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ロバの学校から帰ってきて

家に帰ってからは、ずっと変です。魔法にかかったように歌い踊りつづけて声もガラガラ。

でも、コドモって、楽しい思い出を放出する前に、ちょっと毒だしのように可哀想な自分をふりかえります。パンダも、家に辿りつくまではそうでした。

「ロバの学校」の解散後、駐車場のエレベーターに乗るところで一騎に話してくれた、最初にママに伝えたかったのは、やっぱり自分がどんなに大変だったかでした。

「ママが買ってくれた『超カッコイイ懐中電灯』(ヘッドランプ)はね。すぐにみんなの人気ものになったから、すぐに壊れてしまったんだ。それで、俺は懐中電灯のない、可哀想なコドモになったんだ。」


じゃあ、夜にトイレに行く時に困ったね。
と、あいづちをうつと、ちょっと涙ぐんで、

「そうなんだよ。だから暗くて転んでしまったんだ。マフィーさんが絆創膏を貼ってくれたよ。そしたら、その後、俺の事を『アカイエ蚊』が狙ってきたんだ。ほら、こんなに襲われてしまってね。ママがムヒをリュックに入れてくれなかったから、マフィーさんにムヒを塗ってもらったんだ。」


懐中電灯が部品2つだけになってしまった事をママが怒らなかった事を確認した後。
「ママ、俺にムヒを持たせ忘れてしまって、ごめんなさいは?」

これですっきりしたようです。

「ママの思い出を胸にしまっておくのは大変だったんだ。」

帰りの車の運転中にこんなしおらしい事を言うので、いったいどんな顔して言っているのかと、赤信号を待って後部座席を振り返ると、
「だから、見ないで!」

と、怒られました。

それからは、ずっと、
歌い、踊り続けています。

歌ったり、踊ったりが恥ずかしいとか、なんにも考えない真っ白な時期に素晴らしい思い出をつくっていただきました。
本当にありがたいです。

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