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思い出写真館

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今日は、未就園児リトミックでした。
この活動は、私にとって、遥か昔に通り過ぎてしまった小さい子を育てていた自分を思い出させてくれる大切な活動です。
今は、高校2年生(娘)と中学1年生(息子)の親というよりは、
お財布であり、食事係で、洗濯アイロンと、
時々、映画や旅に連れてく親分くらいの感覚が大きくなって、
親として必死に考えを寄せるのは、成績と友達関係で悩んでいるときくらいです。
でも、
未リトミに来てくださっている皆さんのおかげで、
私にもこんな時代があったと、
毎回、毎回、思い出せるのです。
それで、
写真は、30歳の時の私と冬だから5ケ月くらいかなぁ?の娘です。
まだ、この頃は、市内ではなく立川から通勤していた事もあって、保育園には当選する事ができずに、産後10日目から、子連れ通勤をしていました。
自分の弁当などの勤務に必要なものの他に、娘のオムツと着替を持っての通勤。
自転車の時は良いのですが、雨で電車だったりすると、自分がお腹が空くと母乳がでなくなってしまい、すると車内でぐずられると切り札がだせないのを防ぐため、よくモスバーガーでベビーをおんぶしたまま立ち食いをしていました。(笑)
私がリトミックをしている間は、事務所にベビーベッドを置かせてもらって、
寝て待っていてもらいました。園の流れと自分の授乳のタイミングと、乳を出すための自分のエネルギー補給とを考えに考えていて、当時の手帳には細かく記入してあります。
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9月生まれの娘が5ケ月だった2月に、
年長さんの修了遠足は、「よみうりランド」。
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当時は、まだ離乳食をはじめたばかりで、1回食。
アシカショーを観るための席を添乗員としてベビーカーを押して確保をした後、
園児の観覧中に抜けて、娘の離乳食をすませて、
また園児と合流して、お弁当の場所を確保して、
乳を出すために、私もモリモリ食べて、その後、授乳しながら、
お弁当の後の指示を出していました。
その後、娘は、歩行器に入れっぱなしの時代を経て、
引っ越し後、2歳で保育園に入園。
息子は、5ケ月のゼロ歳時入園を叶えてもらいましたが、
喘息持ち、添加物アレルギー、ハウスダスト、小動物にもアレルギー反応がでて、
入院も2回経験して、
私の母としてのスキルをかなりあげてくれました。
二人とも、保育園を途中退園して、年少から「むらさき幼稚園」に入園させました。トラブルをさけて、実子は経営に関係する園には入れない人が多いのは承知ですが、私も、弟もこの幼稚園出身です。将来、園を継ぐかもしれない彼らに、我が園のスタイルと、母の保育ポリシーを伝えたかった。
当時、私のママ友となってくださった同級生ママたちのご配慮には、本当に感謝をしています。二人とも、放課後の友達ライフも満喫させていただきました。私も園長としてだけでは見られない、いろんな勉強をさせていただきました。
二人の実子を通して学んだ園生活で、お母さんたちが園に託す気持ちもわかりました。今の私の進んでいる道は、その頃がベースになっています。
「我が子がこれをしたら、楽しかろう。」
「我が子と一緒に楽しめたら、嬉しかろう」
お迎えは、私の母と当時はまだ独身だった実弟(むらさき幼稚園出身)が、よく登板してくれたりしていましたが、朝は、誰も送りが担当できないので、同じ敷地内という事もあって、
「『がんこちゃん』がテレビで始まったら9時だから、ブレザーと帽子とリュックを持って鍵をかけて幼稚園にくる」
とさせていて、後で園では親子という事を内緒にしている設定だったので、鍵をこっそり私に渡しにくるというシステムにしていました。
息子パンダは、何をやっても不器用で、制服の着こなしも帽子も逆さまで、鍵も首からぶら下がりっぱなしで、園庭を
「ひとりで園にきていますが何か」オーラを全開で園庭を歩いていて、
職員室や園庭から、ほくそ笑んでいました。
娘は、私が特訓してしまったせいで、小さい頃から年齢の割には、滑舌がしっかりしており、しかも声が私にそっくり。さらに、園児だったら絶対に言わないないような事を背後から言うので、よく先生方は私と間違えて敬語で応えて、振り向いたらエリザベスでびっくり!という事がありました。
「エツコ先生、黄色バスはもう到着した?」
「いえ、まだです。えっ!、エリザベスちゃん。びっくりした、だって、黄色に乗ってる筈のまり先生が、今しゃべったと思った〜。びっくりした〜」
って。
うちの幼稚園出身のこどもたちは、そろって個性をちゃんと出した成長をしています。思春期にもちゃんと、親子でむきあっているご家庭が多い印象です。
それは、幼児期に、親も幼稚園とかかわりながら、こどもの事をたくさん知るチャンスがあるからだと思うのです。
ここが、我が園の良いところです。
大変だ、面倒くさいからと、預ける事を優先してしまったり、見るべきところを見ないでいると、幼児期に掴んでいればわかった我が子の方向性が親のしいたレールと違うと感じたり、こんな子じゃないと思ったと思うから、親子で衝突がおきるのではないでしょうか。
自分の幼稚園時代の事を覚えている大人は素敵です。
そして、我が幼稚園を選んでくださった方の多くに、
自分の幼稚園時代を語れる大人になっている方がいます。
世の中全体をみてみると、
「小さい頃の記憶、ほとんどない」
という方もいっぱいいます。
うちの幼稚園出身の子たちが、いろんな記憶を保って卒園できるのは、
きっと親子でいろんな共有ができているからでしょう。
自分の子も卒園させたからこそいえるのです。
うちの幼稚園が一番だよ。
こんな事もあったなぁ〜、
と、思いつつ、
このところ、メールや電話、直接来園をされる方が多く、
全く対応ができていない事をお詫びします。
明日は、都庁に出張のために、午後は在園していません。
皆さんの応援してくださるお気持ちには、大変感謝しております。
この場を借りて、御礼申し上げます。
日々の保育はまだ継続しており、ONとOFFを確保して、
心身の健康を維持したいと希望しております。

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コメント

おはようございます。
まり先生若い(笑)私は30才の時小学校の娘を
ビシビシ育てた。まさに鬼の母親です。
今でも娘に言われます。
覚えてるんですよね。下の娘には、なぜか甘く(笑)

昨日ママ友から電話あり年少から、むらさき幼稚園
行きたいんだよね。って
私言葉が出なくて。でも事実を言わないといけないから
伝えました。

投稿: mamapon | 2013年7月 5日 (金) 09時28分

>mamaponさん 我が園に入園される筈だったこどもたちに会えずに残念です。この気持ちだけは、どうしようもありませんね。まだ、産んでもいないのに、こどもを失ってしまったような気持ちに似ているかなぁ。

投稿: まり | 2013年7月 6日 (土) 07時58分

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