかること」だけに浸ったこどもと、園生活の中で、様々な音楽に触れ、恥ずかしいという感覚を持つ前に表現する喜びを知る事は、とても重要だと思います。
リピーターのみだったので、安全確認のためのインフォメーションの心配がなく、
久々にプレイバルーンをピアノだけの指示でやる事ができました。
このリトミックは、オープンクラスとして設定をしていますが、なんだか固定クラスのような雰囲気が出せて、その日限りのお楽しみでしたね。
レッスン中にもお話をしましたが、
こうやって、ルールを持つ事になれる事で、大きな声を出す必要がなくなります。
大きな声を出すことは、保育者のベテランのあかしではありません。
私は、そう思います。
大きな声をだせば出すほど、こどもたちは集中をしません。
ワイワイガヤガヤも良いけれど、
聞くときは聞く。
それが、ここのルールです。
楽しい会でした。
終了後、
オーブントースターを持って、自分の担任するクラスに帰りました。
「おかえり」とみんなが言ってくれました。
プラ板製作(消防署へのおみやげ)をつくりました。
私は、自称「プラ板焼き職人」。
このブログを読んでくれている歴代の旧職員の皆さんは、ウンウンと頷いているでしょう。
この日も「ノーミス」で焼き上げました。グッジョブ(親指)わたし。

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芋ほり

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本日は、天候が良かったため、急遽、「芋掘り」を決行しました。

どのくらい急遽だったかというと、

朝に急いで理事長先生が、畑のつるかりをしたくらい、急遽でございました。

今年は、はっきり言って不作でした。

掘っても掘っても、つるの先に芋がみつからない子が、

次の株に移っても、またまたスカだったりしました。

それに、でてきた芋も、すっごい小さいか、大きいかで、

なかなか「焼き芋」に適したものが見つかりません。

園児数に10数個足りない数しか収穫できなかったので、

余ったら、おみやげと言っていたお約束が実現できませんでした。

(就学時検診で早退した子たちには、はっきり持ち帰りなしと伝えていませんでした。

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衣装決め終了!

おゆうぎ会にむけてのひとつ目の山を超えました。

衣装のご相談を保護者の方々とする日です。
おゆうぎの振付けを見ていただいてから、
衣装のイメージを膨らませていただくために、
年中と、年長は、振付けもおおかた決める作業をここのところずっとやっていました。そして、やっとやっと振付けをノートに書き留めて、
年中の細かい練習は、ウリ先生に託すので、
その作業も、直前までやっていました。
年中で3演目分のおゆうぎ、年長で4演目分を園児と一緒に踊って、
お母様方に、それを見ていただいて、
衣装決めは終わりました。
ご協力くださるお母様方に感謝です。
私は、これから全クラスの台本があがってきたら、
それをもとに、園長業務として今までもやってきた進行表づくりなどの全体の仕事もあるので、
クラスの作り物を手伝ってくださると声をかけてくださった方がいた事が、本当に嬉しかったです。
お声がけがなかったものについては、私ができる範囲のもので、製作をしたいと考えていますし、もちろん、今からでも、手伝ってくださる方は、大募集中です。
衣装決めの大祭りが終わったので、
次は、年少の振付けにやっとかかれます。
ばら組の皆さん、お待たせいたしました。
明日は、全クラスで、ステージでの声だしを含めたステージ練習がはじまります。
がんばりましょう!

