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文字のワークショップと4/14の未リトミ

本園では、「幼稚園は小学校の予備校ではない」という考え方から、今まで文字のワークには取り組んできませんでした。保護者の希望で一時的に取り入れた事があったのですが、「ハイ、ではここまで書けた人?」という感じでの一斉授業はやはり月齢差のある年代では難しく、「誰ちゃんが遅かったから遊ぶ時間が減った」などという思いやりのない態度を生む原因にもなったし、何よりも動機づけが「何なにという字を覚える」という動機なので、「あ」は「あひるのあ」になってしまうのがどうも納得がいかないのです。小学校では、それがメイン活動なので良いと思います。みんなそれを楽しみに待っています。でも、幼児期においては「七夕の短冊」や「お友達への手紙」など、生活の中での必要にせまった動機づけによって文字を書く意欲を呼び覚ましたり、先生の書いたものをなぞったりしてきたいと思ってそうしてきました。

今年度から、全学年が少人数の新しいカリキュラムがはじまりました。
せっかくなので、この人数だからできることを色々と試してみよう!
その中のひとつに、「文字への取り組み」があります。

私も迷いながら、考えながらなので、友達に意見を聞いてみたりして、試行錯誤なのですが、
その中で私の原点に戻ってみようという気持ちになりました。

今は中1の娘が2歳の時の事です。
私の名前を、「サカモト ママ」と言って保育園の出席をとるごっこを自宅でやっていました。
「サカモト パパ」「サカモト おばあちゃん」
最初は黙って聞いていたのですが、ある日、
「ママには、マリという名前があるのよ。」
と、言うとびっくりして、次にはじめて「マリさんへ」手紙を書きたいといいました。

文字の表を見ながら、ゆっくりと書いたその字の「ま」は、蚊取り線香のようにぐるぐる巻きのかわいいデザインでした。宝物です。なんて素敵なアートなんでしょう!
最初から、「ま」はこうやってこう書くのよ、と教え込んでいたら出会えなかった文字。
そもそも文字って、昔の人がみんなに伝えたくて考えたものですよ。
余談ですが、私は古代中国の「西夏王国」の西夏文字が大好きです。
月に見ると書いて、「夢」だったりするのです。
本格的に文字の学習に取り組む前に、そんなモラトリアムがあっても良いのかな?と思いました。

そんな訳で、今日の未リトミックのワークショップでは、
「2歳の考える文字を記念に書いちゃおう!」
という企画でした。

そしたらね。
こんなにかわいいリンゴちゃんみたいな「ま」があったんですよ。

Cimg7229

ママにも「宝物だね。」と言いました。


今日のリトミックのテーマは、王子様とお姫様でした。
みんな文字の冠をつくって、なりきって踊ったりしました。
冠をかぶるだけで、ママから離れて先生やお友達と輪になれるんですよ。魔法です。

Cimg7228

その他、こんどのゴールデンウィークに「ぺとら」で上演する「おかあさんとニコレット2屋根裏マン」もご披露しました。

この小さい子のためのリトミックも2年目に入りました。
私も自分の子育てを思い出せる大事な時間です。
幼稚園に入る前の時間って、本当に大事ですよね。

近日中に、市の親子向けの記事でも紹介していただくので、また人数が増えそうですね。
よろしくです。

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コメント

文字への取り組み、嬉しく思います
ただ間違った書き順で覚えてしまと小学校に入ってから書き順についてうるさく言われるみたいで直すのに苦労するみたいなので、そこをどのようにするのか考えていただきたいと思います。

投稿: チャーミー | 2009年4月21日 (火) 15時41分

とても好感を持ちました。
子供の意味不明な文字を見るのが楽しみです。
先生方のお立場からすれば「正しい字はこうです」と
教えてしまう方がラクな場合もあるのでは・・・と
思いますが、あえてユルい焦点で、目的も「習得」ではない
ところが良いです。
どうぞよろしくお願い致します。

「間違えちゃダメ」と言い過ぎると、子供の世界は
狭くなってしまうのではないでしょうか。
幼稚園では、失敗も間違いも「冒険」として体験できる
環境であってほしいと思います。
その方が小学校に入ってからの勉強も新鮮で、
楽しんで取り組めるようになるんではと思います。

投稿: 匿名 | 2009年4月23日 (木) 12時44分

チャーミーさん、匿名さん。
ご意見をありがとうございます。
園全体で郵便局を開くなど、本園らしいとりくみを徐々にはじめていきたいと思います。
全体としてではなく、この時期ならではの感性を大事にしつつ、少人数だからできることをいろいろと試しながらやってみようと思っています。暖かい応援をよろしくおねがいいたします。

投稿: まり | 2009年4月28日 (火) 16時03分

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