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青梅 聞修院 おおたか静流&ノルウェーコンサート

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おおたか静流さんとノルウェーのミュージシャンのコンサートにきています。
青梅駅で下車。
山のお寺のコンサートで通じる聞修院という大きなお寺。
まるで、一休さんがよんどころないご事情で預けられた安国寺のような佇まいの砂利道の門をくぐると、
コンサート会場となるお堂に着きました。

でんでらりゅうばの
ノルウェー風もありましたよ。
と、園のご家庭むけにご報告をまずしながらも、
おおたかさんの魅力について、それではただ、
テレビで観る人を観に行ったという価値観になってしまうなぁ、と紹介の切り口を考える。

とても巧くは言えないので、私が好きなところを言うと、
よく七色の声と皆さんは表現なさりますが、
私は、それが時に「7歳くらいの男の子の声」の瞬間があるかと思うと、「やさしいお母さん」の声だったり、「おはやしの楽器」「八百屋のおじさんの商売の声」というように、紙芝居やスロットがかわるように変化するところが好きです。

「でんでらりゅうば」の「でん」と最初にでる時の「で」の響きも好き。倍音がでていて、それはそれは響くのです。

いろんな方との共演を拝見しているけれど、「無茶ぶり」を楽しめる間柄、音楽的な信頼関係があって、その場のとても簡単なやりとりで即興で展開するところ。

プログラムをお客様の雰囲気などで即座に対応させているのだろうな、と思えるような展開があって、それが見事にはまっていくところ、魔法というか、見事なのです。

おおたかさんの話す英語も好き。ステージ上で外国人のミュージシャンの通訳をする時には、的確にとても省力して魔法のような短さで意訳して客席に伝えてくれました。その通訳に拍手がでるくらいです。

でも、
一番は、聴いていると自分の骨に共鳴してくるような声の振動。
ここが、園のこどもたちにも伝えたいところなのです。

今、日本では、かえって歌が下手なアイドルのほうがうけるといいます。
歌が下手なアナウンサーをわざわざ公共の電波で歌わせたりしているくらいです。
ホントは、人間の歴史の中では、街の中で歌に秀でている人物が出ると評判となり、
遠くからその歌声を聴くために足を運ぶ人がでてくる、それが価値というものだと思うのです。
メロディの高低が合致していて、リズムがとれているのだったら、ヴォーカロイドでもできるし、
それが上手な人もいるでしょう。
でも、それは歌が上手なのではないと思うのです。
声が人の心を打つ、ゆらぎをもっていて、
表現をするテクニックがある事で、はじめて人は感動できると思うのです。

おおたかさんの声のパフォーマンスには、価値という言葉がぴったりだと思います。
自分たちの大切なこどもたち、
美しいもの、良いものを見極める大切な時期だから、良いモノにふれさせたい。

そう思っての事なのか、
おおたかさんのコンサートには、大人むけの内容の夜のコンサートでも、必ずこどもの入場者がいます。お母さんの気持ちが伝わってきます。
今日も、夜の催しにもかかわらずこどもの姿がありました。

せっかくこどもが来ているから、「でんでら」もやりましょう。
でも、ノルウェーのミュージシャンだから、ノルウェー風でやってもらいましょう。
と、おおたかさんが段どると、

トロンボーン奏者は、「龍」を息で表現し、
チェロは、風の音を倍音でビヨンビヨン鳴らし、
ソマリア生まれの女性パーカッショニストは、お寺の所蔵の和太鼓で、
「でんでら」のリズムや「でんでらでんばってん」を即興でそこにあるものという設定で鳴らしました。
日本人がフロントのコンサートをノルウェーのミュージシャンがバッキング演奏して、
その曲は、日本のトラディショナル(長崎)で、
日本のお寺にある和太鼓を、
ソマリア生まれのノルウェー人が叩いている。

それは、まるで今日のおおたかさんの衣装そのもの、
和服の振り袖なのに、日本では見かけないエキゾチックな柄で、
いろんな国や沖縄の布が顔を出して、帯になっている。
頭につけているお花もいろんな要素が混沌としている。

そんな素晴らしい宴でした。

夢を見ているような感覚で、そのままタクシーに乗り、
真っ暗な誰もいない青梅駅に着きました。
電車は、ローカルな上に夜なのでなかなか来ず、
誰もいない真っ暗なホームで、水道で手を洗い、コンタクトもとって、
リュックの中にしのばせていた非常食用のおにぎりを食べました。

しばらくして、銀色の電車がす〜と音もなくホームに到着すると、
いつまで経っても自動ドアが開きません。
アナウンスがあって、
青梅線は、ボタン式ドアだと気付きます。

そのまま、誰も乗ってこない青梅始発の車内の中で、
残りのおにぎりと、非常食の続きのお菓子まで食べてしまいました。

夢なのに、夢じゃなかったという「トトロのメイちゃん」のような雰囲気を味わえたのは、
青梅が「ひみつのアッコちゃん」赤塚不二夫やレトロ、昭和で街おこしをしていて、
古い看板や木のベンチ等、いろんな魔法の材料があったからかもしれません。

ノルウェーの「でんでら」の話、
園児にむけてちょっと再現してみようかな?
組み体操用の和太鼓で、
「でんでらでんばってん」叩いてみようかな?

そんな事を拝島あたりから考えはじめ、
現実にゆっくりと戻って帰ってきたところです。

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