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仮面ライダーをさけているわけ

この話は、あす、さくら組に言おうと思ったのだけれども、

忘れそうなので、書いておきます。
さくら組では、今クールも、お当番の発表の時に、
「好きな曲」を発表してもらい、
可能な限り、私がピアノで弾くというのを、
ひょんなことからやりはじめてしまいました。
お当番の1クールは11回なのですが、今日で結局3クール目が始まってしまいました。
最初のうちは、みんな気を使って「キラキラ星」とか言っていたけれど、
最近は、
「残酷ななんとかのテーゼ」とか、
「ルパン三世」「宇宙戦艦ヤマト」「エリーゼのために」
とか、一生懸命に言ってきます。
私は、絶対音感があるので、基本的に聴いた事のある曲なら、鼻歌を歌うみたいにピアノで弾く事ができます。
でも、知らない曲は無理だなぁ〜と思っていると、
「キョウリュウジャーの終わりの曲」「はなかっぱ」などの難問がでてきます。
仕方がないので、iPhoneでyoutubeで調べて、
それをアンプに繋いで、再生と同時にピアノで弾くというインチキをはじめました。でも、しばらく弾くと「キョウリュウジャー」は覚えてしまい、弾けたので、そのついで、おゆうぎでも踊っていますが、まあ、なんとなく、
「そんな事もまり先生ができるじゃん」
と、園児の皆さんは覚えてしまったのですね。
それで、安心して、仮面ライダー系のなんとかなんとか」がでてくるわけです。
ウルトラマンなら、許容範囲なんだけれどね、
「仮面ライダー」は、アマゾンまでだなぁ〜。
だいたい、怖かったんだもの。こどもの頃はね。
初代仮面ライダーには、「怪人」がたくさんでてきたんだけれどね。
私の小さい頃の遊び場には、「外人森」がありました。
昭和50年代は立川にも米軍基地があり、将校クラスは、高木町のお屋敷街に住んでいたのですね。それで、「外人森」と呼ばれるように、外人居住区と一般の家を区切る森があったのです。
それが、私には、「怪人森」に聞こえた。
すっごい怖かったのです。
今思えば、「外人」というのは、「アメリカ人」で、
ただの英語を喋る人なんですけれどね。
そんな思いもあり、
「仮面ライダーなんとか」を言われても、
iPhoneを出すわけではなく、
すっとぼけと、「初代仮面ライダー」の曲を弾いてごまかしているのです。
「ほら、調べて」
と、言われても、すっとぼけました。
でも、「外人森」「怪人森」の話をしたら、
なんだか勘弁してもらえるような気もしています。

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おゆうぎ7連発!

今日は、年中〜年長のおゆうぎの位置決めの日でした。今ままで、振りを考える事を中心に指導してきたのですが、年中さんは、今日からは、シールの位置で等間隔に並べるように練習が始まりました。

昨年まで、全クラスのおゆうぎは私が指導してきましたが、今年は、担任を持っているため、年中、年少のおゆうぎは、何割かは保育室で担任指導となります。次回の私の指導までに、部屋で確認をしてほしい事をリストアップして、仕上げてもらいますので、問題ありません。
そんなわけで、前半は、ウリ先生と二人三脚で、私が踊って考えたものをメモしてもらったり、ウリ先生も覚えるために園児と踊ったりと、カロリーをたくさん消費しました。それぞれの演目で、「一番、訴えたいところ」「がんばるポイント」があります。
「キャンディキャンディ」は、「笑って」のところ。
「シーズンインザサン」は、まじめな顔とパントマイム。
「アンダーザシー」は、人魚やトリトンらしい尾びれのピチピチ。
明日の保護者会では、衣装のイメージのため、年中〜年長のラフな振付けを見ていただくつもりです。まだこの段階は完成でないのですが、だいたいこんな感じです。
その後、さくら組4演目も続けて指導しました。
お弁当の時間が、だいぶ遅くなってしまいました。
おゆうぎ会の練習が佳境に入る頃に、
芋掘りがあり、大根採りと印象画があり、
消防署訪問があり、お誕生会も2回ある。
年末って、忙しいなぁ〜。

