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水族館をつくるその2

息子パンダが将来水族館をつくる夢の話はまだ続いています。

「その箱をどうやって開発するか?が問題だ。
ママ、ペンギンでも持てる『箱』って、どうゆう素材だったら、
ピタッと、ペンギンの手にくっついて働き易い?」

朝食のホットケーキをパクつきながら、ロングストーリーがまた続きました。

「俺の水族館のちょうど出口のところにはね。おみやげやグッズを売っている売店があるんだけどね。そこの店員さんは、みんなペンギンなんだよ。
お客さんが商品を手にとって、袋に自分で入れるから、ペンギンでも大丈夫なんだけど、お会計だけは困るよね。だから、お会計専門の箱をつくて、
『ここにお金を乗せてください』って、書いてあれば、ペンギンでも大丈夫と思うよ。だって、お辞儀はできるでしょう。」

ペンギンが店員の売店。

もうひとつの水族館の売りは、
「ウソがないこと。」

例えば、「インド洋の生き物」のところに、インドに関係ない生き物は絶対いないようにする。
念のためにイルカが監修する。

えっ???
イルカも働いているの?

「お金の計算とかは、イルカに手伝ってもらうの。」

そうか、そうか。
やってもらいなさい。
従業員のお給料とか、経理とか、繰り下がりの算数がたくさんあるだろうから、パンダもひとりじゃあ無理と思ったらしい。

それだったらさ。
いっその事、パンダ君は、イルカに雇ってもらったらどうかな?

新聞にはきっとこう書かれます。

「スクープ!史上初!
イルカがついにビジネス参戦。環境保護を訴えるためにイルカ自身でプロデュースする水族館を設立。
場所は、日本と韓国の領海線海域。
従業員の人間は、東京都出身のパンダ君21歳。人類初めてのイルカの雇用主を持つ彼が、採用された条件は、無給で休みなく働く条件に同意。」

それでさ。イルカが自分の友だちのジンベイザメとかを、交代で水族館に連れてきて、約束の期間だけ住んでもらう契約をするんだよ。

「それじゃあさ。ジンベイザメはアルバイトって、訳だね。」

しばらく考えるパンダ。

「やっぱ俺が社長がいいな。1万円、貯金してみるよ。
ね、パパ、1万円あれば、水族館は建てられるよね。」

そうか、ペンギンを雇いたいという理由は、
ペンギンになら、お給料を払わなくても良いと思ったのだね。
腹黒い奴だのぉ。

そんな風な目で見ていたら、最後にこんなしおらしい事もいいました。

「ママ、今のうちにきれいに撮れている写真を1枚用意しておいてね。
ペンギンにママの写真を渡すの。

『この写真に映っている女の人がお買い物にきたら、なんでもタダにしてあげてください。』って、ペンギンさんに頼んでおくからね。なんでも買っていいよ。

それにね。
『お金はなんにも払わなくても、おつりはあげてください。』
って、ことにしておくからね。

ママ、おみやげにおつりも貰えるよ。

いいでしょ。」

誰かりっぱな科学者になって、
ペンギンでも持てる素材の箱を開発してやってください。

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