グアム旅行記5「スノーケル」
8月28日(木)最終日
今朝は、早いのでホテル朝食ではなく、部屋で前夜に買っておいたパンや持参のシリアルで済ませます。昨日予約したさかなクンおすすめの「フィッシュアイマリンパーク」のスノーケリングツアーに参加するためです。
市街からずいぶんと離れただけあって、空の青さも一段と濃いと感じます。事前に下に水着を来て集合という指定だったので、ここからまっすぐにまずに水中展望台の階段を下り、海の中の様子を観察します。次にマスクとフィンを付けての簡単な講習。こどもたちは、初日に「泳げる水族館」で足のたたない深さのところでスノーケリングを経験しているので、遠慮なく「初心者ではない」方に手をあげています。
まあどうせ近くに生簀のような場所でやるんだろうから大丈夫!、なんて甘く考えていましたが、
いきなり海の中に自力で入っていき、インストラクターの「くじらさん」「いるかさん」の後を自力で泳いで着いて行く形式で思った以上に高度です。ツアー詳細に年齢制限がなかったので予測以上のレベルにびっくり!
皆さん次々に海にドボンとしてはるか沖合の先生の元に必死で泳いでいく姿は、ちょうど、映画「ファインディングニモ」の中で、エイの先生がみんなを海の遠足に連れていってくれるようなイメージを感じました。もうこのあたりでは、頭の中は「さかなクン」となって脳内同士で会話をしている状態なので、「ウキャー」ともうひとつの脳が言ってきています。親の私が躊躇すると子供達も怖がるので、先導をきってどんどんと海にでていくと、さすがに小さい子を連れてきている人や、ライフジャケットを着てはいても自信のない人はボートに乗らせてもらってるようです。
「ここから先、1時間もあるんだって!1時間も海の中で過ごせるのか!」
と思いましたが、インストラクターがナマコを潜って取ってきてくれたり、写真も水中から撮ってくれます。
魚寄せのイカをひとりずつ貰えるので、これが一番楽しい
自立している小6の娘は、私の後を見失わないようについてきてくれます。インストラクターさんが、見所を移動しながら誘導してくれるので、けっこうな距離を移動する事になります。
一方、小2の息子は、学校では10メートルを泳いだという級を貰ってはいるものの、それは「自由な形で泳ぐ」というカテゴリーで、「実はバタ足は使えない!」という衝撃の事実を、今、ここで、母は、海の中で告げられるのです。
「オーマイガ〜!」
先日の「泳げる水族館」では、魚を傷つけないためにあえて「ノーキック。オンリー ユーズ ハンド」」という事で、手だけで櫂て、順路をくずさず後ろをつかえさせないために私が牽引していたのも仕方ないと思いましたが、この自由な海原で、1時間も15キロの息子を牽引し続ける自信はありません。
こんな事なら、あらじめスノーケリングツアー予約の時に申し出て欲しかったです。
「俺、足はバタ足できなし、手は餌を持っているから、ママ引っ張って。」
息子は息子で、ママは当然牽引してくれるものと自信たっぷりです。
付け加えて、
「ママ、餌のイカが自分でちぎれないよ。ママがちぎって俺にわたしてくれっ。」
スノーケルマスクをくわえながらハッキリと会話ができる息子よ。
海中の魚を一瞬たりとも見逃さないとマスクのパイプで完璧に口呼吸をしている息子よ。
君は、そんなに器用なのに、なぜにバタ足を習得できないのか!