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高校演劇都大会

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プライベートなのですが、
この週末二日間は、高校2年生の娘の所属する演劇部の都大会で、
池袋の芸術劇場に、行ったり、送り迎えをしたり、
娘の出待ちをしたりと、
おゆうぎ会の仕事を定規も含めて、全部持ち歩いて、
劇場のロビーや、カフェなんかで時間調整をしながら、
「ノマド」をしていました。
「ノマド」というのは、自宅や職場以外で仕事をする人の事です。
写真は、有楽町の無印良品のカフェです。
空いている時間に、銀座APPLEでのPCのレッスンを再開したので、
行ってきました。
閉園後の準備も少しずつですが、始めなくちゃですね。
PCも、もっとできる事を広げたいです。
娘の学校は、無事に優秀賞を頂き、
優勝は逃したものも、健闘しました。
会場で、円陣を組むように悔し泣きをしている娘たちを遠巻きで見ながら、
「あぁ、青春だな〜」
と、思って眺めていました。

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駐在所訪問

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先週の金曜日は、全園児でお世話になっている駐在さんのところに、お花と感謝の言葉を伝えに伺いました。
交代制で勤務をする「交番」と異なり、
駐在さんは、いつも駐在所にいてくださる近所の人でもあります。
なので、お巡りさんに対する質問も、
「持ち物(装備)は何ですか?」
という定番の他に、
「好きな花は何ですか?」
「好きな食べ物は何ですか?」
といったような個人的な質問も多いですね。
趣味人で粋な駐在さんは、多趣味なんですよ。
いろんなお話をお聞きするのが、とても楽しみな私です。
週あけて、
月曜日の今日は、さくら組では、紙芝居の時間に、
「いかのおすし」の話をしました。
●いか いかない(知らない人についていかない)
●の のらない(知らない人の車に乗らない)
●お おおきな声で呼ぶ
●す すぐ逃げる
●し しらせる(何かあったらすぐ知らせる)
私のこども時代は、何でも「へんなおじさん」「こわいおじさん」だったのですが、今は不審者にも、いろんな犯罪の可能性が隠れているので、きちんと危険な事を教えなくてはいけません。コートの下の身体を見せる人がいる事は、今の年齢で教えませんでしたが、ひとりで出歩くようになる前に、その可能性も話しておいた方が良いかもしれませんね。
幼稚園時代に、知っておいたほうがよいことが、
「いかのおすし」に凝縮されているので、
理解したと思ったら、
「へんなおじさんというのは、顔が変な人じゃなくて、こどもを連れ去るような変な事をするおじさんだよ。」
という説明を、絵を描いてしたところ、
クラスの皆さんは、その変な顔の人の方が面白かったらしく、
その後も、ずっと変な顔攻撃をしてきました。
「いかのおすし」よりも、
まり先生が「変な顔のおじさん」を描いたほうばっかし、
覚えていそうで心配です。
咳の風邪が流行っています。
咳エチケットの話も各クラスでしています。
気をつけていきたいですね。

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ブレイブリトルトースター

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さくら組の劇は、「ブレイブリトルトースター」で行こう!と、担任就任が決まった直後から思い、梅雨の時期には、DVDを全園児とみて、夏休みに構想をねりました。あらすじなど80%は創作ですが、キャラクター設定、世界観を幼稚園向けに変えながら使用しました。オリジナルには、「ラジオ」も電化製品キャラであるのですが、今のこどもには、まず「ラジオ」がわからないので、割愛しました。以下、さくら組むけのあらすじのプリントより引用です。

古いアニメーション映画が、3作、原作は、文庫本で「いさましいチビのトースター」で発行されています。当初ピクサーが手がけたけれども、最終的にディズニーが低予算で製作をしたので、大変素朴なアニメーションですが、音楽が「V,Dパークス」という事で、私のこどもが小さい頃には、何回も繰り返して与えていた名作です。

今年、国分寺は、ゴミが有料化されたために、我が家でも大胆な断舎裏を行って、「燃えないゴミ」を大量に出しました。そんな時、こどもたちが、「ブレイブトースター」を思い出し、古いトースターを処分し、ブレイブに似たトースターを探し出して、家に迎えました。

これは、我が家のストーリーですが、皆さんのご家庭にも、かならずこんなゴミにまつわるエトセトラがある筈で、ゴミにご縁のある年に、ぜひやってみたかった作品です。原作には、仲間にラジオもいます。

