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でんでらキャラバン@福島テルサFTホール

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本当に本当に楽しみにしていた「でんでらキャラバン@福島テルサホール公演」のお手伝いのため、先週に引き続き福島に行ってきました。
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夕方に福島入りして、夕飯を食べがてら、福島駅前をブラブラ散歩。
ワンちゃんが出迎えてくれた雑貨屋さんでは、娘のお土産を購入しました。
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翌日は早朝から始動なので、前乗り宿泊したホテルのシングルルーム。
我が家は未だに家族全員が寝室で寝ているので、こんな自分だけの部屋で寝るのは憧れです。
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翌日は、朝イチで会場入りして、
セッティングのお手伝い。
実は、今回の「でんでら」は、数カ所を巡回するツアーを数日間行っているのですが、つるさん(小澤敏也)は、療養治療中なので、大きなホールでの2公演のみの参加となったので、私も巡業せずにホールスタッフのお仕事でキャラバンから派遣していただく事になりました。
なので、前日も夜公演を二本松で行っていた他メンバーの皆さんが到着される前に、つるさんの搬入、セッティングをお手伝いして、ホールの受付や物販のスタッフが集まるとそちらにまわりました。
つるさんは、そのまま一人でサウンドチェックを続けていました。
と、いうのも、この夏から秋に数本の地方への演奏公演をした後は、
治療に専念するためにツアーは行わないと決めたそうなので、
「でんでらキャラバン」の素晴らしい仲間たちの演奏への調整は、
入念に行ないたかったのでしょう。
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この後、静流さんたちが会場入り。
私は、今回、静流さんとゆっくりお話する時間はなかったのですが、
お会いした瞬間、抱きしめてもらいました。
閉園の事など、いろんな思いをギュっと包んでもらいました。
もう、これだけで、私は福島に行けて良かったと思いました。
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大きなホールには、シャワールームや和室などを備えた楽屋がいくつかあって、
共有の廊下にケータリングコーナーを設けてあります。
そこで、ちょっとした事件がおきました。
人気者の静流さんの元に、
旬の桃が1ダース、箱で届いたのです。
静流さんは、大忙しでリハーサルに戻らねばならないので、
その場に居合わせた私がなんとかするような雰囲気になったため、
まずは、箱をかついで、館長さんを捜索。1階のカフェで発見。
ことの次第を説明すると、フロントで包丁とか皿とかを貸してもらえるとの事。
早速、そのようにして、「借り賃」として、桃を二つ進呈。
もう静流さんがもらったものなのに、勝手に動いています。
それで、男性楽屋、女性楽屋、つるさんが休めるように用意していただいた和室の3つにそれぞれ皿に桃を盛って置いておきました。あまりに豪快な切りっぷりに、失笑を買うのを覚悟でやりきりました。(笑)
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しばらくして開場。
物販のスタッフは、それぞれ福島を応援する団体から集まってきた人、
それに、今回の企画者で「でんでらキャラバン福島部隊」のバンドマスターの熊谷陽子(張 紅陽)さんの人脈で、石巻ラストラーダの安富さんも販売と会場案内、そして影アナで参加されていました。私は、静流さんの「IKOR」の販売を担当。でも、計算が弱いのでんでら隊長の赤松さんに助けていただきっぱなしでした。
1ステージの幕があくと、受付販売スタッフはちょっと時間があいたので、私はまだお昼を食べていなかったので、つるさんの楽屋にお弁当をとりに行こうと思ったとき、ちょうど館長さんがいたので、一緒に販売をしていた安富さんの分のお弁当もあったらゲットして一緒に食べようと思って、交渉してみました。
すると、
さすが地元!という感じで、安富さんと館長さんは旧知という感じで、
「じゃ、二人でレストランで好きなもの食べちゃいなさいよ。」
と、太っ腹な事を言ってくださいました。
神様。
私、大人になって、もしホールの館長さんになったら、
こんな風な太っ腹な対応をしたいです。
「お、お、私のお弁当は?」
と、もったいない婆さんな事を恐る恐る言うと、
「そんなのもういいから、レストランで何でも好きなの食べなさい。私からレストランに言っておくから。」
ラッキー♪
安富さんと楽しく2階のレストランで館長さんのご好意で好きな物をご馳走になりました。
1回目の公演が終わると、間もなく2回目の公演の開場時間になりました。
今回の「でんでらキャラバン」のホール公演は、ラジオ等地元のメディアでも取り上げられての宣伝効果もあるけれど、
震災からすぐに、名前を売りたいような著名な方が行かない放射線量が高い地域の保育園や児童施設を一日に何カ所も廻っていた「でんでら」は、福島の人たちの親戚や周りの人たちの誰かは、繋がりがもてたのだと思います。
バンマスのアコーディオンの張さんは、福島生まれで現在も在住されています。福島の人が、そこから発信する活動であるという事が、福島の人にとっては、ことさら大事なのだと、何回も感じました。
例えば、販売コーナーにいる私たちのところに、質問がきたりします。
