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お手紙ごっこ

文字に興味を持つと、ものすごく世界が広がります。
自分の子供がはじめて文字に興味を持った時は、印象的でした。

「自分が『ぞう』と文字で書くと、
自分が頭で思っていたものを大人がそのまんま『ゾウ』と口で言ってくれる!」

もちろん、そんな風にコトバでは説明はできなかったけれど、
繰り返し、それは実験のように、いろんなパターンの文字を書いては、
それを私に読ませる、悦に入るという事を繰り返していたのを覚えています。

上の子は、そんな風に、壁に貼ってある文字表などをみながら自然に文字を覚えていきました。
入園前の事です。

下の子は、コトバも文字もゆっくりだったので、
幼稚園の年中になっても、(ウリ先生のクラス)全然、この世に文字があるという事さえ気付いていない様子だったのですが、ある日、家族で車に乗って五日市街道を上り方向に走っているときの事です。
助手席に乗っていた息子が急に、コンビニサークルKの昇り旗宣伝を見て、叫んだのです。

「な・め・ら・か」
後部座席に乗っていた私と娘はのけぞりました。
息子パンダも自分でも驚いていいました。
「あれっ?やっぱあっていた?俺、字、読めちゃった?」
コンビニでおすすめ商品の「なめらかソフトクリーム」の宣伝が読めてしまったのが、
パンダ君のはじめての文字解読でした。
息子はその後、自分の名前にでてくる「つ」と「し」が、方向が似ているだけで、判別がつかないという苦悩の後、文字を覚えるのをあきらめてしまったため、最終的には、1年生になってから、私がスパルタで平仮名を教えました。
「トリケラトプス」とか、「マイラサウラ」とか図鑑からカタカナから覚えたものは、書けるのに、平仮名には興味が持てなかったそうでした。今でも自分の名前を書くのがめんどくさいと、数字にあてて「244」と書いているようなヤツです。

前おきが長くなりましたが、
誰でも親となって、
自分の子が文字と出会うのには、ストーリーがあるということです。

だから、お手紙を書いている姿は、じんときますよね。
幼稚園に持ってきてくれて、そっと渡す姿も、微笑ましくみてもいます。

今は、ほぼ、うまくいっています。
多少、ちょっと「あれっ?」という事はありますが、まわりの兄弟が助言をしてくれたりで、包んでしまえるくらいなのですが、
ちょっとエスカレートする前にと、
今日の延長保育が終わった後に、先生達みんなで話し合いました。

「お手紙ごっこのルール」について、明日、各クラスで話し合う事にしました。
そして、ご家庭にも、ご協力をおねがいしようという事になりました。
それは、幼稚園に持ってきてお友達に渡す手紙については、内容をご確認いただきたいと思うのです。
園児が自分でプロデュースするお手紙といっても、
それはご家庭で購入しているものだし、家庭でも責任をもっていただけたらと思います。

今ではありませんが、過去には、それにシールやアイロンビーズが入っている事が明らかで、
「幼稚園におもちゃを持ってこない」
というルールにふれた事もあります。
こどもにとっては、親切のつもりのアドバイスが、自分の悪いところを指摘され、中傷されたように思ったというエピソードもありました。

今までも、実は、2回ほど「お手紙禁止令」を出した事もあります。
実際に、残念な事、傷ついた子がでたら、今回も踏み切るかもしれません。

ただ、今は、お手紙を喜んでいる子もいるし、
やりがいを持っている子もいる。
楽しみをとりあげたくない気持ちもあります。

何かがおきる前に、騒ぎすぎと思われるかもしれませんが、
「起きる前」が大切だと思っています。


かつて、本園では、「幼稚園は小学校の予備校ではない」という考え方の元、文字教育には取り組んでいませんでした。今でも、その主旨は変わりませんが、園バス廃止にともなう、少人数リニューアル化(保育時間延長も伴う)と同時に、年長児が文字のワークにとりくみはじめました。こどもたちに負担がないような方法を担任が工夫をしながら取り組んでくれています。


幼稚園くらいのコドモがお手紙で伝えられる事は、
年少、中さんなら、
「お互いの名前 元気? また遊ぼうね」
くらい。

年長さんだったら、もうちょっと具体的に、
「好きな○○は何ですか?今度、○○で遊ぼうね。この前の○○楽しかったね。」
と、年齢によって成長してきます。

お手紙によっては、宛先の友達が好きなポケモンキャラクターを書いたり、
上手なものを褒めたりと、お互いを知っているからこそ書けるものもあります。
成長を感じるものです。

禁止するのは、簡単ですが、
我が園なら、みんなで考えられると思うのです。

いかがでしょう。

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