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7/17(火)ぺとらの新世界旅行 告知1

Ongakukyo


Gessekai

楽団「ぺとら」の告知です。
喜劇映画研究会からのご案内からリンクされてきた方のために、
詳しい上映作品の音楽解説をしたいと思います。

「ヒューゴと不思議な発明」の登場人物として登場した元奇術師、世界初の映画監督の「ジョルジュ・メリエス」「月世界旅行」をオマージュした一夜を実験します。

7/17(火)20:00~
西麻布「新世界」
予約:\3,000+ドリンク代

喜劇映画研究会の協力、応援を得て、

会場のスクリーンにて、
「月世界旅行」「音楽狂」のメリエス作品と、

キートンの「デブの厨房」を上映します。


もちろん、音楽は「ぺとら」が担当します。
古楽バグパイプ、アフロでブラジルな太鼓をたくさん並べ、
ガムランの鉄琴やカリンバで多彩な音がちりばめられます。


上演順に、
「デブの厨房」。

当時、撮影のためにカメラを廻す時には、手回しだったそうです。それで、その速度が均一になるように、なんらかの方法でリズムを誰かがカウントしながら、撮影者はハンドルを廻し続けていたと思うのです。
そこが、リトミックの先生としてはね。
映像を見ると感じられるのです。「1、2、3」って。
そこを演奏でバッチリ表現したいと思っています。
主役はパンデイロです。

「音楽狂」

メリエス自身が中心となって画面に登場する、私に言わせれば「メリエスおじさんの面白楽典講座」です。楽典というのは、音楽を学ぶ上での、いろんな約束事で、楽譜の読み方、書き方のような感じ、「音楽の教科テスト」をイメージしてください。

話はそれて、私の専門のリトミックの話ですが、映画が始まったのとちょうど同時代にスイスのダルクローズによってはじめられました。時代的な背景もあって、音楽人口が急に増えて、将来プロになる予定のない人にも「音楽教育」をしていく必然性がでてきたのです。それで、全身を使った斬新な方法が次々と広まっていったわけなのですが、
あれっ?
「音楽狂」の中のメリエス先生も、ひょっとしたら同じような事を感じでいたのかもしれないと、その時代を感じる事ができるのです。
要するに、この時代には、「音楽人口増えちゃったから、音楽の基礎をもっと知りた~い!」というニーズがあったと思うのですね。これより前の時代だったら、教会とかが請け負っていたような役割が、映画によってより広範囲に広める事ができたと思うのです。

「音楽狂」で、メリエス先生が教えてくれている「楽典」は、私が普段幼稚園で、年長さんに教えている「音符の時価」というものです。
映像の中で見逃していただきたくないのが、「
符点音符」の教授コーナーです。あるべきところに音符をつけようとすると、拒否をされ、それが「符点八分音符」であるために、旗をつけなければいけない、と気付くところは、リトミックの先生としては感動もののシーンです。

この映画を単なる「面白映像」として、先端のおしゃれミュージックの脇役演出として使ってしまうような事があったら何とももったいないメッセージがこめられています。そこを声を大にして言いたいまり先生が「メリエス先生」の吹き替えを担当します。最終的に、書き上げられた楽譜は美しいコラール(賛美歌)になります。乞うご期待!


「月世界旅行」
言わずと知れた「月の目に大砲がささる」シーンが有名すぎる作品をストーリーをわかりやすく追いかけながら演奏と吹き替えをしていきます。
そして、フィナーレ部分は、youtubeなどネット動画ではカットされている事も多い知られざる部分だと思うのですが、探検隊一行が無事に街に帰ってきて凱旋パレードを行うシーンでは、日本語のオリジナル歌詞付きの歌を挿入しました。
それは、バーボンファイユ隊長一行を出迎える一般の人々のつぶやきから始まります。当時は、もちろんテレビなんてありませんから、彼らは、この大冒険が成功したかどうかは、「凱旋パレード」によって初めて知ると思ったのです。そこから、讃える声が沸き上がります。市長から記念メダルの授与です。そこから、自然と祝祭の祝いの踊りが沸き上がる流れには、古楽バグパイプが実によく似合います。

そして、ここは私の創作、続きのストーリー。「ハプニングで連れ帰ったセレナイト(月の原住民)」は、その当時だったら、大衆は喜んで「見せ物小屋」に連れ帰って、毎日みんなは入れ替わり立ち代わり見物に行ったんだと思うのです。
時代がすすめば、もちろんエイリアンなのですが、「エリア51」に隔離されて、一般人にはその存在も知らされないのが常識ですけれど、ここでは何と!パレードでさらしてしまっています。
想像を膨らませれば、このセレナイトは、意外とその後、幸せに暮らしたりなんかもするような気さえします。その後は、身の軽さを活かしてサーカス暮らしかもしれません。

この時代ならではの、「ファンファーレ」ではじまるような「仕切り」の時間感覚なんかも、「ぺとら」の音像で楽しんでいただけたらと思っています。


後半については、またつづきます。

ご予約は、こちらです。

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