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でんでらキャラバン@下北沢

私がお手伝いとして参加している「でんでらキャラバン」は、東日本大震災の被災地に音楽、アート、気功、アロマセラピーなどでキャラバンをする人たちの集まりです。
私は昨年10月に南会津の保養施設 にリトミックとパーカッションとぺとらとを融合させた「リズムクエスト」として、つるさんと参加させていただいたり、下北沢のイベントでは、お楽しみコーナーを担当させていただいたりしています。
今回の、お役目は、隊長のご指名で「でんでらくじ」。
南三陸の名産やおおたか静流さんや、竹内都子さんらスタッフの提供の品を織り交ぜたものをアソートにしてラッピング、紙で袋とじの「くじ」を作成しました。
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看板の絵も、袋とじの絵も私が勝手に「シズリン」のイラストを堂々と描いています。(やりたい放題です)
いつも感謝しているのですが、幼稚園以外での自分の居場所がこうしてあるのは、本当にありがたい事です。「まり先生なら、きっとこれができる」と、私の事を知ってくださっている人がいる。それがしかも大好きな人たち。嬉しい事です。

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そして、竹内都子さんも急遽参加される事になり、私と一緒にくじコーナーを担当されるというラッキーな出来事がふってわいてきました。
都子さんは、「ピンクの電話」、というよりは、今は、通販のテレビ番組でおなじみですね。
都子さんは、前回もゲスト参加されていて、素敵な飾らないお人柄で、大好きになりました。今回は、濃密に一緒に過ごさせていただいて、本当にパワーを頂きました。旅番組などで温泉に入られる時に、ふと都子さんが醸し出されるような周りの人々を不安にさせないコツのようなものを一生懸命吸収しようと、がんばりました。
都子さんがくじに提供してくださった商品は、「ボシュレ」の通販でもおなじみの、「首までカバーできる魔法のフェイスマスク」です。大人気だった訳は、魔法の紹介の時の言葉選び、プロの技でした。
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演奏コーナーの「おおたか静流、大友剛、小澤敏也」では、都子さんは朗読を担当されていました。
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そして、楽しかったのは、時折、
おおたかさんや都子さんがタイミングを見て、
こんな風にコマーシャルコーナーをゲリラ番組でやってしまう事です。
下でお手伝いをしているのがわたし。
看板持ちは、つるさんです。
素敵なお二人と、野人の兄パーカッショニストも一緒に
楽しくて、楽しくて、
ずっと笑いながら「くじ」を販売して、
40組が完売しました。
ところで、皆さんは「慶明丸」

アラスカ沖のミドルトン島の海岸に宮城県南三陸町のレストラン「慶明丸」が店の看板として使用していた養殖用浮球が漂着

新聞記事は、お読みになりましたでしょうか?
そのレストランを復興された「三浦さき子」さんが、
今回のでんでらのゲストで語り部として、
南三陸のお話をされていました。
お人柄、器がもともと大きな方というのが、お話のふしぶしから感じ取れるのですが、立派な活動をされて、それを自分のスタイルを崩さず、大げさにせずに自然体で語り部をされています。
とても印象に残ったお話がありますので、
ユーストリームのアーカイブはこちらです。

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私が三浦さんのお話を伺って、一番強く感じた事は、

年長者として、母として、色んな経験を下の世代に話して聞かせるふとした事が、

大災害の時にひょんと出てくる「危険性」について。

三浦さんは、小学6年生の時にチリ沖地震からの津波も経験されているので、

その時の経験から、「津波は来てもこの程度」という自分なりの基準があったそうです。それを常日頃からお孫さんたちに目安として話して聞かせていたのだけれど、それが311の東日本大震災では、予想を遥かに越えていた。だから、孫たちが避難の判断をする時に、「婆ちゃんが言っていた事」を基準にして、避難が遅れたのではないか?という心配が、先に大婆ちゃんと一緒に高台に避難していた時にずっと心配だったというのです。幸い、水浸しになりながらも高校生のお孫さんは後から避難に合流できたそうですが、この話からもう一つリアルに自分に置き換えて思いをはせることができるのは、避難する時には、みんなバラバラにそれぞれ「てんでんこ」であるという事です。我が家に置き換えると、それぞれこどもたちが学校に行っている間にどんな災害がきても、それぞれがてんでんこにそれぞれの判断で避難をはじめる事が大事だと気付く事ができました。『ママの「GOサイン」を待たないで、避難をはじめる。生きのびる。』これ、大事だなぁ、と思ってお話に聞きいっていました。

