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こどもの入院

数日前から息子が持病の喘息で入院していたため、短縮勤務をさせていただいていましたが、本日仮ではありますが退院できました。今日は雨だったので、ホールで私と工作をしようと楽しみにしていた園児もいたのに、園に戻ってきたのが丁度お帰りの頃だったので、ごめんなさい。こんな時、私には幼稚園のこどもと家のこどもとがいる事を実感します。外来受診など、経過観察ではありますが、私の方も早く運動会モードに戻りたいと思っています。

実は入院は2回目。夜間のER受診は数しれずこなしている息子。今まで、皆さんにご心配をおかけしてしまうのであえてこの種のプライベートは書かなかったのですが、もしかして皆さんの万が一に役に立つのでは?と入院準備について書かせていただきます。

都立F病院の場合。ER受診は以前にかかった事があるかどうかが非常に重要です。
もし、初診の場合、かかりつけの診療所等があいている場合は、紹介書を書いていただく事で、ずいぶんと待ち時間が違うようです。
息子は喘息の他にも添加物アレルギーによるショック症状で2回、外科的なケガで2回ほどERのお世話になっていますが、一番最初の受診の時に、かかりつけの小児科の先生が紹介書を書いてくださいました。
夜間の場合は、まず電話をして「行った方がいいか?朝まで様子をみた方がいいか?」の判断を病院に仰ぎます。私は1度、満杯で受け入れができないと答えられたので、一晩様子を看たところ喘息を悪化させてしまった反省があり、この時は自分で受け入れ病院を片っ端から電話するくらいしないといけないと教えられました。

容態が悪くなったのが、午前中なら、「予約を入れていないが外来で受診可能か?」という電話を入れて、受け入れてもらえれば外来を受診します。予約なしなので待ちますが、今回は「顔色が悪く血液中の酸素濃度が低いと思われます」と主張したので、応急処置がすぐ受けられました。

この受診の時に、「もしかしたら点滴あるいは入院セット」を持参しています。入院を免れても、点滴には5時間くらいかかるからです。中身は着替え一式とDSと充電器。DSの充電が切れて、あと点滴何本?は、息子にとってさけたい事のようです。毎回、ここに私の食料もしのばせておくべきと反省します。点滴中はずっと付き添わなくてはいけないので、親も持久戦になるからです。

入院が決まると、レントゲンを撮りに車椅子で移動となるのですが、ここで息子はおにぎりを要求しました。前回の入院で食事があわず(とにかく米が不味いそうです)難儀した経験から、喘息の発作中なのに腹ごしらえをしたかったそうです。食べ納めを外来の点滴スペースでした後、病棟に移り、手続き、ガイダンスはビデオテープを見る形です。
簡単に言うと、食べ物の持ち込みはカロリー計算のため厳禁。飲み物は水、お茶、スポーツ飲料のみ可。医師の許可があるまで、プレイルームなどベッドの外にでる事はできません。
面会は9時から9時まで。

私も朝、勤務の合間をみて病院に顔を出して、お風呂代わりの清拭をして着替えさせ、ドクターと話をするとすぐ園に戻ります。他のお子さんたちはほぼ皆さん付きっきりで、時にはお爺ちゃん、お婆ちゃんも動員してローテーションを組んでいたりします。息子もまだトイレの許可がでていない時には、尿器を使っていたのでママの仕事が終わるのをぐっと我慢していたそうで、こんな時には胸が痛みます。

夜は、みんな親子でぴったりくっついて離れる前の儀式の時間です。4人部屋で一斉に絵本を読み聞かせている部屋もあります。息子は、回復期に小学生男子部屋に移ってからはみんなでテレビを見るので私も帰りやすくなりました。でも、毎日新しい本を買って目新しさで「帰っていいよ。」と言わせる作戦を使いました。
隣の小学生女子部屋なんかは、おやつの時間もベッドではなくてひとつのテーブルで食べていたりして、とっても楽しそうにしていました。若いドクターをからかったりしています。女の子はやっぱり強いです。男の子は、みんなママ優先でした。

