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2011おゆうぎ会終了!と裏おゆうぎ会

おゆうぎ会が無事、終了しました。
保育の中心にリトミックを置き、指導は園長がおこなっている幼稚園。
おゆうぎ会は保育領域の「表現」の部分ですが、本園の場合は年間を通してリトミックでおゆうぎ会にむけての基礎訓練を行っているのと同じ効果が期待できています。
そして、おゆうぎにおいては曲の選択も園長の私が、そのこどもたちの個性が一番輝くもの、保育の流れにそって、その時に必要なものを考えているつもりです。
例えば、今年の年長の男子たちが、年少だった頃にあこがれた「年長のお兄さんらしいおゆうぎ」というのが、「シネマイタリアーノ」に辿り着くためのスタートラインでの思いでした。ちょうど2年前のおゆうぎ会前の出来事です。キングオブポップ「マイケルジャクソン」が亡くなった事を記憶にとどめようと、その年の年長男子のおゆうぎは、「マイケル・ジャクソン」の楽曲をとりあげたのです。年少さんの男子の何人かは、そのおゆうぎが眩しく、あこがれで、よく一緒に踊ってもらっていました。次の年度、1年成長した彼らの一部は、「女子十二楽坊」の「自由」という楽曲で、インストに挑戦しつつ、上の学年の男子の「ジャミロクワイ」をつぶさに観察していました。この流れで、彼らが年長になったとき、何を与えたら納得がいくのか?ものすごく悩んで考えました。「大人っぽい」「お兄さんっぽい」、こどもが考える「かっこいい」は、大人のそれとは違います。大人は動きの早さや難易度で計りがちですが、こどもにとってアプローチする時に必要なのは、「自分が知っている大人」な部分が少しだけ入っていること。(これは、私がマイケルキックと名付けているポーズをいれる事で解決。)そして、ママたちがみて、「こんなに大人っぽくなっちゃって」と胸キュンすること。(これは、背中をそるポーズを取り入れました。)この条件を満たす楽曲を夜な夜な検索して、頭の中のデータベースででてきたのが「シネマイタリアーノ」でした。ベッドの中で目を瞑りながら空想します。あのコたちに、こんな格好をさせて、あんなポーズをさせたらどうなるかな?振付けも同時に頭の中で再生されます。よく質問されるのですが、あの振付けを考える時には、私は自分で踊っては考えません。だって、私が踊ったら、気持ちが悪いですよ。もちろん、自分が踊る事で確かめて、教える時には、踊りますけれど。頭の中で、ミニチュアの園児に衣装をきせて、アニメーションのように再生してプランを考えるのです。
そして、振付けを教える時には、動きをコトバに変換してこどもに伝えます。右、左という語句は絶対に使いません。対面して鏡で踊って教える私をみて、こどもたちが混乱しないように、「ピアノの方の手」というように方角で表します。これは、理事長先生の指示がいつも東西南北ででてくる事に習って、いつもそうしています。(セッティングで御座を敷く時に、もう少し東という感じです。)
例えば、年中女子3人の「ルパン」のサビの部分。
「太陽を海の近くで昇って降りるのね。だから、丸く上に上がって下がる。でも、帰り道は、太陽は、波の上をまっすぐ横に急いで帰ったよ。」
難しいのは、音のきっかけを覚えるところ。
例えば、トリの年中「Ring a Ding Dong」のラストの部分は、同じような繰り返しが続くため、次の動きに移るきっかけがつかみ辛いのですが、よ〜く音を聴くと途中からベースラインが抜けてくる部分があり、そこが、次の動きの合図となります。これが難しかった!こどもは、通常「気付く→反応」に時間がかかるため、「あ!」と気付いてもそれに反射して動くのに時間がかかると、そのきっかけには間に合いません。苦肉の策で、袖に担任から「今!」と合図をかけてもらっていました。耳で自分で判断する時間を割愛することで負担を減らした形です。
苦肉の策と言えば、年長の「シネマイタリアーノ」の時には、実は年長の担任のウキコ先生が舞台上の背景の青カーテンの中に隠れていたのにお気づきだったでしょうか?舞台上の帆立貝の切り出しから、演出上「産まれる」事になっているヴィーナスのミニスカートのアテンドをするために、スタンバイをしていてくれました。忍者になれるくらいの隠れっぷりでした。
すべての演目に、様々な思い入れがあり、書くときりがないので後は、ご興味のあるところを直接質問してくださいね。

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写真は、上の何点かは、リハーサル時に私のスタンバイしているボーダーライトの操作スイッチ付近から撮影したもの。


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クリスマスツリー。(これにはこだわりのオーナメントで何年か前に謝恩会の修了記念品で買っていただいたものでオズの魔法使い、くるみ割り人形などもあるんですよ!)



そして、最後の写真は、おゆうぎ会前々日に行った園児のみの「裏おゆうぎ会」のひとコマ。裏おゆうぎ会は、自分の演目ではないおゆうぎをみんなで照明をバンバンあてておどりまくる無礼講のイベントです。写真は、男子限定の「女子のルパン」。ちゃんと役割、パート分けも自分で判断して踊っていて、それがとてもマッチしているので先生たちはお腹をかかえてうけていました。

「もうおゆうぎ会おわっちゃった」
そんな残念そうな声をきくと、こちらも切ない気持ちになります。
でも、ご安心を。
年中、長は、隣の小学校との交流会、リトミック参観でも色々と考えています。
ひとつの行事がつながる保育。
その次のつながりを見つけるのまた楽しみだなぁ〜、とほっと肩をなでおろしているところです。

大きな行事もおわって、夕飯後にボーッと炬燵で子供達が見ていたテレビの音楽番組をみていると、
「ママ、来年のおゆうぎ会のために、がんばって見なきゃ!」
と、娘に声をかけられて、ギャフンとしたまり先生でした。

衣装や、当日の着替、スタッフとしてお手伝いなど、様々なご協力を感謝いたします。

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