修了遠足への山を昇っています。ドラエもん篇
こどもに関わる施設の視察という公用で、先日は、息子の展覧会の代休にあわせて、
川崎の藤子F不二雄ミュージアムに行ってきました。
園では、新年早々に、年長児のみの修了遠足の貸し切りバスを押さえており、
その行き先についても考慮中だったので、
その中の候補の中のひとつとして行ってみてみようと思っていたのです。
人気施設のために、まだまだ土日の休日にチケットを取るのは難しく、平日で息子も私も夕方に行ける日を選びました。
11/30の1月分の入館チケット発売日までに結論が出せれば良いのです。
「修了遠足の候補地として、今年は新しくできた藤子F不二雄ミュージアムを考えている」
と、いうと、その地に行った事のあるお母さん方は、
「幼稚園で行く?う~~ん」と、首を傾げる人が多いのですが、
具体的に私が納得できるような理由が見つからず、
今年の年長さんたちは、保育内でたまたま「ピー助」のドラえもん映画のDVDを何日かにわけて鑑賞した時の好反応もあって、
「こんなにこの子たちがドラえもんの世界に共感するなら」
と、最後の思い出づくりの演出を少しずつ考えはじめていました。
私もテレビでミュージアムの概要は見ていたので、
「ピー助」や、「きれいなジャイアンの泉」の井戸などがある事、
ミュージアムなので、展示が主な事は知っていました。
調べると「きれいなジャイアン」の物語は、ドラえもん36巻の「ふしぎな泉」で、同名の世界名作が軸となっていて、
汚いグローブをわざと落として、「落としたのはきれいなグローブですか?汚いグローブですか?」と女神に聞かれるので、
そこであえて「汚いグローブ」と言うと正直さを讃えられて、褒美にきれいなグローブがでてくる。
オチで、ジャイアンが泉におちたので、「きれいなジャイアンですか?」と聞かれるのですが、とっさの事なので、応用がきかずに、「いつもののジャイアン」と言ってしまったがために、正直と讃えられて「きれいなジャイアン」がのび太たちの元に。汚いいつものジャイアンは、泉から出られないというものです。
この物語をちゃんと事前にこどもたちに教えておきたいな、DVDも探そう(Yahoo知恵袋にて)、漫画も読み聞かせられるものか、ためにしにやってみよう。そもそも、原作の「ふしぎな泉」も、絵本で読み聞かせておいた方がいいなぁ~。
もし、ここに行くのならのいろんな展開を考えはじめていました。
「小学生以上の方が向いている」
「狭いので、思いのほか、滞在時間が稼げないかもしれない。飽きる子はすぐ飽きてしまうのでは?」
と、あまり小さい子には優しくないような生口コミだったのですが、
それにしては、授乳室やキッズスペース等の設備が充実しているとのHP情報だったので、
とにかく目で見てみようと思いました。
登戸からの直行バスで、ミュージアムに到着するところから、プロの目を光らせます。
遠足で行くならば、貸し切りバスで行く事は、もう日程とともに決定しているからです。
行ってはじめてわかった事なのですが、ここは団体バスの駐車場がないばかりか、団体用の登降場も設けられていませんでした。
案内の方に詳しくお聞きすると、
もし、団体でバスで来るような事があれば、路線バスの乗り場を利用する他ないので、3路線あるバスの発着時間をうまくかいくぐるような時間調節が必須だそうで、これは、打ち合わせの担当連絡先をお聞きしておきました。
私と息子は、4時から入館のチケットで、時間前に着いたので、まだ館内には入れません。
遠足で行っても、開館前にいって集合写真などを撮影しなければいいけない時間を考えると、
同じような待ちの体制となるでしょう。
「入館前のトイレは?」
と、お尋ねすると、それは可能との事ですが、ジブリのほうにそれ専用の外トイレがあるわけではないので、トイレにつきそう先生の数と、その他を見守る先生の体制づくりをする事が必要なようです。
入館までの時間は、壁にはいろんな藤子不二雄作品のオブジェがあるのですが、こどもの目の高さではないので、これを見せるのには、独りずつの抱っこ対応だぁ、と思いつつ、入館前の30人ずつの説明、受付と同時の「音声解説器」の貸し出しがありました。
音声は各種外国語の他に、「こども対応」というものもあり、小学6年生の息子には、業務用に「こども」を借りてもらいました。
