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しっぽくん

なぜだかしっぽをつけていた子がいました。

全長、おおよそ1、6メートル。

歩くたんびにテラスをズルズル引きずっていました。

テーマはどうやら「サル」らしく、
しっぽ君は自慢のしっぽを実にいろんな事に活用しつつ、
普通に一日暮らして過ごしました。

ビデオを巻き戻す間のちょっとしたすき間の時間があれば、
すかさずしっぽを提供して、
なわとびの「ゆうびんやさん」がはじまりました。
しっぽくんは、おしりをみんなにむけたまま、
しっぽをみんなに提供していました。

まり先生は、絵本に「髪の毛が長くなったお姉さんがその髪に洗濯物を干す」というのがあったな、
と、思い出していました。

一日大事にしていたしっぽですが、
しっぽ君は、おかえりの前にあっさりと、友達にしっぽを分けてあげました。
半分こ。
しっぽ君のしっぽは、おおよそ80センチになり、
すこししか引きずれなくなりました。

友達は、そのしっぽだったガムテープの紐を
折り紙でつくった棒につけて、新体操のリボンにして踊りはじめました。
釣り竿にもできると言っていました。

しっぽ君は、
あいかわらず、ズボンにつけたままでした。
もうすぐおかえりになるころには、
顔まですっかりサルの顔をつくって、眉間にシワをよせたりの
細かい芸風になっていました。

次にまり先生が見たときには、
そのしっぽの先には、
カラフルな花が咲いていました。
折り紙の。

しっぽくんは、そのまま帰りました。

今日、一日、幼稚園にしっぽのある子がいたけど、
みんなちゃっかりそれを有効に利用していたけれど、
だれも、「おかしい」とかって、言いませんでした。

こどもの世界って、すごいなあ、
って、まり先生は思いました。

もしかしたら、
理由は「ハロウィン」なのかもしれませんね。
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その園児が、もし転んでもズボンにはさんだだけで危険はないと判断し、
見守りました。
なんでもかんでも禁止するよりも、
危険かどうかを判断し、常に見守る事を大事にしていきたいと思っています。
このケースの場合は、見守ることによって、
この子は、おともだちに自分の大切なものをわけるという行動をすることができました。
幼稚園はこどもの社会であり、ちいさいながらの秩序もあるのです。

この記事に関しては、該当する保護者に掲載の許可をいただいております。

追記 10月31日

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