本作は、DVD映画の3作品と本の面白いトピックスとメインのキャラクターを借りて、私が適当につくったオリジナルストーリーです。

役の台詞の数は、多いものもあれば、少ないかわりに歌や踊りを中心にしている役もあります。それぞれ、実際に「劇あそび」の中で実践したり、他の子がやっているのを見て、こどもたちは選んでいるようです。大人の価値観とは違うので、中心人物のロブは希望者がないくらいです。

ブレイブ リトル トースターあらすじ(まり作)

山の上の家に、ロブは家族と住んでいました。ロブは修理が得意なので、オーブントースター(ブレイブ)、ランプ(ランピー)、電気毛布、掃除機を友達のように大切にしてきました。

ある日、都会に引っ越す事になり、ママは、パソコンやスマホは新しい家に持っていきましたが、ブレイブら古い家電はおいていかれます。エアコンは、自分の性能に自信がありましたが、壁に備え付けなので、連れていってはもらえませんでした。

引っ越し後、取り残された家電たちは、キャスター椅子に乗り、掃除機の機動によって、都会を目指し、ロブの家に行こうと出発します。

生産されてはじめて外の世界を見た家電の気持ちは、ランピーの、

「見ろよ、でっかいランプだ。スイッチはどこかなぁ~?』

と、太陽を見て思うところに描写されています。

一行は、電気で動くので(原作ではバッテリーを積んでいる設定です)充電のためにスミス家を立ち寄ります。(本編にはないオリジナル設定)

スミス家で重宝された一行は、思いがけず、ここで数年を過ごしてしまう事になります。その分、ロブは、成長して大きくなってしまった事でしょう。

スミス家に別れを告げて、都会を目指す途中、困っているリスに出会います。

リスを助けるうちに気に入られて、またまた数年経過をしてしまいます。(原作本のみに、ブレイブがリスのためにどんぐりを焼いて喜ばれる件があります)

一方、ロブは、成長して、獣医となり、町で開業し、しっかり者の奥さんのクリスが受付を担当しています。

動物に評判のお医者さんなので、人間が連れてくる患者のお客さんよりも、動物そのものが自分で通院してくるので、クリスは、ちょっと怒っています。(オリジナル設定)

ヘビは、身体がからまってしまい、

トカゲがしっぽが切れてしまい、

イヌは、鼻が乾いてしまい、

ネコは猫舌で困っています。

(ここの件を考えるために、こどもたちと図書館で、どんな動物がどんな困り方をするのかを考えた中で、私が4つを選びました。すでに、理事長先生に切れたしっぽを発注しているのですが、誰も希望者が出ず・・・)

それぞれの動物は、直してもらうと感謝の歌を歌って帰ります。

すると、今度は、ブレイブらと一緒にロブを探していたリスが訪れ、後からブレイブも到着します。

再会を喜ぶ一同、

スミスさん一家も合流して、大宴団となったところに、エアコンが登場。

エアコンは、長旅ですっかり調子を崩し、ロブに早速直してもらって、良かったね!チャンチャン


*保育上のねらいについて

幼稚園年長時代は、モラトリアム時代(執行猶予)という考え方があります。

文字がかけ、足し引きの考える能力が芽生える頃ですが、月齢や個人差があるので、日本では6~7歳の春に小学校入学を迎えます。これが、最近、英国を見習って6歳から小学校入学を繰り下げる法案があがってきていますね。

さて、小学校で勉強や宿題に追われる事ない幸せな時代に、考える力を育てたいな、というのが私の願いです。この大切な時期には、エネルギーがありあまっているので、逆に課題を与えないと、「年長らしい人間関係のこじれ」などの問題が発生したり、カードやシールを収集したりするエネルギーに傾向していく事があります。