(超恥ずかしかったらしい)「こども対応」のものには、飽きないように途中でクイズもあるようです。
実は、この音声解説器と、館内の注意書きの「静かに」というとても園児が走り回る事を許してもらえないような雰囲気な事の2点において、
「ここに遠足で来るのは、行程的に非常に難しいなぁ~」
と、思ってしまいました。
通常の幼稚園なら、「ローソンチケット」でしか入館予約ができないという点が、もっともハードルが高い事だと思うのですが、
それは、私は過去「三鷹の森ジブリ美術館」に修了遠足を引率して、一人で発売日に一度に6枚ずつ購入で何回か端末に並ぶというのを経験しているので、少人数だしそれはクリアできると思いました。マンモス園であれば、遠足等は旅行会社が斡旋するのかもしれませんが、私は趣味も旅行の手配なので、そういった事は楽しみな仕事のひとつです。
園児を園外に引率する事において一番、大切なのは安全確保。次に、周囲に迷惑をかけない等の公衆マナーの学習なのですが、安全確保も、最初からそれに必要なアイテムがあってこそ、公衆マナーも園児が守れそうなハードルの中でなら、努力できるのですが、
漢字で書いてある解説に、こども用のふりがながふってあっても、その平仮名を読む事が危うかったり、声にださないと読めない段階の子が多い年長児童にとっては、ルールを守り続ける事は難しい。注意書きには、具体的に「走り回らないでください」とは書いていないものの、「他のお客様のご迷惑にならなようにお静かに」という前提では、走り回ってしまう人は、他のお客様の迷惑になってしまいます。
では、何故、「音声解説器」なんてあるんだろう?と、脳内でつぶやいた。
展示会場では、外国人のお客様への配慮と、静かに鑑賞してもらう目的だと思われる「音声解説器」がもれなく貸与されるシステムです。
想像上の仮想なのですが、もし、ウチの子たちが「音声解説器」なんかを一人1個持つ事が許されたならば、それは必ず走るでしょう。なぜなら、それには番号がふってあるからです。トランシーバーのような形状で、館内にふってある番号のところで、その番号を入力すると、電波で音声が通じて、「これは藤子先生の○○が」というような解説が聞こえるのです。だから、番号を必死に探そうとするし、友達よりも早く探そうとするので、走る事になると思うのです。
なぜに、番号なのか?
幼稚園生専門の脳の大人にしてみれば、それが番号であるがために、園児の中には、それを番号順にコンプリートしないと気がおさまらない子もいるだろうし、順不動で空いているところから廻る事に頭が巡る子がいたとしても、後で番号を見返して一個でも聞き逃しがあったら、また逆方向に走ってしまうだろう。「音声ガイドは、シールラリーではないんだよ。」と、言い聞かせたとしても、次へ次へと急いでしまうのがこどもの心理だと思う。
あぁ、これをせめて動物のアイコンにしてくれたらなら、ユニバーサルデザインだと思う。アルファベットは、ABC以外は認識できないから遠慮してもらいたいなぁ。動物ならば、1番からやりたいという幼稚園児らしい欲求は生まれないだろうに。
「ストレス」というキーワードが頭に浮かぶ。そうだ、この音声ガイド器は、ストレスを呼ぶんだ。でも、小学生以上には、ちょうど良い課題で、これをクリアするために、静かに展示をまわれるのだと思う。
お母さんたちの情報の「小学生向き」というのは、これを指しているのだと、この時にわかった。
時間を余らせてしまうかもしれない、というのは、展示への興味が人により様々なので、「あぁ、こんなの昔あった、あった」でスルーしてしまう人には、一周するのにそんなに時間はかからないけれど、ひとつひとつの説明を読み、頭の中で反芻をするような想像力を働かせてしまう人、藤子不二雄作品に尊敬の念を抱いている人は、長くかかるという事のようだ。
全体的に、ここは外国人対応がとてもしっかりして、スタッフもバイリンガルだ。だから、日本のアニメの聖地のひとつとして、じっくり作品に向き合えるように設定されているのだと思う。
残念ながら、遠足として園児の安全を計りながら思い出づくりという目的を達成させるのは、ちょっと難しいと感じた。
でも、全体として、日本が誇るアニメの文化を発信する施設ができた事は素晴らしい事で、