写真の中の黄色いブイは、くじの中の商品にも織り交ぜて入れさせていただいたので、私が後で購入した2点にも入っていました。園のホールに飾りました。南三陸の名産グッズは、たこの絵柄や大漁旗があしらわれています。チリ地震後の交流で、チリから送られたモアイもあるそうで、それに因んだお菓子も名産です。南三陸の話を聞くと、行ってみたくなります。慶明丸レストランにも是非行きたい。三浦さんに会いたいという観光でも、支援になるのかもしれません。

後、もうひとつ印象深かったエピソード。

イベントには、私たちのくじ屋の他、南三陸のわかめ等の特産物を販売するブースや、ブッフェやドリンクの飲食の販売もあって、和やかなお祭りのような雰囲気でスタートをしました。お客様の流れとして、まずは腹ごしらえを優先という事で、私のくじ屋さんは暇だったのですが、おおたかさんは場内をご案内業務をしつつ、私のすぐ側でスタンバイをして、くじの販売促進の声かけ等を手伝ってくださっていました。すると、シュンとしたご年齢のご婦人が、まずは「店を流す」とか「冷やかす」みたいな昭和のいなせな感じの距離感で近づいていらっしゃいました。私がもうひとつ担当していたアコーディオン奏者張紅陽さんから託されていた缶バッチのチャリティに募金をしていただいたりのやりとりの中で、

「私はもう年寄りだから、あまりモノを持ちたくないの」

という会話の一部が、まるで私の母が言っている事と同じだなぁ、

なんて、心で思ったりしていました。

それで、ふと、そのお客様は、とカウンターごしで対面しているすぐ側で、時折コメントを入れて空間を共有している和風ないでたちの女性が、七色の歌声を持つスーパーアーティストの「おおたか静流」さんである事に突如として気付きます。

後ろに数十センチのけぞりました。

言葉にならない、いろんなビックリの後、

「だって、誰もここに『おおたか静流さん』がいるって、教えてくれなかったから!」と、おっしゃったら、静流さんは、

「ここあたりにいるのは、皆スタッフなので、私がこんな風にいるのは慣れているからですよ。」

と、応えられました。

そうだよなぁ。

私、すっかり「でんでら」に染まっているので、おおたかさんがスタッフのような仕事も普通に手伝ってくださる事を当たり前に受け入れてしまっているけれど、

テレビに出ている芸能人が普通にいたら、ビックリするのが当たり前なのかもしれません。

その後、そのご婦人が、静流さんの歌がどんなに好きか、

そして、いつもその衣装の布などにとても注目をしていて、ぜひ着こなしていただきたい地方の布のご紹介などの会話がありました。

その後の一言が、私の胸に刺さります。

「おおたかさんのまわりに集まる人たちは、きっと素晴らしい人たちなんでしょうね。素晴らしい人の周りには、素晴らしい人が集まるものですものね。」

憧れの歌姫を前に、頬を紅潮させて、一生懸命、ご自分の思いを伝えられていらっしゃいました。私もおおたかさんの周りに集まった人間の一人としてカウントされて見られるのかもしれないのです。背筋を伸ばさずにはいられませんでした。

その後も、私はこの言葉が頭に残っていて、都子さんがくじコーナーに合流されてから、静流さんと都子さんの魂フレンドという感じの会話をしなくても通じ合っている雰囲気を肌で感じていました。

素晴らしい体験をさせていただいたと思っています。

演奏コーナーには、途中で都子さんが朗読に参加されましたが、

冒頭は、おおたか静流さん、ピアニカ王子こと大友剛さん、我らがつる兄さん(小澤敏也)パーカッションで、大人の展開ではじまりました。

今回は、大入り満員なのですが、平日夜なのでお子様の参加がありませんでした。なので、妖精シズリンのブラックな部分がたくさん楽しめるというお宝ライブでした。前日に波照間島から戻られたというシズリンは、本当にそれが感じられる匂いがしました。本当です。

それで、ブラックシズリンは、ピアノの大友さんにも、つるさんにも、

ソロのアドリブコーナーの時に

「もっと面白く!」

と、あおってくるので、それに応えようとミュージシャンの演奏が白熱して、観客もヒューヒューと歓声をあげて喜んでいるような状況。

ユーストリームで世界配信されていて、アーカイブで後からも見られるそうです。(既述)

でんでらの映像部門担当は、モーリーさん。

報告コーナーでは、「こめらの森」でのキャラバン遠征の模様を10分に編集した映像を上映してくれました。リズムクエストでは、私も映っているのですが、スクリーンで見る自分というのは、私自身は毎年の卒園式謝恩会の思い出DVDで見慣れているのですが、モーリーさんの映像で見る自分は、実に客観的に登場人物として見る事ができます。実に不思議。