本園では、物を大切に修理して使っているロブのような理事長先生というお手本がいます。でも、一般的には、物を修理してまで使う事は、忘れられようとしています。新しいものを買う事も必須ではあるけれど、モノにも命があるという事を、幼児期に劇を通して、感じて覚えていてほしいと思っています。それがきっかけで、お気に入りのものに、トースターがブレイブとなったように、名前をつけていくのも、家族の思い出となる事でしょう。

「何であの時に幼稚園でブレイブの劇をやったの?」

というエピソードの中に、

「国分寺市のゴミ収集が有料になった」

年である事も、ご家族が教えてあげてくださいね。こどもたちが大人になった頃に、ゴミがタダで捨てられた時代があった事は、夢のような事かもしれませんものね。


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おゆうぎ会の配役決めについて

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写真は、先日、園で収穫した「あけび」です。
お弁当の時にデザートとして食べるか、持ち帰りました。
さて、
各クラスとも、週あけには、配役をそろそろ決める時期となっていますので、
その流れについてご説明したいと思っています。
スケジュールが決まっているのは、6日に衣装箱をあけて衣装を出す事、
13日の保護者会前に、衣装の決定のプリントを出し、その後に衣装の話し合いをするという事です。
それにあわせた保育の日程をそれぞれのクラスでしていると思います。
13日に書面で、配役をお知らせするまでは、決定ではありません。
その前に、クラスの中での「けってい」は、ありますが、
それは、こどもと先生の間の事で、実は、その後に、たいていは、こどもならでは心変わりなどがあるものです。
とはいえ、13日の衣装の話し合いの時には、ゆうぎの振付けのラフも見ていただく心づもりなので、振りを考えるのには、人数を確定し、ステージにシールを貼って位置も決めるので、こんどの週は本当に大事な時期といえます。毎日のように、意見がかわる子がいると、もうその時期には、台本も先生たちは書き始めているので、誰かとトレードをする可能性もあります。
「○○から△△に変えたい」
と、言った子が出た場合、
△△に最初から希望して、劇あそびでも積極的に練習をしていた子が、
断れない性格だったり、
せっかく変えてもらったのに、やっぱり元に戻したい、
やっぱりもっと違う役の方が良かった。
そんな例は、毎年繰り広げられているので、
クラス内の決定から正決定までの期間は、全ての流れを担任が把握して、
運営をしていきたいと思っています。
冗談ではありませんが、
お母さんたちが代弁をしたり、
担任の知らないところで、トレードをしたりする事さえあります。
この例について、さくら組では、丁寧にとりあげて、
「劇やおゆうぎをやるのは、お母さんやお父さんじゃないよね。」
と、確認をしました。
自分で自分の気持ちを言えない子のために、配慮をしたり、その練習を積んで準備をしています。(さくら組では、マグネットを使用して、気持ちを決める練習しました)
やむを得ない場合は、クラスの中でくじびきやじゃんけんで配役を決定する事もあります。
やりたい役、気がかわってやりたくなってしまった役など、すべてを含んで、
クラス全体の出し物です。
全員の台詞を全員が覚える気持ちで、
おゆうぎ会までの日を過ごします。
「○○の衣装がお母さんが作れないから、○○はあきらめる。」
と、母には告げずに、ひっそりと役希望調査のマグネットを動かす子がいたので、
家庭連絡をし、こどもにも「お母さんたちにも『みんな』があるんだよ。」と、告げました。
衣装づくりは、決して強要しているものではないし、我が子のものだけをそろえればという気持ちでなく、今までは遂行してきました。そのために、保護者会で話し合いをするのです。家にミシンがある人、ない人もいるので、公民館でミシンをもちより、苦手な人はアイロンなどを担当するなどで、協力する体制でやってきました。園にもたくさんの衣装があります。基本的には、園にあるものを現状復帰を前提に、装飾していただく形を最初はご提案しています。
演目の中でも、ひとりだけが目立つ事がないように、ひとりだけが淋しい思いをしなくて良いような配慮を全員がする事は忘れたくないと思っています。
こどもたちががんばっているのです。
穏便にいきたいものです。

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