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フードのある服装についてのご注意

先日の保護者会にて、「フードのついたトレーナー等の着用をご遠慮いただきたい」という旨の説明をさせていただきました。次年度に入園される方については、入園後の最初の保護者会にて、詳しく説明させていただくつもりですが、こんな経緯があります。

ひとつ目の理由は、大きな地震などの天災がおこって園から避難をするような時に、フードは障害物にひっかかりやすく危険という事です。前回の震災は、お帰り前だったので、全園児が保育室で紙芝居等を見る体制にあり、集合をしている状態だったのですね。次に来るかもしれない大きな地震も同じような状態とは限りません。散らばっている子を集めて、人数も確認しなければいけない状況の方が可能性としては高い。そんな時に、とっさで地面が揺れているわけですから、枝か何かにフードがひっかかった場合に、後ろで見えない事からパニックになる可能性もあると思うのです。同じように、地震からくる火災に備えて、女子の燃え易いポリエステル素材などのチュールの装飾などについては、個別に園への着用を控えていただくようにお願いしています。

二つ目の理由としては、震災対応だけではなく、日常の保育の中にも後ろは見えないので、ひっかかっての転倒に繋がる恐れがある事。それに、鬼ごっこなどの時に、鬼さんがフードを掴んでしまって危ないなぁ、というのは、保育をしていて感じる事でもありました。

三つ目の理由としては、いつもではありませんが、お子さんによっては、何か恥ずかしい事や嫌な事があった時に、自分を覆い隠すシェルターとして、フードを冠る事で安定するという心理がある事です。そんな時には、園では、学校で言えば授業のような体制である「朝の会」や「製作」などの場面をフードを冠ったままというのは認めていません。そんな時には、フードをやめて、特別に、園の指定であるカラー帽などを室内で冠る事で解決した例もあります。(この場合は、切った髪の毛が短すぎる事が原因という主張のケース)この時に、他の帽子を許してしまわないのが重要です。他の子が決して羨ましかったり真似したいという気持ちにならないもので折り合いをつけるのが、学校コーディネーターの仕事と言われています。もしニット帽を許してしまえば、翌日に、それを真似する子がでてくるかもしれない。学級を崩壊させないためには、どんな小さな芽も見逃す事はできません。

まだ年齢も小さい場合は、そんな状況になりやすい服装をご家庭から避けて登園する事で、「フードを冠ったままお部屋で過ごさない」という禁止語を浴びなくても済むし、その選択肢がない分、他の折り合い点をこどもながらに見つけるきっかけにもなると思うのです。

身体の一部を隠す事で、自己をなりたたせるという事は、ささいな小さい事から気付く事が大切だと思っています。学年があがって、前の担任の先生はOKだったけれど、次の担任では認められないという事がめぐりめぐって不登校に繋がるケースもあるのです。

いろんな学校の先生との情報交換でも、ネックウォーマーで顔の半分を授業中でも隠している。マスクをしている事で安心する。手首の長いシャツを来て、手を出さない・・・など、こどもたちはいろんな信号を出しているのだと思います。

フードを冠ったままで授業を受ける事を受けいれる先生もいれば、そこをするどく突く先生もいる事でしょう。だから、こどもたちにとって、一番最初の社会の入り口にある幼稚園で、明確な基準を出しておく事は、後々にとってのこどもたちの目安になると思うのです。

この件については、職員に話し合いにつぐ話し合いを重ねました。そして、先生も「フードの服」を避けなければいけないかについては、きちんとこどもに了解をとった上で、着用を認めるとしました。それは、ファッション性というよりも、機能という事で、例えば園外保育中に急な雨が降った時に、こどもたちを雨宿りさせて、職員だけでシートを畳んだりする時に業務上、有効な事があるからです。それは、先生方の個々の判断に任せて、もちろん、保育室で先生がフードを冠るような事はありません。

以前のニュースで、オリンピック選手が腰でズボンを履いていて問題になった事がありましたね。世代によって、許される許されないというTPOは変化するものである事も感じています。

ただ、園生活においては、服装は園服及び、標準服となっているので、普段着の着用も園服の洗い替えの粋を変えない方向でお願いしている事は、変わりません。

保護者会でも、話題にさせていただいた、「ヒーロー型」キャラクターのベルトや装備をプリントした「なりきりシャツ」や「コスチューム」についても、個別に注意をさせていただいています。

お子様がこれらを着る事で、登園の励みになるという事は承知なのですが、これが発展して、「レッドの服を着ている人だけ仲間」「レッドを着ているから、レンジャーごっこでも隊長役」「レッド(俺の)言う事を聞け」「レッドなのに、弱虫」etc.レッドというのは、架空のヒーローで表現しましたが、こどもは遊びの天才ゆえに、大人が考えもつかない設定を遊びの中にしてしまうのです。

我が子ならば、自分の子がレッドになれるのならば、着せても良いじゃないか、というご意見を持たれるかもしれませんが、一方で、レッドになりたくてもなれない状況の子が、想定内で生まれるのは、保育者としてはやるせない気持ちになります。

とはいえ、こどもの世界なので、おそろいのパンティを着用している女子同士が、トイレに一緒に行くなど、微笑ましいところもあり、着ているものについての学校サイドの学習は終わるところがありません。

ですから、フードの件に関しましても、決して、フードの服を買わないとか、持たないという事を強要しているのではなく、園で遊ぶ事については、「ふさわしくないね」という確認をしていただきたくお願いさせていただいているのです。

後からのご質問にて、寒い期間の登園の時に上から羽織るパーカーについては?というものがありましたが、これに関しましては、ご家庭の判断におまかせしたいと思います。個人の考えといたしましては、こどもの服のサイズはすぐに変わりますので、例えば年少さんくらいの年齢でしたら、新しく防寒具を買う時に、幼稚園用はフードのないものを選んでいただいても良いと思います。ただ、今、ご使用中のものに関しては、保護者に留意をしていただければ大丈夫でしょう。園では、複数のお子様をお預かりしているので、事情が違うと受け止めていただいくと良いと思います。

また、夏期にプールでUV保護のためにラッシュガード等を着用する事を、自律を条件に許可していますが、これも同様にフードを禁止しています。水の循環器(通常は着脱してあります)に引き込まれる要素があるものを排除するためですので、ご理解をいただきたいと思っています。

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