20円の浅草人形焼き
ササクサスで何度も足を運んだ浅草の思い出です。
夏休みに「紙芝居ing」でグループとしてもロケハンをしました。
もちろん、その時も、息子はおまけでついてきました。
秋に入るとジングルジムで、実際に曲とパフォーマンスをするために主に時間を測りながらの創作のためのロケハンを3回。これも、早朝、夜、昼間と時間帯によっての人の流れを比べてみました。
印象深かったのは、「夜の浅草寺」。
地元の方々が、パジャマのような気楽な姿で犬を散歩させてる姿は、まるで香港のよう。
歩いて浅草寺に来られるなんてすごいね。
そして、多摩育ちの私には、びっくり!なこと
2歳くらいのこどもも、お爺ちゃんに連れられて散歩している。
夜の9時くらいだったでしょうか?
中国人の団体さんは、まだこの時間まで団体行動をしていました。
どうやら浅草寺の大きなトイレを待ち合わせ場所にしていたようでした、
もちろん、ゼロ円生活の方の生活の場でもあります。
調和していました。
お、どこからか、誰かの怒鳴り声が・・・。
ケンカ?と思うと、漫才の練習をしているところでした。
逆に、朝早くの時間は、マレー、イスラム圏の観光客の方が多かった。
韓国人たちもいた。
まだ、仲見世どおりはシャッターが降りているのに。
浅草には、いろんな風景がある事を知りました。
外国人むけの安いゲストハウスもあるみたい。
泊まるには近くて贅沢な気がするけれど、
いつか泊まってみたい街だと思いました。
さて、そんな浅草に、とても馴染んでしまった息子パンダです。
これは、芸大の「家庭の宿題サークル」に参加しているところです。リンクしてあるブログに記述されている面白家族は、我が家の事です。
朝一番のササクサスパレードには、息子も参加して、チラシ配りを担当しました。息子は、3回パレードに参加。私は、4回です。
私の忘れられない大賞第一位!
移動演劇集団の「山山山」です。
ディズニーランドのパレードを思い浮かべてイメージしてもらって、
最後の方のちょうど「ミッキーマウス」がでてくるくらいのメイン的なところで「ドン!」と、
彼らがやってくるのです。
移動演劇なので、ずっと台詞を言っています。
最終日のパレードでは、まり先生はとうとう彼らとコラボができて感激でした。
彼らの、「もう秋は終わりだね〜〜〜」の台詞には、「枯れ葉」のシャンソンを。
そんな感じで移動しながら演劇をしていると、パレードのストップポイントの「快眠ショップソーノボン」につきました。
ここでは、11/7のパンデイロチーム「ジングルジム」にて、コマーシャルソングをつくらせていただいていたので、再び勝手に歌っていました。
すると、「山山山」のふんどし隊長が、畳の上の炬燵にて、
「睡眠パフォーマンス」をしていたようで、その目覚めの時の爽やかな演技といったら!
とにかく、見れば見るほど目が離せなくなってしまう彼らでした。
移動しながら、メンバーの一人が言っていました。
「日比野さん(彼らも日比野克彦さんの生徒さんなのでしょう)が言ってたよ。
マンションの中にも人がいる。その人たちに向かって台詞を言うんだって。」
そうかぁ。
いい先生なんだねぇ。
じ〜んとしました。
さて、「家庭の宿題サークル」の作業は、家でも続いていました。
家族総出で、参加しています。
これは、「いつもと違うところで夕食を食べてみる」という宿題を家族でしているところです。
こども部屋の屋根うらのロフトです。
意外なことに、父ちゃんまでビール持って梯子を昇ってきたのでびっくりしました。
もっとびっくりなことに、
お隣のお婆ちゃんが様子をみにきました。
「みんないる筈なのに、1階がまっくらだったから」
そうですよね。
その後、「家紋をつくる」の課題もやって、
最後は、パンダが考えた課題。
本題は、「一日限定の家訓をつくる」ですが、
我が家では、
「声で話さずにジェスチャーで会話をする」と、なりました。
結果がどうなったかは、また「家庭の宿題サークル」の方で発表してくれると思います。
そんなこともあって、
最終日は、自宅で課題に熱心に取り組んでいた我が家の姉ちゃんエリザベスもパレードに参加しました。
「中学校ではできない体験!刺激的!」
そうだよね。
どんな美大の学園祭に行くよりも刺激的よね。
なんたって、彼らは「先端美術表現」先攻なんだもの。
学部生、修士課程院生、博士課程院生、OBの皆さんに混じって、
そのワークショップに関わっている親子さんもいて、
紙芝居の仲間、
そして、まり先生も二人の子連れで楽しんでいました。
そのままもっといたかったのだけれど、
幼稚園は今、お遊戯会前大忙しのため、被り物の布を買ったり、おゆうぎの準備のために急いで帰宅することにしました。
いろんなアーティストの作家さんたちと触れ合えて、
いろんなアートがある事を知りました。
パレードに参加していた皆さんから楽器を回収して、
帰り仕度をしている私たちをそっと見守っているおじさんがいました。
パンダが、
「ママ、最後だからさ。人形焼き買っていくんでしょ。」
パンダは、ママと別れて一人で「家庭の宿題サークル」に預かってもらっている時に、
人形焼きのお裾分けをしてもらったらしいのですが、
参加しているこどもたちが多かったので、ひとり四分の1体しか口にできなかったのを根に持っていたのでした。
「ヘイヘイ」
適当に返事をしてたところに、そのおじさんが近づいてきました。
それだったら、20円の工場のところにしときなよ。
知ってる。田原小学校の近く、人形焼きの工場があって、そこだと1個20円で買えるって。
でも、ぜんぜんお店じゃなくて、ただの工場だから通りすぎていたんだよね。
おじさんがついてこいというので、
ついていきました。
工場の引き戸をガラっとあけてくれました。
「オーイ、人形焼き」
おじさんはそれだけ言うと、
さっと身をひいてどこかにいってしまいました。
粋って、こうゆうのをいうんだね。
とっさに、
「20個ください。」
って、言って、計算できなくて、
『高かかったらどうしよう?』って思って、考えたら400円!
屋台でベビーカステラを20個買ったら、1000円だよね。
1個単位で考えたことなんてなかった。
しかも、焼きたて。
美味しかった!
浅草で、ササクサスのメンバーと夕食にいった「生駒軒」。
素敵なご夫婦でした。
小麦粉の固まりを伸ばしてつくる拉麺屋さんもすごく美味しかったし、びっくりだった。
「伝承紙芝居」の佐々木遊太さんが、興行しおわると、
「飴玉くれないの?」
って、普通のおじさんが言っていた。
きっと、リアルタイムの紙芝居を知っている人だったのでしょう。
これを読んで「浅草」に行ってみたいと思った方は、
雷門の向こう側にいってみてください。
住所でいうと、「雷門1丁目2丁目」が、ササクサスエリアです。
この秋、アートで埋まった素敵な街です。
八百屋のお父さんは、ナウなヤングです。
仲良しだった「フェルトン星人」は、もう星に帰れたのかしら・・・。
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