« 鷹の台ボッサ | トップページ | 鷹の台BOSSA ハーベスト »

渡辺亮さんと打ち合わせ

1322041926727.jpg

パーカッショニスト渡辺亮さんの雑記帳11/22(火)をまずは、ご参照ください。

在園の園児と保護者むけのイベント、「観劇会」の打ち合わせのために、
渡辺亮さん、ノリさんご夫妻が放課後の幼稚園に足を運んでくださいました。
今回は、「喜劇映画研究会」の上映する無声映画の楽士として、演奏をお願いしているのです。

亮さんとの打ち合わせは、本当に楽しい。
例えば、
「ここで、園児たちは楽器を渡される」
という、状況の説明をさせていただくと、
亮さんは、さっと園児の椅子に座って、自分が園児になったつもりでイメージをされるのです。
すると、園児の気持ちがわいてくる。
「ここで、こうしたら、こんな感じになる。」
を、伝えてくれて、
それじゃあ、「こうしましょう!」
と、提案してくださるのです。

素敵なプランができました。
しかも、それは、たった一日のことではなくて、
我が園が、運動会のお遊戯で「宇宙人」について考えたこと、
むらさき祭りで「先生達の月世界旅行」を経験したこと、
そして、その先の「作品展」の事まで、つなげてちゃんと成立するように、
気を使ってくれているパーフェクトな計画です。

あぁ、素敵な一年と一日が結べましたねコンテストがあったら、出品して自慢したいです。

ひととおり、お仕事の話が終わったあと、
うちの幼稚園ホールに飾ってあるおもちゃの「ビリンバウ」に目を向けられました。
実は、あれは園児のお爺ちゃんの手作り作品を寄付してくださったオリジナルものです。
そのおじいちゃんは、偶然テレビでブラジルの楽器を見て、
「こんなんだったら、瓢箪もあるしできるわい」
と、ささっと作ってみたそうです。
それで、楽器の専門家?らしく見える私のところにやってきて、もう3年くらいになるかなぁ〜。
そうそう、思い出した!
そういえば、この楽器が私のところにやってきたその日は、
ちょうど、亮さんが「ボリビア音楽」のライブに参加されるというので、代官山の「晴れたら空に豆まいて」に足を運んだ日で、偶然だ〜と思っていたのでした。

偶然と言えば、
亮さんと私の出逢いも偶然の連続です。
私が中学生だったとき、ふらりとひとりで武蔵野美術大学の文化祭に行って、
サンバ研究会のライブを見ました。
思えば、人生初のライブ体験です。(中学生で、ひとりで)
そこで、ビリンバウという楽器について説明をしながら、
熱心に一人で演奏している大学生。それが亮さんでした。

その時、私は音大に進むために音大付属高校を受ける、と決めたくらいの時期だったので、
「音大に入ったら、こうゆう音楽も勉強してみたいなぁ〜」
と、思いました。
音高は、民族音楽を知る機会には恵まれず、音大受験にむけての音楽漬けの日々が続きました。

その後、音高から音大へ入学し、サンバをやってみたくて「打楽器アンサンブル同好会」に入りました。でも、そこでも、ビリンバウの事は誰も知りませんでした。
中学時代に見た「ビリンバウ」の記憶を頼りに、自作で1弦の楽器を作ると、それは「楽器学」の郡司すみ先生に大変気に入っていただき、「これ、私にください」と、音大の楽器博物館に展示していただきました。(これは、後で後輩たちの語りぐさになっています。)

そして、音大を卒業後、本園で1年専任を経て、その後平成2年〜4年は、週3回リトミック講師という立場となったために、空いている日を埋めようと「こどもの城」で勤務する事になりました。その時に、再び見たのが「ビリンバウ」。
ポイッと、さりげなく机に置いてあったビリンバウを見て、私が、
「これ、ビリンバウですよね。」
と、言ったら、こどもの城の先輩であった「亮さん」が、
中学の時に出会ったムサ美のヒゲのお兄さんであると一致したのでした。
こどもの城では、その後、「つるさん」や「たっちゃん」とも出会います。
つるさんは、亮さんに導かれて「こどもの城」にやってきたので、
本当に縁は不思議だと思います。

中学生のあの日、武蔵美にいかなかったら、
そして、こどもの城のオーディションに落ちていたら、
西洋楽器と同じように、民族楽器にも、手作り楽器にも重きを置きたい今の私はなかったと思います。

1992年に、リトミックの国際大会に出場のためにジュベーヴに行ったことと、
古楽歌手のつぅーじーを通してバグパイプの近藤治夫さんと一緒に活動をはじめたこと、
この二つの要素と、
この一連の出逢いが、今の私を構成してくれているのだと思います。

話が脱線を呼んで脱線していますが、
この日、11/22に、幼稚園で亮さんと楽器の話をしている時に、
また、新しい気持ちを自分の中に感じました。

「わたし、今の自分が落ち着いたら、次のステージに行きたいな。
楽器づくりをこどもに教えられる人になりたいな。」

園にあるおもちゃのビリンバウをどうしたら、鳴りよくできるか?
それを、メンソレータムの缶や、菜箸や、おもちゃの魔法の杖など、
いろんなものを時間を問わず端から試して音を出していく作業。
ホールがアトリエになりました。

思わず、楽器棚の中から、
「いつか使うかも箱」を取り出して、
古い針金や、ナイロン弦などを取り出して、どんどん並べていました。

金属加工が得意な亮さんは、溶接もできるために、
通常の人よりも、「できる」と思う事の幅も広大なのです。

リトミックを幼稚園で教えて足掛け23年。
ぺとらを立ち上げて、外部でもリトミックを教え始めて5年になります。

次のなりたい自分のイメージが、
なんとな〜く、空から降りてきてくれたような、そんな忘れられない日となりました。

亮さんは、「妖怪大戦争」の映画にもビリンバウを持って出演しています。
どうだ!すごいでしょ。

|

« 鷹の台ボッサ | トップページ | 鷹の台BOSSA ハーベスト »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

プロフィール コラム」カテゴリの記事

ぺとら&外部活動」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 渡辺亮さんと打ち合わせ:

« 鷹の台ボッサ | トップページ | 鷹の台BOSSA ハーベスト »