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沖縄旅行 人とのふれあい

沖縄母子旅行のつづきです。

たまたま呼んだタクシーの運転手さんは、ぐったりしている息子を気遣って、
「いつでも言って、トイレに停まるから」
と、言ってくださったので、一安心。

いろんなお話をするうちに、「美ら海水族館にいく理由」で、息子が大の魚マニアである事をお話すると、運転手さんも自ら海水を床下に組み置いて、それを寝かして水をつくるほどの熱帯魚に精通した方だという事がわかり、息子もその話をきくうちにみるみる元気になりました。

小1の息子は、普段から落ち着きがないので、「飛行機の中では静かにね」「ママからはぐれないでね。」「ママしか大人はいないから協力して」と、厳しくいいすぎて、過緊張になってしまったらしいのです。こうやって、地元の人と話すことができて本当に良かったと思いました。

早速、そこで、私は次の日に自分が行きたいところにチャーターでいくのと、バスで行くのと、リムジンで直行して那覇のホテルにいくのとを運転手さんと交渉していきました。そして、3カ所をめぐって、荷物もそのままタクシーにおけるチャーターを4時間して那覇のホテルまで送ってもらうという契約成立。同時に沖縄のかなり北部にある水族館に、「見終わったら連絡して迎えにきてもらう」という約束も成立しました。息子にこころゆくまで水族館を見させなければ、何のために沖縄まできたのかわからないので、ここで「何時まで」という約束はできないので、また他のタクシーを捕まえようと思っていたのですが、運転手さんは、
「ともだちの家で待ってるから、なんくるない」
と、言ってくださったので、おねがいする事にしました。


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運転手さんの名前は、「金城さん」。息子はもちろん、思春期の難しい年頃の娘も、自然と会話ができるのは、やはり独特の方言や、のんびりとした言い回しでしょうか。娘は、私が交渉を仕事みたいに、金額をズバズバ言うのが恥ずかしいと、「もう金城さんに決めちゃおうよ」と、ひじ鉄砲です。でも、こんな世間の渡り方も、親としては見せておけたことに満足しています。

恩納村のホテルから50分間、本部町の「美ら海水族館」に、ほぼ開館時間に間に合いました。団体やツアーバスはまだ着いていない中で、無事に「水族館の裏側ツアー」の午前中の整理券がもらえました。
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10時をすぎ、団体が入るとそう広くはない水族館は満杯になります。11時半の裏側ツアーの集合時間まで、何回も何回も場内を周回しました。魚にさほど興味のない娘でも、分散しているパンフレットがラリー形式になっていたりで、飽きずに過ごせます。裏側ツアーは、毎時定員が12名。日本中から、魚マニアの少年、少女が集まっているのと、たくさん質問をうけてくれることから、みんな大興奮。息子は愛媛からきた少年と友達になって、魚情報を交換していました。

息子は、その後も一番興味のある「深海生物」をずっと観察していて、「ウチワフグ」がいないことに気づきました。テレビ紹介でみた確信があるそうで、自信をもって係員さんに聞きにいったところ、「もういない。飼育が難しいんだ。」と、率直な答えを言ってくれました。
只今、欠品中、というのではなくて、一緒に育てているという気持ちが伝わり、納得しました。


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水族館には2時半までいたのですから、6時間滞在です。運転手の金城さんに電話をして、迎えにきてもらい、途中でコンビニにも寄ってもらったりして、ホテルに向かいます。この後、ホテルのプライベートビーチからでている「グラスボート」に乗る予定だというと、ちょうどのこの時間は干潮なので、面白い磯あそびができると、いろいろと方法を息子に教えてくれました。

息子は、沖縄で生き物を採取するために、本気で「漁業権」を買おうとしていた話をすると、
「沖縄ではそんなもの必要ないさ。みんなサザエとか勝手にとって、食べてるさぁ。」
と、のどかな答え。東京で、わずか30センチの水槽で、パソコンでオタクな知識を蓄えている息子にはカルチャーショックでした。

娘も、そんな生活に憧れて、「沖縄にすみたい」と言っていました。

ホテルに帰って、「かりゆしビーチ」で、グラスボートの乗船時間まで、金城さんに教わったように「磯だまり」を自分でつくって遊ぶこどもたち。

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グラスボートでは、ハリセンボン、カクレクマノミ等、たくさんの魚たちを堪能できました。

ホテルに帰り、プールで泳いだのですが。息子はウミガメにはじまり、いろんな魚になって泳いでいました。水族館で見た魚→グラスボートで海面から見た魚→自分が魚になる。
という知識の吸収なのでしょう。

水族館の裏側ツアーでは、日本全国の魚好きが集合していたので、
「ああ、魚好きのこどもにひっぱられて沖縄にやってきたのはうちだけじゃあないんだ。」
と、共感しましたし、
ホテルのパソコンルームでは、
「ヤシガニをこの目で見たい親子」が必死で検索をしていました。

みんな、子育てがんばっているなぁ。
こどもの願いをかなえたいんだなぁ。
という気持ちでいっぱいになりました。

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