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ASIAN WINGS&おおたか静流 北海道新得町 公演日

一夜あけて、新得の朝です。

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な〜んにもありません。
マラソンの積水チームが合宿をしていました。
彼らにとって、コンビニがない事は、とても重要なのかもしれませんね。
朝食に、自分で緑のジュースをミキサーで作っていました。
お昼前に集合し、新得駅前の有名なお蕎麦屋さんにて、
色の濃い立派なお蕎麦をいただきました。
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時計周りに添乗員さんらしくファイルを持っている馬頭琴さん、テルミンさん、静流さん、シタールさん、つるさん、
カオスパッドさん、私、タブラさん、ウードさん。
2:30に再び、会場入りし、
ポイントを絞った入念なリハーサル。
ここで、特訓をしていたのは、「ラジオ体操」。
アトラクションとしての趣向があって、ミュージシャンたちも演奏はせずに全員体操をする事になりました。
(笑)
ここ、笑うところですよ。貴重な映像です。
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静流さんが、
「こどもたちもステージにあげたいね。一緒に体操したいね。」
とアイディアをくれたので、
私も頭の回線が繋がりました。
キクチさんの職場の図書館で、「ラジオ体操」のイラストを探すと、
そのまんまの教則本があったので、それをもとに地元のこどもたちがステージにあがりやすくするための根回しポスターを作成してみる事にしました。
幼稚園教諭の私だから思うのかもしれませんが、
「こどもたちステージにおいで」
といって、いくらこどもだからといって、おいそれとステージにあがれるもんではないと思うのです。うっかりあがって、サルになってとか言われたら嫌だなぁ、と警戒するのが普通だと思うのです。
でも、
新得町の事情は、ちょっと違うようです。
「今日来るこどもたちは、みんな顔がわかるし、富村牛の校長先生が10人くらい引率してきてくれる。それに、新得のこどもは夏休みは毎日、ラジオ体操やってるから。」
ピンときました。
「恥をかいたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」
という気持ちは、ここの子たちにはないようです。
みんな知り合いか、知り合いの知り合いのあったかい環境の「ペンギン村」のようなからくりが、少しずつ理解できていた頃でした。
しばらくすると、
「十勝毎日新聞」 の記者さんを紹介されました。
どうやら、私の事を正式なAWのマネージャーだと思われたようなのですが、
私はどさくさにまぎれてツアーに紛れ込んでいるのも悪いのでスタッフをやらせていただいているような感じなので、躊躇はしたのですが、
本番直前で精神を統一されているミュージシャンの事を考えて、
「簡単な事なら」
という条件で、取材を受けさせていただきました。
ノルウェーの「風に吹かれて」の広島ツアー(小編成)から、今回の北海道のフルメンバー(8人)での演奏旅行に繋がっている事や、各楽器の事などを初めての方向けの事をお話させていただきました。
同時に、入場してきたこどもたちに、新得側のスタッフ総出で、私の書いたポスターを指差しながら、「ラジオ体操」への参加を促します。すると、驚いた事に、こどもたちや親御さんの方から、
「じゃ、出易いように前の方に座ろっか?」
みたいな感じで協力的に事が運んでいきました。
こどもたちは、ただ「ラジオ体操」と耳で聞くよりも、目で体操するイラストを見た方が参加する気持ちが高まると思ったのですが、どうやら普段の絆の深い新得では、そこまでしなくてもキクチのおじさんが言うならやろう!みたいな感じで受け入れてくれるようでした。その後、参加が固いこどもたちとミニ練習をしたり、私と一緒にお手本をしてくださるキクチ奥さんと打ち合わせをしたりしていました。
今回撮影は、オフィシャル以外はNGとなっていたのですが、親御さんの方から、我が子がステージにいる時だけでも、静流さんとの写真なので絶対に欲しいというリクエストがあり、スタッフで考えたところ、
「参加するこどもたちは、皆、誰かの知り合いだから、後で写真を配れば大丈夫」という、びっくりな解決をしました。
びっくりといえば、もうひとつ。
今回の主催は、町と教育委員会も絡んでいるようなので、
チケットは、大人の当日で格安で¥1500、高校生以下は無料です。
新得町は、高齢者が多い町なので、こどもの集客はあまり見込めないという事でした。でも、ふらりと公民館を訪れたあるお母さんが、
「大人は有料だけど、こどもは無料だから、こどもだけ入れてもいいかな?」
と言うと、
受けつけスタッフは、
「いいよ」とあっさりいいました。
信じられない!と、園長として、日々、いろんな事に対処している私の立場としては、「保護者のいないところで、こどもだけを預かって、もしもの事が起きたら責任の所在を。」
なんて、思考はそこにはないんだ〜、とガクガクと気が抜けてしまいました。
ここは、楽園です。
こんなところで育ったら、さぞ自分に自信が持てるまっすぐな子に育つんだろうなぁ、と思いました。
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公演は大成功でした。
特に「ラジオ体操」のアトラクションは、大盛況。
30名ほどのこどもたちが、ステージの袖までいっぱいになって、
力いっぱい体操してくれました。
私も、この時ばかりは、仮面を脱いで「まり先生」丸出しで、
「見えない線の通りに並びま〜す!」
と、しきってしまいました。
無事に新聞掲載用の写真も撮れました。
こどもたちは、自分たちが主役になったような気持ちになった事でしょう。
「わたしたち、こどもたちのためにAWが新得にきてくれた」
そんな空気が溢れていました。
静流さんのCD「イコロ」は、開演前に売り切れて、翌日の札幌分を後で足しても売り切れてしまいました。
『イコロはアイヌ語ですよね。意味は何ですか?』
北海道らしい、自分の知らないアイヌ語に対する質問が開演前にありました。
⇒宝物
『おおたか静流さんが主題歌を歌うNHK「未解決事件」の曲名は何ですか?』
⇒ラビリンス
この方は、この曲名が知りたくて、新得までやってきたそうです。
静流さんが個人的にお答えする時間がなかったので、これは後で、キクチさんが伝言してくれる事になりました。
一番多かった質問は、「何時に終わりますか?」
予定していたプログラム50分とお知らせしていたのですが、
こどもたちが盛り上がったこと、オトナ向けのプログラムにはない「でんでらりゅうば」も追加してしまったために、時間が大幅に延長されてしまいました。
ラッキーと思った方も多かったのですが、
公共の交通の便が悪い新得では、帰れなくなる人や、迎えに来てもらう都合があったようでした。
今まで黙って、脚立に乗ったりする作業をしていた若い職員さんの声を初めて聞きました。
「あ。俺、ちょっとバスに乗れなかった人たち、送ってくるから。」
小さい町の役場では、上司の指示だけで動くのではなく、
自分が善かれと思った事を、それぞれが行動して、助け合いは廻っていくんだなぁ、と思いました。
素晴らしい町です。
小さい町なので、私が買い物に行った時に、うっかり落としたスタッフのネームプレートが、後からスーパーから届きました。
「今、町にミュージシャンが来ているから、きっとそこのマネージャーだ。」
私の名前がいろんな人の手に渡って、ハテナマークを産んだのですね。
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新得のスタッフみ〜んなと記念写真。
撮影は、「森の写真家」の小寺卓也さん。

