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家系図カッター(増田セバスチャン)

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ちょっとした時間つぶしに、
出先で一騎にその第一章を読んでしまい、
あとから、書籍を取り寄せて、読了した。
アフィリエイトも、
おすすめしても、私には何の見返りもないけれど、
冒頭の著者が幼稚園に入園した頃は、
ネグレクト(放置)で育ったために、耳が聴こえない事に気付かず、
その幼稚園の先生の対応の事が気になったので、
ちょうど参観でお母様方が集まっていた時だったので、
紹介もしたりした。
その後、
「それで、まり先生はその本を最後まで読んだのですか?」
と、聞いていただいたので、
読了後、感想を書かせていただいている。
著書の「増田セバスチャン」とは、
ファッッションモンスターの「きゃりー・ぱみゅぱみゅ」のアートディレクションを手がけている有名な裏方だ。
きゃりーさんも素晴らしいアーティスト魂を持ち合わせているとは思うけれど、
働き世代の私としては、
どうしても「作り手」「送り出し手」の方が気になる。
そして、セバスチャンさんは、私と同世代。
書いてある「電車のキセル」も、「バブル」時代の渋谷、原宿の事も、
非常によくわかる。
うん、うんと頷くのである。
それで、
タイトルの「家系図カッター」は、
自分の育った環境を考えると、自らも間違った子育てをしてしまいそうなので、こどもはつくらないと決め、家系図をカットする、という意味らしい。
私も専門分野の講習などで、
よく「負のスパイラル」という言葉に出あう。
こどもの育ちを考える時に、かかせない論点だ。
わかりやすく、
西原理恵子さんの本で描写されていた情景を借りると・・・。
貧しい漁港。
お父さんには仕事がなく、
お母さんは、きついパーマをあてていて、いつも怒っている。
パーマがきついのは、お金の節約のためだ。
こどもは、いつも罵声のとびかう中で育つために、
「早く家を出たい」
と、思い、若くして同じような境遇の男と結婚し、こどもを設ける。
旦那には仕事がなく、自分も母のように毎日怒っている。
要するに、
自分がやられて嫌だった事を自分がしてしまうスパイラルだ。
今話題の、
暴力による教育もそうで、
殴られて教えられたこどもは、自分も殴って教えるといわれている。
スパイラル(螺旋階段)の中に、
自分の人生をなぞると、
実にいろんな事に合点がいき、納得からあきらめられる事も多々ある。
逆に、
働いているお母さんの元で淋しく育った娘が、
自分はこどもに向き合うために専業主婦となる事もあるから、
全てがあてはまるわけではないと思う。
そこがこの本のおおきな軸となっている。
後半は、
セバスチャンさんがつくりあげた世界。
よく見る、カラフルで、ポップでキッチュなアートの世界の理由が述べられている。
初めて気付いたのだけれど、
戦争など争いの世界は、全てモノクローム。
白と黒、廃墟のような感じだ。
でも、戦争に反対する平和な世界には、色が溢れていて、
子どものおもちゃのような色彩には、安心があるようで、
家庭環境などに傷ついている思春期の乙女たちが飛びつくというのだ。
ぱみゅぱみゅのカラフルな世界には、
きちんと理由があったのかぁ。
そう思うと、
途端に、自分のまわりのモノクロームを消していきたい衝動にかられる。
カラフルなもので、満たしていきたいと思い立ち、
模様替えまではじめてしまった。
私のこども二人は、
両親そろっているが、私にべったりだ。
考え方や趣向、経済感覚など、私そのものを受け継いできているようだ。
マイペース感覚も、私ゆずりらしく、
娘はよく言われるそうだ。
「変わってる」
と。
そうすると、
娘は、
「母はもっと変わっている。」
と、言い返すそうだ。
「家系図カッター」という本を読みながら、
自分のファミリーについて、深く考えるきっかけとなった。

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