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不思議な夜散歩 タイプライター

運動会の練習で忙しい日々ですが、

先日の連休で、娘エリザベスの高校の文化祭が台風で1日だけになったものの終了したので、我が家もほっとしているところです。
そんなわけで、こどもたち二人と久々に夜の散歩に出た時の事です。
いえ、本当は、車で「横浜●」のラーメン屋に息子パンダは行きたかったのですが、
車を出そうとした時に、どうしても犬のタケちゃんがどいてくれなかったので、
仕方がないから歩いていけるところにでも行こうと、しきり直しをしたところでした。でも、歩き始めたら、なんだか3人での仲良し旅の事などの記憶も蘇って、楽しくなってきたので、鷹の台の駅の方面まできて、そのまんま武蔵美の近くの私の思い出の中華食堂で食べる事になりました。
私の出身中学のすぐそばなので、中学時代は、中間テスト等の時には、ここでラーメンを食べて帰っていました。こどもたちは、そんな校則の緩いのは、信じられないというのですが、私の時代は、とにかく中学が荒れていたので、友達と3人で(しかも全員が学級委員)ちょっと寄り道をしてラーメンを食べるくらいは、お咎めがなかったのです。
ラーメンを食べると、上水公園沿いに、不思議な店を見つけました。
「ほたる石」 というガラクタ屋さんです。
美大生たちが、試験管とか、貝殻とかを買って店から出てくるところでした。
「私たちも入ってみようよ。」
と、エリザベスが言うので、何げなく入りました。
こどもたちは、
「ハウルの動く城」のハウルの部屋みたいだ。
と、言いました。
昔の眼鏡をつくる時のテストレンズなんかも陳列されています。
しばらく、それぞれ勝手に店内をみていると、
息子パンダがいきなりひとりしかいない店員さんに声をかけていました。
「すみません。あのタイプライターはホントに動くんですか?」
それまで、お姉ちゃんにさんざん、
「あの機械なに?」
「触っていいの?」
「お手を触れないでくださいって書いてあるものは、触れないの!」
とかのやりとりがあったので、
まさか実力で交渉するとは思わずびっくり!
インド人か!
すると、ご希望ならば、試し打ちをさせてくださるとのこと。
買うつもりがないんだから辞退でしょ、
と、思っていたところ、
エリザベスが、
「私、今月のお誕生プレゼント、これがいい」
と、言い出しました。
9500円の品物です。
中古品ですが、使える品物だそうです。
エリザベスは、店内で、レクチャーを受けながら、
「チーン!」という改行の音も楽しんでいました。
私がまだ小学生で、雑誌「りぼん」を読んでいた頃、
大学生になったら、タイプライターを買ってもらおう!と思っていましたが、
大学生になったら「ワープロ」を買う時代になっていました。
「タイプライターのキーボードは、パソコンのキーボードと違って、むしろピアノのように強く叩いてください。」
という事で、なるほど、かなり力が必要です。
インクは、ネットでまだ買えるそうです。
取り扱い説明書のコピーももらえました。
エリザベスは、ご満悦で、早速購入し、包んでもらいました。
店を出て、夜風に吹かれながら、
「買っちゃったねぇ〜。衝動的にねぇ〜。出会ってしまったからねぇ〜」
と、いいつつ3人で歩いて、
ちょっと寄り道して、ミニストップでソフトクリームでも食べて帰ろうと思った時の事です。
「お姉さ〜〜〜〜ん!」
と、エリザベスを呼ぶらしい声がして振り向くと、
ブ〜〜〜〜ンと、バイクに乗った物体が、近づいてきました。
思わず、
「魔女の宅急便かと思った!」
と、大きな声で言ってのけぞりました。
パンダは、静止して固まりました。フリーズです。
だって、そのバイクは、まっ黄色の旧型のベスパみたいなアンティークで、横にキャラバン用の幌布のバッグがついていて、
そのお姉さんは、乗馬用のヘルメットを冠っていて、
ビクトリア時代の英国風の肩幅の狭いワンピースのままの店員さんスタイルだったから。
「お姉さん、おつりが500円間違っていました〜〜〜!」
と、500円玉をエリザベスに渡すと、
また、そのまま黄色い物体は去っていきました。
何がびっくりって、やっぱりその完璧なスタイルにです。
私は、音大で、いろ〜んな自分のスタイルを追い求めている「美」の人には遭遇していて、例えば、男でスカートとか、授業のノートをわざわざインク壷のペンでとっていたりとか・・・。そんな人、いっぱい見ているけれど、それでもその店員さんのインパクトには、驚きました。
「私、あの店員のお姉さんの友達になりたいな」
と、エリザベスは言いました。
お客さんからはじめれば、もしかしたらなれるかもしれないね。
「ママはいいなぁ。夏休みにも、いっぱい変わった人に会ったんでしょ。」
いえ、その、北海道で変わった楽器を演奏するアーティストたちと旅はしたけどね。
「私は、これからもっともっと、変わった人に会いたいなぁ〜。」
娘よ。
きっと、その夢、すぐ叶うと思うよ。
と、思った母でした。
もしかしたら、エリザベスそのものが、すでに変わっている人の領域に入っているのかもしれません。
変わっているという言葉を使っているけれど、
実は、それは通常と異なるという意味ではなくて、
個性をしっかり持って輝いている人ということを指しているのだね。
翌日も、
女二人で、夜のお散歩。
今度は、カフェスローでまったり、
そして、女子校生の「個性的な筆箱探し」にとことん、つきあいました。
エリザベスは、間もなく17歳。
彼女がセブンティーンのバースデープレゼントは、タイプライターで、
自分にそっくりなメガネをかけているネコの筆箱を使っていたジェネレーションだった事を、私は、ずっとずっと忘れないだろうなぁ〜、と思いました。
余談。
今日は、エリザベスは、代休で家にいたので、
さくら組さんで人出が必要だったホール壁面(秋の七草)のハサミ作業の作業に借り出していました。
さくら組さんたち、ファミリーキャンプで知っている人もいたので、
口々に言っていました。
「あ、まり先生ちの人だ」
年長さんの皆さんが思っている親と子のイメージとは、ちょっともう違うんだねぇ。

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