この後の時間は、息子と二人で「親子で楽しむミュージアム」を堪能することにした。
展示の内容は素晴らしかった。
まず、漫画の書き方を詳しく説明。下書き、ペン入れ、ネームといった行程をわかりやすく3Dで展示している。ここは、「ジブリ美術館」が、映画の仕組みを詳しく説明しているのを意識しているのかもしれないと思った。
私には、「懐かしさ」もあった。オバQの中の弟O次郎の「バケレッタ」のバリエーションの一覧表などは、私が小学生の時に購読していた「小学1年生」などの学年誌には、必ず掲載されているような鉄板ネタだ。パーマンのコピーロボット、パーマンのバッチなども実物大だ。私のハリウッド的な嗜好からすると、ここでは是非、パーマン2号のオランウータンの実物大の蝋人形などもおいてほしいところだ。あのパーマン2号には、リアルだったら毛が生えている事を具現化してもらいたい。
しかし、「懐かしい」のは、大人だからで、今の園児たちが、「ドラえもん」以外の藤子不二雄作品をどれだけ知っているのかなぁ。
宇宙船の見取り図も面白い。SFを「すこし ふしぎ」 と定義するF先生らしさがでていて、その宇宙船の中では、Gや無重力というという事は無視されていて、まるで空飛ぶお家のような設定で、便器なんかは、家庭用の普通サイズが描かれている。もっとも、21エモンの中に出てくる宇宙船では、トイレがなくて困っていると、他の乗組員二人は、ロボットと宇宙生物だから、トイレは必要ないと言われ、かわりにイモ畑があったりするのが、藤子F不二雄ワールドなのだ。その一方で、宇宙人や機械化人間に関しては、本当に寛容で、機械化人間が増えたからといって争いがあるわけではなく、壊れた部分を修理しただけだったり、宇宙人に関しても、アンパンマンシリーズのなんとかマンレベルの宇宙人のスタイルで、例えば21エモンに出てくる真珠貝の形の宇宙人は、その形の想像するとおり、涙を流すとそれが真珠化されるので、それで生計をたてているので、働く気持ちは全くない!と言いきってしまう。みんなどこか脳天気で、平和で、でも、少しだけ科学で不思議だというコンセプトは決してブレない。
展示の中には、作品だけでなく、「お父さんとしての藤子F不二雄先生」というコーナーもある。昭和らしい遊園地でお父さんとして子どもを見守る姿を垣間みる事ができます。私がこどもの頃、購読していた小学館の「小学○年生」シリーズのインタビューで印象に残っていた記事があります。藤子F不二雄先生は、こどもと一緒に散歩に行き、本だけはいつでも欲しいだけ買ってあげていたというなんともこどもには羨ましい記事で、記憶に残っています。自分ももし、買ってもらえるだけの本が買ってもらえたらと思って、欲しい本のリストを頭で描いていましたが、とうとうそんな日はやってきませんでした。
冒頭に紹介した「ふしぎな泉」の金の斧、銀の斧の物語も、きっと、そんな風にお子様に読み聞かせている間にアイディアが閃いたのかもしれませんね。「ドラえもん」には、時々、そんな「世界名作」の世界が広がっていて、でもそれがちゃあんとこどもの世界に留まっている。お父さんとしての本を買ってあげたり、読み聞かせたりする活動が、仕事にも広がってきている事が想像できます。
展示スペースが終わると、マンガが自由に閲覧できたり、ゲームで遊べたりする自由な空間と映画館がある。幼稚園で行くならば、ここの空間で静かにするのが苦手だったり、飽きてしまった子は羽を伸ばせるし、キッズコーナーには、楽器もあり、質問すると、うちの園児の14名くらいなら、全員でキッズスペースに入る事もできるそうだ。
しかし、マンガは、先生が音読してあげねばならぬまい。年長児の後半になって、「コロコロコミック」デビューするのがだいたいの発達目安なので、まだひとりマンガが読める子はそんなにいないからだ。ゲームは電子ホッケーのようなものだった。映画は、その都度上映時間は変更するそうで、園でいったらとりあえず並んで待つような感じかもしれない。
その時、私とパンダは、先にミュージアムカフェの順番札をとっておいて、ここでマンガを見ながら待つ事にした。待ち時間は、90分だったので、速読のできる私はぶ厚い愛蔵版の「21エモン」を読破できた。アレルギー対応の事も、事前に対象者の保護者とも話し合っていたので、今回の視察では、実食をしなければならないのがミッションだ。