と、その場で教えようと試みましたが、魚に夢中で聞いてはもらえません。
水深5メートルくらいのポイントでは、けっこう大物の魚がゴロゴロいて、息子の手に乗せたイカを食べようとして噛んだそうです。
「オオ!魚が俺の手を噛んだ!」
7歳、最高の思いでになったことでしょう。
そんなわけで、海の世界は素晴らしいです。移動する水深ごとにガラリと世界が変わっていっています。以前、バリ島で足の立つところでスノーケリグをしたときには、移動はなかったので、こうゆうツアーの良さが初めてわかりました。
珊瑚礁のある水深3メートルの世界は、ニモそのままです。
インストラクターの皆さんは、まるで休憩のように海底や、珊瑚の上に仰向けになって、口で空気の輪をつくるサービスをしてくれました。それにしても彼ら地元のチャモロの若者の海中での自然な振る舞いにびっくりです。こどもの頃から潜っているのですね。ナマコをあっとゆうまにたくさん採ってみんなに手渡してくれたかと思えば、奥底のタコまでへっぺがしてくれて、吸盤を堪能させてもらいました。
息子をひっぱりながら体力の限界の頃に終了の合図、自力で足場まで泳いで終了です。
今回は年齢制限で、「ダイビング」はもちろん、「シーウォーク」や「スヌーバ」も選択の余地から外れてしまった息子は、すっかり海の世界のとりこになっていたようで、帰国がせまるとこんな念書をかかせようとしました。
「ママ、ここに一筆書いてくれ。俺が12歳になったら、絶対にダイビングをやらせます、って。」
書きませんでしたけれど、もちろん。
スノーケリングで海の世界を体験後に空を飛ぶ夢を見ると、きれいに泳ぐように空を飛ぶ事ができるそうです。私も今度見る空飛ぶ夢がどんなにグレードアップするのか楽しみです。お昼は、付属のレストランでチャモロ料理のビュッフェをいただいてホテルに帰り、洗濯&休憩。
ゆっくり身体を休めた後、夕食は因縁の「シーフードシェフ」に、無料の送迎で向かいました。外見も雰囲気もりっぱなレストランなのですが、その中に専用のフィッシュマーケットがあるレストランでした。魚がズラリと並んでいるのですが、名前もわからないし、どうやって食べるのかもわかりません。日本語のガイドメニューをみながら、値段から当てずっぽうで、「魚の煮物」「イカのフライ」「カニのみそ汁」「エビのガーリックソテー」を注文しました。白いご飯にぴったりの和食と中華のハーフのような味付けでした。デザートはサービスで、韓国風のかき氷(混ぜて食べる豆入り)に紫イモのアイスがもれなくもらえました。
そして、ウェイターさんが持ってくるときに、
「マゼマゼ」
と、言いました。かき氷をぐちゃぐちゃに混ぜるのが流儀ということなのでしょうが、息子はこれが大ウケ。
「あの人さ。大人なのに、マゼマゼ、って赤ちゃんみたいだね。」
カタコトの日本語ならなおさら、そもそも英語はストレートなようなので、日本のようにわざわざ「〜〜でございます。」のようなかしこまった言い方はむしろ世界標準では異例なのかもしれませんね。
帰りの送迎の時に、最終日なので買い物をしようと近隣で一番大きいABCストアでおろしてもらって、帰りは散歩しながら帰ろうと運転手さんに伝えたところ、突然、ものすごいスコールが降ってきました。
「チェンジ ザ ディレクション、ホテル プリーズ。」
と、するとホテル近隣では雨はもうあがっていました。結局、買い物プラン続行です。
おこづかいを両替してやりくりしていた娘は、フードコートなどでは自分で支払っていたのもあって、友達へのおみやげや、夜店でのちょっとしたものの他はほとんど買い物をしていなかったので、ここでやっとTシャツを1枚買う事ができました。帰国後の自分の生活まで見越してのやりくり、ご苦労様でした。
夜のグアムを満喫した散策の後、帰国のための荷造り、早朝のチェックアウトのために、AM2時45分にモーニングコールをフロントにおねがいして就寝。
翌朝、早朝3時半ホテルチェックアウト。6時半グアム発、3時間8分のフライトで日本時間9時半すぎに帰国。立川までのリムジンバスまで時間調整して、立川からタクシーで帰宅したので、荷物も別送せずにすみました。
多摩地区が昨日の雨で大変だった事はタクシーの運転手さんから聞きました。
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