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年長さんの宿題 「夢の扉」

年長さんの作品展では、将来の「夢」を凧にして大空に掲げます。そして、修了式でも、例年どおりに「私の夢は〜〜です。」という発表を行う予定でいます。
毎年、ありがちな例ではありますが、男子に圧倒的に人気なのは「サッカー選手になりたい」なのですが、今年もそう思う男子がかなり多かったです。もちろん、本気でそう願いつつ練習に励んでいる子もいるとは思いますが、何人かは「みんながそう言うから」とか、「他に思いつかないから」という子もいるように感じました。

なので、再び緊急集会です。

まず最初に話したのは、「まり先生はなんで幼稚園の先生になったか?」です。

「幼稚園の頃の文集には、こう書きました。バレリーナになって公演中に犯人を見つけたら婦人警官に変身して捕まえちゃう」
担任の先生は、これをそのまま文章にして載せてくださいました。
自分の事よりも覚えているのは、「タダシ君が、お便所の汲み取り屋さんになりたい」と言ったら、先生が一番褒めていたということです。「人の嫌がることを進んでやる子は良い子です。」と、おっしゃった事は印象深いです。

こどもたちには、幼稚園の時になりたったものから、小学校、中学校、高校、大学と変わっていったいきさつと理由を話して、最後になんで幼稚園の先生になったかを話しました。

「学校の音楽の先生のテストを受けたときにね。学校では、何年生にはこの曲、って全部決まっていることにハテナ?と思ってね。幼稚園なら「自由」に好きな曲をリトミックで教えられるでしょ。『クリスタルチルドレン』とかね。」

こう話して、「じゃあ、まり先生は夢がかなって幸せだと思う?」と尋ねると、「幸せと思う」と言ってもらえました。良かったです。嫌嫌仕事をしているのではないことや、次々とアイディアを出して行事を勧めていくのを実際に観ている直接のお客様方に認めてもらった形ですね。

「先生のこどものパンダはね。魚が好きだから無人島に自分の水族館をつくってね。人間に働いてもらうとお金が高いから、レストランとかの従業員はペンギンでね。ペンギンはお釣りとかを持てないから、お金用のお皿を持って仕事をしてもらうの。それに、パンダだけだと、お金の計算とかはできないから、イルカに助けてもらうんだよ。イルカは頭がいいからね。」

これは、息子が1年生の頃に本気で言っていたことです。今は2年生になって、もうちょっとグレードの高い事を言っていますが、
「ジンベイザメの複数飼育」とかです。

こどもの時代しか、こうゆう「夢」は見られないのですから、みんなが言うから「サッカー選手」ではなくて、もっと考えてみようよ。
と、投げかけてみました。

すると、
「お姫様になりたい」というドリームがでてきたので、一緒に考えてみることにしました。
どうしたら、お姫様になれるか?
お姫様のお父さんは王様だから、パパに王様になってもらう。
王様になるには、どこかの島とか土地を買って、ここは○○国です。と名乗る。
どんなに狭くても飛行場はつくらなきゃね。
もうひとつ、どこかの国の王子様と結婚するという方法もあるよ。
ちなみに王様がいる国をあげます。(ネパール、ブータン、タイ、ベルギー、スペイン、モナコ、イギリス)
「あ〜、イギリス、いいねぇ〜」
イギリスなら、住んでみても良いようです。
「あれ、アメリカにも王様いるじゃない?」
「もしかして、オバマと思った?あの人は大統領だよ。」

こんな風に、じゃあどうするか?を考えてみると、いろんななりたい自分が見えてきます。

「ドレスを着る」「お金もちになって、いろんなものを買う」のが目的ならば、お姫様にならなくてもかなう方法があるかもしれません。

「なりたい自分」について意見を募ると、「テレビにでたい」「お金もちになりたい」というのがでてきました。6歳のハローワークでも学習を重ねると、「人の役にたつ」「ありがとうを言ってもらえる」というのがでてくるはずです。これは次回に期待します。

「あこがれ」から、見つけることもできます。「サッカー選手以外だと、何?」と聞くと、「じゃあ、野球」と答えた子がいました。「じゃあ」で決まるのは野球にも失礼なので、具体的にどうゆう事が「いいな」と思って、あこがれることなのか?も考える練習をしたいですね。

「興味」もとても大事です。興味を持ては深く観察をするでしょう。それを大人になるまで続けていけばりっぱな夢になるでしょう。続けていかなくてもその知識は宝になることでしょう。

先日、とある学校の校長先生のお話を伺う機会があったのですが、その学校では将来の志望にも繋がる「理系」「文系」の決定を高校3年でわけ、なるべく遅くまでオールマイティな知識を得た上で、「理系、文系」を定める方が効果が高いそうです。早くから決めてしまうと、理系ならばそれ以外の知識は無駄に思えてしまい身に入らないというのです。ものすごく興味深い話でした。「つぶしのきく」という言い方もありますが、今はやりの「フィンランド式の教育」というのも、幅広い興味や学習があっての事ですものね。

そんなわけで、年長さんに出した宿題です。

1 最低5個のいろんな職業や、生き方を調べる。生き方というのは、例えば「犬と友達になる」とか、「植物の心をしる」とかでも良いのです。植物の心を知るから「樹医」という職業も展開しますし、職業ではない愛好家でも良いのです。「やさしいお母さん」もいいですね。

2 自分のお父さんやお母さんの職業や得意なこと、生き甲斐、大切に思っていることをインタビューすることです。

おうちで開業しているお父さんが何故、その道に入ったのか?たまたまお話を伺った私が知っていて、お子様は知らなかったというのもありました。ぜひ、インタビューを受けてくださいね。


タイトルに「夢の扉」とつけました。
年長の遠足でみたミュージカルでは、夢をイメージするときに、はっきりしていなくて弱いと怖いものがでてきたり失敗してしまうとありました。みんなの「夢の扉」がはっきりと開く事を期待します。

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