順番が来たので、カフェの中に入った。息子パンダは、小池さんキャラクターの形に海苔が切ってある「ラーメン大好き小池さん」ラーメンを注文した。
周りを見ていると、ほとんどの人がドラえもんの形にカフェアートされたカフェラテを頼んで写真に納めている。
私はここで、「三鷹の森ジブリ美術館」との対比を考えた。二つの施設での決定的な違いは、ジブリでは、宮崎駿氏がまだ存命で、施設をつくるにあたり「女性トイレはとにかく居心地よく立派で男性用よりも広く」等のアイディアを自ら出したことと、藤子F不二雄ミュージアムは、長年川崎市に在住した事を記念して、没後設立された事だ。「ジブリ」のカフェは、トトロそのものがでてくる事はなく、むしろ物語の中で主人公がいかにも食べていそうなオーガニックなメニューで、手作り感覚だ。園児たちが遠足で行ったなら、そろって注文しようと思っていた「四次元プレート」は900円。ハンバーグ等は手作り感もあるもの、存在感としては、よくある昭和のテーマパークのチンとした味わいのものだった。中でも残念だったのは、「コロ助」のコロッケ。(泣)
♪「いざ すすめや キッッチン」ではじまる「キテレツ大百科」のエンディングテーマのコロッケの歌にでてくるような炒めたタマネギやひき肉の存在は雲がくれで、油の匂いがいっぱいに広がった。第一、歌詞にある「キャベツはどうした?」のとおり、「キャベツはどうした?」で、プレートには見当たらない。まさか、「キャベツはどうした?」と言わせるためのギャグなのだろうか?歌まで作ったのだから、せめて歌詞どおりの展開をして欲しかったなぁ。(←勝手な意見)
他のメニューは注文はしておらず、周りの席を見渡しているだけだが、ドラミちゃんの耳をかたどったり、形はキャラクターにそっくりなのだが、値段は高いように感じた。お客様は、そのキャラクターに因んだ形をしている写真をもれなく撮影している。
ちょっと、前の記事で、「エヴァンゲリオン」なる映画で、ファンの皆さんがエンディングで何かを斉唱しようと呼びかけて、皆が同調したので、勇気ある声優の一人が立ち上がり、「スタンディングオベイション」の意味を説いた上で、自粛を呼びかけたというのがリンクした。
要するに、今の日本の人のなかには、簡単にブームやねらいにのっかってしまう人が多いという事だ。
ドラえもんが好きなどら焼きももちろんあったけれど、それは普通の大きさでふつうにビニール包装されているようだった。
私がもしここのプロデュースに参加できるのだったら、ドラえもんがこっそり大喰いする時のようにお皿に山に盛っているハクション大魔王のハンバーグのようなどら焼きが食べたい。小さいマカロンのようなサイズで良いから、皿の上に山盛りあるものを、右手と左手でリズム良くポンポン放り込むのだ。非力だけれど、ぜひ提案したいなぁ。
なにか、世の中の流れとして替わってきているものがあるのかもしれないが、自称、世界中のテーマパークを渡り歩いている「コドモ向けの施設のお茶の間評論家」の私としては、フロリダのユニバーサル・オーランドにあるハリー・ポッターの大食堂を参考にしてもらいたいと思った次第である。ハリーをかたどったものは何もなく、「ハリーたちがいかにも食べそうなもの」が再現されている方式だ。こどもたちは、コーラなどの通常飲み慣れているものが飲みたかったけれど、「バタービール」等、コンセプトにマッチしたものしかなかったのだ。
遅く入場するチケットだったし、カフェは90分待ちだったので、食べ終わるともう閉館時間で、ミュージアムショップはほとんど覗けなかったが、「ジブリ」や、「ディズニーシー」にあるようなコンセプト商品は、見当たらないように感じた。ドラえもんは、せっかく世界中で放映されているのだから、世界のドラえもんグッズや、他言語のコミックなどがあったら良かろうに。
外の施設は、すべてほぼ写真をとるだけが目的の方の列ができていたので、遠目にしか見れなかった。写真をとるのが目的ではないうちの園児がワラワラと、見物に取り囲んだら迷惑であろうし、ピー助を前に写真をとるだけで立ち去る事なんか、うちの子たちには、不憫なものだ。こどもたちにとっては、「ホンモノのピー助」かもしれないのだから。