「張さんは、福島のどこのご出身ですか?」
でんでらキャラバン隊長赤松さんが
「岩見です。」
が答えて、更に
「ギター担当のご主人は、郡山の出身ですよ。」
と言うと、とても納得して戻られました。
街に貼られているスローガンでも、
「負けない福島」
と、ありました。支援の方法について、福島から発信できる「福島部隊」があるのは、「でんでら」の大きな強みなのだなぁ、と自慢できるところです。
張さんの関わっているプロジェクトには、
「NO NUKE 」の缶バッチの配布というのもあります。
これは、東京の「でんでらイベント」で私も物販ブースで関わった事があるのですが、東京ではこのバッチを受け取る、身につけるという事は、ハードルが高いと思います。
もちろん、原発に反対するかどうかは、個人の意志なので、
そういった意味で、自分の意志を示そう。仲間を見つけようという意味で、この缶バッチは製作されたのだと思います。
私は、現在の立場では、まだ園長なので、さまざま気遣いがあり、心の中の気持ちはハッキリとしていても、意志を公言する事は避けています。卒園したご家庭など、周りの方には原発関係で生計をたてていたご親族がいる方も複数います。
園児たちをできるだけ雨に濡らさないようにする、製作で木の実を使う時は、震災前のものを使用する、木の葉では遊ばせない。焼き芋の煙を吸わせない、定期的に測定をする等、放射線にこどもたちが影響をうけないような配慮をひっそりとしているのが私のスタンスです。
だから、こんなに堂々と、次々から手が出てこのバッチを皆が身につけていくのは、やはりここは「フクシマ」なんだ、と思いました。
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ステージは、大盛り上がり。
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この公演は、無料ですが、往復ハガキで申し込みが必要でした。
申し込み開始後、あっと言う間にホール定員の400名を超えてしまったので、
急遽、追加公演で二回公演となったというわけです。
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終演後は、「シズリン」がグリーティングに出てきてくれました。
CDは、サイン付き!
しかも、本日、特別価格での販売です。
「福島のお母さんに、是非聞いてほしいから」
と、静流さんはMCでおっしゃっていました。
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お客様が帰ると、
楽器を撤収して、
ステージも照明が下がり、片付け作業をしている中、
今度は楽器を車に搬出。
つるさんは、翌日に東京で治療があるために、
そのまま帰る事になっています。
館長さんが、ホールのスタッフを集めました。
職員の皆さんと、シズリンとの記念写真です。
きっと、ずっとずっと前からこの日のために、
動き続けていたんでしょうね。
この館長さん。
いいなぁ。
理想の上司なんだろうなぁ。
なんだかみんなのお父さんみたいでした。
昨年秋は、「でんでらキャラバン」で書道の「山田麻子」さん、からだ隊のカヲル先生とともに、「つる&まり」でリズムクエストを南会津の保養施設「こめらの森」で活動をさせていただいたのですが、今回のでんでらに、「こめらの森」つながりの方々が、はるばるバスに乗って、団体でやってこられました。
公開しているPR映像を見て、「でんでらの事を勉強」してくださったようで、私の事も、
「まり先生!」
と、名前まで知っていてくれました。
びっくりしたなぁ〜。
「でんでらキャラバン」の活動は、みなさんが注目してくださっているようで、
私も関わる事ができる事をとても誇りに思っています。
おおたか静流 うた
熊谷 陽子(張 紅陽) アコーディオン
松井 亜由美 バイオリン
浦山 秀彦 ギター
沢田 穣治 ベース
小澤敏也 パンデイロ、パーカッション、壷、スプーン
演奏は、素晴らしかった。
「The Voice Is Coming 」の熱唱には、毎回泣いてしまう。
静流さんの歌声には、今私たちが生きている現世と、
この世でないところとの通信手段のような気がする。
特別な思いを持って、心に焼き付けました。
ミュージシャンチームや館長さんはじめホールスタッフと別れをあわただしく告げて、
つるさんと車中の人になりました。
二人だけになって、まっさきに言ったのは、
The Voice Is Coming 、今回、特に素晴らしかったね。私、今日も泣いちゃったよ。」
と、言うと、
つるさんは、
「俺も演奏して泣きそうだった。」
と、おじさんなのに言うので、
「えっ?だって、吠えてたじゃん。」
そうなんです。
2公演目のラストから2番目のこの曲で、
突如、つるさんは、
「ワオ〜ン」って、遠吠えをしていたのです。
もともと、野獣系パーカッショニストだし、
それまでも激しく楽器を叩いていたので、違和感はないと思うのだけれども、
この曲は、CDでは、ピアノ伴奏のみのしっとりとした感じで、
別に野生の王国は登場しないイメージだと思うのです。
正直、私は、自分はボロボロに泣きながらも、
「あぁ、やっちゃったね。つる兄さん。」
と、思って、そのままそれを言いました。
すると、つるさんは、
「いいんだよ。心があれば。演奏は何をやっても。
『でんでらキャラバン』は、それが許される仲間たちだから。」
と、思いがけない良い言葉をいいました。
「心があれば、いいんだよ。」
この旅で、一番の収穫になった良い言葉でした。
「でんでらキャラバン福島隊」
また、是非参加させていただきたいと思っています。
それは、
私、自身のために。

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