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遊べる最後の日

いよいよ明日は、幼稚園も修了式。
今日が最後の通常保育、年長さんにとっては、いつものふつうに遊べる最後の日になりました。

私は、式の準備もあって、園庭に出られたのは、お帰りと遅バスさんたちが遊ぶ時間だけだったのですが、ファスナーを閉めるみたいにみんなそれぞれ、いろんな幕を閉めている姿にジンときました。

「最後だからね。全部のニワトリさんに葉っぱをあげてから帰るよ。」
と、鶏小屋を順番にめぐっている女の子。

「幼稚園の動物の名前を全部言ってみる。」
って言って、
「うさぎのジャム君、お嫁さんのココアちゃん・・・あれっ?鳩は何て名前?」
と、聞かれました。
「鳩は名前じゃなくて、番号だよ。」
と、答えると、
「1番、2番」とたくさん数えていた女の子。

バスの子だけの時間になりました。
午前保育の日は、バスの運行時間が違うので、遅バスのお友達たちと、1時間お庭で遊びます。

この時間、私はたいてい、同じ遊びをしています。
究極のサラ粉づくりです。
砂場道具のザルやマスにこびりついた砂のカスを小枝でけずりとって、粒子の細かい砂を集めるのが好きなのです。

そして、私が作業をはじめると、だまって仲間に加わってくれるのが、Aちゃんです。彼女とは、「入れて」「仲間やめた」とか、そうゆうのを省略して遊べる仲間なのです。

今日、私は黄色いマスに粒子の細かいサラ砂を、みどりのマスに粒の小さい小石を集めていました。Aちゃんも、私の隣で同じ作業をはじめました。すると、いつものように、できた砂の加工物を私と同じマスに入れました。

自分専用のマスじゃあないんだよ。
私とAちゃん、共有のマスに入れるんだ。
ここが、私がAちゃんの好きなところです。

「今日、何分まで遊べるの?」
Aちゃんは、何回も時間を確かめながら、いつものようにだまって2人で作業をしていました。

今日は、新しい発見もありました。
砂場のザルを裏返して、つまようじのような細い枝でマス目をつっつくと、製氷機でつくったようなきれいな四角がポンとでてくるのです。

私たちはそれを、オレンジの四角いマスに集めました。

3つのザルがそれぞれいっぱいになっただけで、
遊びの時間は終わってしまいました。

これから、それに水をいれてかき回したり、干したり、明日までおいておいたりすることは、もうできません。明日、「遊ぶ」はないからです。

「せっかくいい素材ができたんだから、どこかに隠しておこうか?」
私はこう提案をしてみましたが、
Aちゃんは黙って、マスをひっくり返すと、あっさりと片付けてしまいました。

続きがないって、寂しいね。

みんなの乗るバスが帰ってきて、最後の点呼で順番に乗車です。

最後なので、みんな、ひとりひとりが、思いっきりのハイタッチでバッチンバッチンとしびれるくらい叩いてきました。

バン、バン、バン。

ときて、最後のB君で、

「チョキ」でした。

先生たち、みんなで差し出したパーが、B君の手により、次々と切られていきました。

最後の「みどりコース」が出発しました。

バスは春から1コースになります。

「きいろコース」と「みどりコース」が合体して、「むらさきコース」だけになってしまいます。

私も心の中で、幕をひとつ、閉めました。

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