施設を出ると、登戸行きのバスは、長蛇の列だった。私たちは、並んでいたちょうど2組目くらいでバスの定員となったために、次のバスと案内された。
息子パンダのしわしわ声で、
「フロリダのさぁ、ウォールドディズニーワールドだったらさぁ、『お客様がたくさん並んでいらっしゃいますので、すぐに長い長いロングバスを手配してください』って、トランシーバーで係の人が呼んでくれちゃうところだけどね。俺たちはこのまま、こんなに長い列だというのに、時間どおりでないという理由だけバスを待つのかぁ。」
ママも、伏し目で答えます。
「そうだね。でも、ここは日本だから、ザ、ニッポン人って感じで正確なバスダイヤで、次の発車時間には、きちんと出発しますって、感じじゃない。」
もっともここは住宅街のど真ん中なので、そんなテーマパーク本意の対応などは、近隣の道路事情を考えたらできないのは当たり前だ。
その日に決まった事が予定通り進むのが日本式なら、外国人のお客様にとっては、それも良いのかもしれないね。その日のゲストは、タイやインドネシアの言語の方が多かったから、バスが時間どおりは、アメイジングだったかもしれないね。でも、それらの人々には、必ずしも英語対応は親切でないような気がした。英語がわからない外国人もいると、自分が外国を旅するからこそ、思う。本当に必要なのは、「直感的な解り易さ」で、私がアップル社の製品をこよなく愛するのは、説明書なんかなくても、なんとなくそうかなぁ~と触っているうちに、いろんな機能が使いこなせるからなのだ。
いろんな事を思いながらの視察は終わった。
次は是非、藤子A不二雄先生がご存命なうちに、ミュージアムいや、先生ならば夜の匂いのするような建物を建ててほしいと思った。「笑うセールスマン」のド~ンという衝撃を味わえるライドなんか良いなぁ。
フロリダのエアロスミスのジェットコースターみたいに。
息子パンダは、ここを大変気に入ったようだ。
何回か通って、ここにあるマンガを少しずつたくさん読みこみたいそうだ。
映画も面白かった。
そうか、ここは、この「すこしふしぎ」なSFの世界を個人で楽しみたい親子には、最適だ。
「俺、ここだったら、何時間でもいれる。」
と、靴を脱いで足を投げ出しても係の人に注意をされない事を実験した後に慎重にしかし、結果的に大胆に寝っころがってマンガを読んでいるパンダは、まるでのび太君だ。
最近の若い女子は2コイチといって、なんでも二人お揃いにするから、仲良し二人でタケコプターなんて人は、たくさんいすぎて目立たないけれど、本日のゲストの中で目立っていたのは、二人の単独女性だった。
一人は、40代と思われる方で、全身が空色。同じく空色のベレー帽の後ろには、赤いポンポンがひとつ。おそらく、そこは、ドラえもんのしっぽ(スイッチ)を表現しているのでしょう。
もう一人は、年齢はわからないが、チェックのスカートがしずかちゃんだった。ソックスが、今売っているのか?くらいに丈が中途半端なミドル丈の白靴下で、その日はとても寒かったので、すごい心意気だと感心した。
日本のサブカルチャーは、気付いていないだけで、けっこう進んでいるのだと思った。
彼らにとって、ここは世界中からやってくるアニメファンのお客様に自分の主張をみていただける絶好の舞台なのでしょう。
仕事としてはご縁がなかったけれど、面白いので、また時間をつくって息子と通ってみようと思います。
そこで得たヒントは、保育の中でみんなに面白い話ができる先生になれるようにがんばりたいと思いました。
遠足への代替え地は、すでに確保済みです。
新しい情報を入手して、またご相談したい事もあるので、
近々に対象の保護者様に説明の場を設けます。
園児たちを引率したりするのが仕事の子育て中のお母さんが、
こんな事を思いながらお出かけしてきました~、というご報告でした。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2019年(2019.01.10)
- 2018年 年賀状です(2018.01.01)
- 5月(2017.05.18)
- 万左子先生とのお別れ(2017.04.27)
- 万左子先生の訃報について。(2017.04.20)
コメント