「いっしょだよ」アリス館

を、刊行されています。
打ち上げは、新得のスタッフや、小寺さんのお嬢さんも一緒に、
「鳥せい」という北海道の有名チェーンのザンギ(唐揚げ)屋さんでした。
前夜のミュージシャンのみの宴と同様に、
ぶっとんだ大宴会で、馬頭琴さんの喉歌(ホーミー)の講習会まで繰り広げられ、
静流さんが言うところの、
「余韻もへったくれもない」笑い声に包まれていたので、
ためしに唯一の小学生の小寺さんのお嬢さんに、
「このおじさんの楽器は何だった?わかんない?蝉の人?」
と、ステージでは、圧巻のシタールの弾き歌いで、インドのこぶしを披露してくれた神業を披露してくれたシタールさんが、ただの蝉の声の物まねが上手いおじさんになっていた事に、またまたみんなで大笑いでした。
お開き後、
スタッフさんと別れてキクチさんと町の車でホテルに向かう途中、
ゴロゴロと雷の音が、
「でんでら、でんでら〜」
と、さっきまでそれを演奏していたミュージシャンたちが、口々に言っていました。
演奏がお仕事のミュージシャンは、厳しい事や辛い事もあるのでしょうが、
こんな楽しい旅の瞬間もある事がわかった「まり先生」なのでした。
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コメント

まり先生、十勝毎日新聞に載ったんですか!?友達に聞けば、誰か持っているかも!

知っている地名店名たくさん出てきて嬉しかった^^
北海道わやいいしょ!また是非どうぞ!今度は子供さんと!

遅れましたが、お泊り保育どうぞよろしくおねがいします♪

投稿: よっしー56 | 2013年8月27日 (火) 21時53分

>よっしー56さん 北海道、大好きになりました。札幌とそれ以外は全然違うという話も聞いていた通りでした。東京と変わらないと想像していた札幌駅は、実はディーゼルエンジンの匂いと銀河鉄道999に出てくる外宇宙に向かす重装甲の777みたいなゴツい特急列車が、ものすごい威圧感でした。新得ー新札幌間は、いくつ乗り換えたかは、添乗員さんについていっただけなので、わからないけれど、地名が、知っている漢字なのに、アイヌ語の響きというのも異国です。「新得」もアイヌ語で、肘の曲がったところという意味だそうですよ。お泊り保育、連絡網、ちゃんと通じたかなぁ〜。

投稿: まり | 2013年8月29日 (木) 07時08分

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