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神奈川県立清陵高校とリトミック2/4

2/4日、神奈川県の高校の総合の授業としての「リトミックワークショップ」にお招きいただきました。
もう3回も呼んで頂いている高校なのですが、
今回は、パーカッショニストの小澤敏也さん(つるさん)にも手伝ってもらいました。

普段、幼稚園でリトミックを教えている時には、
半分くらいはピアノの前で、音楽の力で指示をだしたり、感じてもらったりしながら時々動きを見せるというやり方をしているのですが、
それは、教わる方も毎回の積み重ねがあって、ある程度のリトミックの力が要求されます。

ワークショップでは、「リトミック体験」という場合が多いので、私がより動きを見せる必要があり、今回のようにもう一人、ミュージシャンがいるというのはとても力強いものだと感じています。
音に向き合う準備ができたところで、
「耳を澄まして」、
『サウンドスケープ』をしてみました。

つるさん、劇伴奏用の効果音っぽい小道具をたくさん用意してくれました。
目を閉じて、
耳からの刺激で感じ取れるいろんなイメージを口に出してもらっています。


「となりのトトロ」
なんて、いうのもあって可愛いかった。

ウォーミングアップ部分をつるさんのアフリカの太鼓で行いました。
なんだかゲームのような期待感が生まれてきました。
こうゆう「なんかできそう!」みたいな殻がとれる事をリトミックでは、
「身体の解放」と詠っているのです。

まず、音符の時価をステップします。
全音符は、休符を感じないように流れ全体を身体で動かしましょう。

スキップは、高校生にとっては久しぶりで、感覚を忘れている人もいたみたいですね。


「リズム」と「リズム」を繋げた「リズムパターン」。
手拍子で記憶したリズムパターンを叩きます。
足でステップとして再現します。

それをさらに、自分一人でやるのではなくて、
全体でやったり、グループごとに発表をしました。


こうゆうのは、やっぱり積み重ねなので、
うちの園児たちは、かなり自由に重心バランスがとれます。

高校生の皆さんも、この経験がきっと何か時に、
「アハ」体験として繋がることがあるかもしれませんね。


私はスキーをやらないけれど、
こうやってリズムを正確に刻みながら重心のバランスをとってステップを踏むことで、時間と空間を操ることができる感覚と、
ものすごく近いんじゃないかな、って思ってます。

自分でも、
ちょっと何かを運転している気持ちになります。


黒柳徹子さんのリトミックの先生の小林宗作先生は、
「リトミックは心の運転術」
と、いう言葉を残しました。

いい言葉だなぁ。


耳を開くこと、身体をウォーミングアップさせる事を充分にジェンベの太鼓で行った後は、リトミシャンである私がずっと動いて見本を示さなくてもだいたい指示が伝わるようになります。

そこで、私はピアノに移動して、今度はテニスボールを使って、2つの活動をしました。最初は、「フレーズ」を距離で表す、時間と空間を直線で感じる事の出来る楽しい課題です。次に、テニスボールを手渡しのキャッチボールをしながら、ハプニングを待ち、アクセントでボールを放出。2人組みのどちらかが追いかけます。このチェイスという作業を助け合う、いつハプニングがあるわからないところで、アトランダムに組んだペアで助け合う。これは教育的にも、「助け合う」トレーニングにもなりますね。

中盤は、大技の「プレイバルーン」です。
ここで、一騎に、「身体の解放」の状態が進んできていて、なんだか殻がとけて、「リズムで身体を動かすこと」が気持ちよくなるのを助けるのに、「プレイバルーン」は最適です。
高校生の多くが、幼稚園時代にこのパラシュート生地の丸い布を経験していることも積極的に参加をしてくれる理由になっているのでしょうね。

途中で、高校生が大好きなJーpopの「パフューム」の「ポリリズム」がかかります。「踊って」と、私は伝えていますが、リトミック的には、音楽が見えるように視覚化した表現として考えられた振付けは、「動的造形」というジャンルになります。
実は、これが私のリトミックの中の専門分野になっています。
生徒さんたちも、最初は戸惑いながらも、大人の私がパフュームを踊っているのです。安心してついていってくれました。選曲の難しいところは、このように高校生方が対象の場合、やはり彼らがある程度知っていて、好んでくれるものが良いと思っています。私の時代のものを押し付けては楽しさも半減かもしれませんね。

ここで、
つるさんのトーク。お題は、「マイケル・ジャクソンに会ったことある」です。高校生にとって、きっと、生まれてはじめて生の「マイケルに会ったことのある大人」なのかもしれませんね。その話の導入の後、マイケルのヒット曲の中から、色んな動きをピックアップして模倣をしてみます。マイケルのダンスはどれも音楽と完璧と一致しているので、とことんリトミック的だということができると思います。

自分たちの動きと、つるさんのパンデイロがコラボしていることも重要です。音楽に限らず、今後、彼らにとって様々な分野のものとものとがコラボする瞬間に立ち会う時に、「パンデイロ」という動けるドラムのような太鼓の存在がリンクするとは、なんとも羨ましいですね。

おまけに「エグザイル」の「スーパーシャイン」という曲でも、「パワー」や「信頼」をテーマとした動きも実践しました。ここまでくると、なんだか教えている私もとっても楽しくなってきました。

ビデオには映っていませんが、最後は「ファランドール」、大好きなロバの音楽座さんの音楽を使って、ピュアな気持ちを導きます。


初対面の生徒さんと、2時間の濃密な時間を過ごさせていただきました。

本業の幼稚園での指導でも、この経験を活かしていきたいと思っています。

幼稚園以外での指導に門を開いてくださった、今は退職された「とこちゃん先生」、
理解をして送り出してくれた私のまわりの人々、
今回のワークショップを一緒に指導してくださった「つるさん」こと、パーカッショニストの小澤敏也さんに感謝いたします。

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