つるさんも同じような感覚があるのでしょう。

「俺、映像を見て、俺の顔、こんなだけど、それで良いかもと思った。」

と、言っていました。

翻訳すると、かっこ良い自分が発見できたという事です。

映像の冒頭で流れている「竹」を叩くような音の曲は、私が作曲した「探し物」という、普段は楽団「ぺとら」で演奏している曲です。こめらでのオープニングにこの曲を選んだ思いは、

『これから「こめら」でどんな事が起こるのかのドキドキとワクワク』

だったのですが、映像の冒頭部分にもこの音像が取り上げていただけて、思いが繋がったようで、嬉しいよりは驚きました。

モーリーさん曰く、

「良いものと良いものを繋げていくと自然にこうなる」

との事です。奥が深いなぁ。

この映像は、いずれyoutubeで公開される予定だそうです。

会の最初の飲食、物販を中心としたワイガヤの雰囲気。

パワーポイントを使ったわかりやすい南三陸について学びの場を経て、

語り部「三浦さき子」さんを招いてのトーク。

展示には、南三陸の観光協会の協力を得ての閲覧可能な写真たち。壁を飾るのには、書担当の隊員の書のアートも力を添えて、でんでらの立ち位置を表現している。

三浦さんの貴重な話に、会場全体が一つになったところで、音楽のエネルギーが発散される。しかも、本日はブラックなシズリンが、熱く熱くかきまわしている。

語り部の三浦さん、慶明丸レストランを応援する人々も集結して、熱い思いにマイクをとる方もいた。

チリ大使館の方のスピーチに、海は繋がっている、地球の上に人は生かされている謙虚な気持ちを思い出される。

「何もかもが、完璧だね。この空間は。」

と、演奏が終わって、くじの販売に戻ってきてくれた「つる兄」が言いました。

今、我が家の食卓には、この会で購入させていただいた食品が並んでいます。

塩辛、何年ぶりに食べただろう。

三浦さんが打ち上げでおっしゃっていたけれど、南三陸では、ワカメを野菜のように食べるそうです。これを機会に、私の食の選び方も変わるかもしれません。支援じゃなくて、自分も関わりを楽しむと、でんでらの皆が口をそろえて言っています。良い刺激を受けています。

くじは完売したのですが、最後の方は、スタッフがかけつけてくれて随分と買ってくれました。その中で、40枚、40組あるくじと商品パックの組み合わせの中で、偶然にも自分が出品したマフラーが当たってしまったスタッフがいました。1000円出してくじを買って、自分のが当たって戻ってきた。

すると、隣にいた静流さんが、さっと、

「じゃ、私のと交換こしようか?」

と、普通に声をかけているのが聞こえました。

結果は見届けていないけれど、

でんでらの仲間らしいなぁ〜、と思って、関係ないけれどワクワクしました。

南会津のこめらの森から、代表の大西さんも、この会に手前味噌を持って駆けつけてくれました。すぐにこの味噌は、ブュッフェにラインナップする事が即決され、副隊長が、「ミソにはきゅうりが合うね」と、きゅうりを買いに走りました。

でんでらキャラバンらしい展開だと、すっかりそんなテンポ感も楽しんでいます。

でんでらキャラバンは11人の隊員と、その周りの人たちで成り立っているNPOでもない小さな集団です。全員がボランティアで、私たちスタッフもチケット代を支払って参加をしているチャリティです。

昨年度は、このつながりで、幼稚園の観劇会に「おおたか静流」さんをお招きするご縁に結びつく事ができました。

私にできる一番の事は、ここで見聞きした話を園児に話して聞かせる事です。

今日のリトミックでは、

ゲットした黄色いブイ(慶明丸の)を卵に見立てたボケをするために、フライパンまで用意しました。(こどもたちが話をしやすいようにする先生としての工夫です。『コドモ語』に翻訳して、かみくだいて説明するとともに、笑いの要素を入れないと喰い付いてくれないからです。)

竹内都子さんの商品説明が素晴らしかった話から、次週の園の催しの同窓会イベントでの模擬店販売に話をつなげて、「お得感」「安い」と言った感覚について、園児たちと声を揃えてシュミレーションしてみました。

園での、特に自分の持ち時間である全園児を対象としたリトミックでの私はジャイアンです。「でんでらりゅうば」も園児達と今朝も力いっぱい歌いました。

波照間島のエネルギーを身にまとって元気いっぱいだったシズリンを見習って、

私もでんでらパワー満タンで今日の保育に臨む事ができました。

思いのたけを、忘れないように長文で書き綴ってしまいました。

読んでいただいた皆さんにも、ありがとう。

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でんでらキャラバンのFBサイトより拝借しました。

都子さんと私がくじ屋の準備をしていて、

遠景におおたか静流さん、

前に語り部の三浦さき子さんが写っている写真がありました。

嬉しいな。本当に。

素敵な人に囲まれて刺激を受けると、素敵な人になれそうです。

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