ここの病院は、公立なので「つけ届け禁止」となっていて助かっています。大人なのでこうゆうルールも知っておいた方が良いのかもしれませんが、誰々には幾ら、ナースセンターには幾らくらいの菓子折り。そういった事に頭を悩ませる事がないのは仕事にすぐスイッチしなければいけない身にはありがたい。それに、夜の付き添いがいらない完全看護。昭和の時代の病院には、「付き添いさん」という職業の方をお願いしていたのを記憶しています。園児さんで経験されたケースでも、お母さんは夕方に入浴のためだけに一時帰宅するだけ、とか、お父さんは床に布団をしいて寝た、という話を聞いています。介護する人間の負担を少しでも減らすという事はとても大事な事だと思います。

私も仕事を持ちながら、持病のある子を抱えて、正直とっても大変な時もあります。
でも、これは同時にものすごい勉強のチャンスだとも思っています。

看護婦さんはじめ、医療スタッフの方のこどもへの接し方。
初めて出会うこどもへ、不安を取り除くために必要なこと。
そして、病室で出会ういろんなタイプのこどもたち。
特に大きな病気とこれからもずっと戦っていくこどもたち。
いろんな「なるほど」と発見が今回もありました。

園児のみんなが健康で、走って運動会の練習ができる喜びをもっともっと伝えていきたいです。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

今日、お迎えのときに久しぶりに先生のお姿を見たような気が
していたんです。
息子さん入院されてたんですね(>_<)大変でしたね。

こどもの入院・・・息子さんの我慢や、他のご家族の様子など、
リアルで切なくなりました。
元気でいられるって幸せなことですね。

息子さん、お大事に!!
早く良くなるといいですね。
先生も無理なさらずにーーー。

投稿: モモ | 2008年9月30日 (火) 03時17分

子どもの入院って、本当に大変ですよね。いくつの子でも、大人になっても入院は不安でいっぱいです。

子どもをもつまで、全く小児医療の現場をしりませんでした。でも今子どもをもち、全く知らなかった現場をのぞいて、なんて入院をしている子どもの多いことかと、思いました。2~3日の子もいれば、何ヶ月もベッドの上で生活をしている子どもも少なくありません。

でも小児病棟は大人の病棟に比べ、とても明るい!長く入院をしている子も、短期の子もみんなすぐにお友達になり、助け合い、そこでの生活を楽しくしようと頑張っているようです。良く笑うし、知らない大人にも平気でなんでも話しかけてきます。はげましに行ったのに、逆に小児病棟で元気をもらうこともあったりします。

やっぱり子どもの力ってすごいなぁ…と感じます。私もそんな子どもたちを支えられる大人になりたいです。大人にできることを考えていかなくてはならないですね。

先生、本当にお疲れ様です。どうかお大事になさってください。

投稿: chon-chon | 2008年10月 2日 (木) 00時08分

モモさん、chon-chonさん
励ましのことばをありがとうございます。
昔、まだ娘だけを育てているときに、ヒーロー系の戦いごっこを危険なので制限したことから、「まり先生は男の子を育てた事がないから」と言われました。独身の先生が必ず言われる「子供も産んだ事ないくせに」と同じニュアンスだと思いますが、後で男の子を育ててみて、なるほどと保育に活かしたこともあります。

今回、「健康では無い状態」の院内のこどもたちをたくさん見て、とても感じることがありました。また、学校に息子が復帰するにあたって、まわりに理解してほしい事を手紙に書いて、学級活動にとりあげてもらいました。

園児たちに、また何かを伝えたい気持ちにもなっています。
あたりまえではない健康について、一緒に考えてみたいです。


投稿: まり | 2008年10月 2日 (木) 05時46分

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