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「おませな天使たち」

友人でプランナーでライターのYocchiyさんが、むらさきの子供たちと私をイメージして、こんなにかわいい短編をプレゼントしてくれました。私の文責のようですが、違うんです。不思議です。 うそこに、まりせんせいが~、もっと若くて、彼氏とかいて~、なんて想像力を働かしてください。え??まぁ~、おいといて作品として・・・・ねっ。        では、どうぞ!

園児の思わぬパワーを あなたに

「おませな天使たち」

                                             作 :Yocchiy

                                         コラージュ:Maririn

                                                      2006.3.12

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私が勤めるむらさき幼稚園は今日も元気な園児で大騒ぎ。

私の自慢の園児たちは何をするのにもいつも一生懸命。

思いっきり遊び、歌い、笑い・・・

中でも、踊ることが大好きで、おゆうぎ会の練習では先生達が驚くほど。

私の担任するまつ組は数あるクラスの中でも、おませな子ばかり。

おかえりの会で読み聞かせをしていると、

クラスの中でも私を困らせる○君が突然立ち上がり

「まりせんせい!髪切った~?かわいいじゃん!」

園児たちは思ったことをその場で言う。

「えっ?・・・そう!わかる?」

と、その気になってポーズをとる私。

元気な園児たちに圧倒され、毎日は大騒ぎ、一日があっという間に終わる。

休みの日もプライベートな時間は幼稚園行事の準備で追われる。

ほとんど自分の時間はもてない。

自分の買い物に行っても、気づくと運動会の景品を探していたり、

映画を観てもいつのまにかおゆうぎ会のストーリーとだぶらせてみたり・・・

いつも、幼稚園のことで頭がいっぱいだった。

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ある日、保育をしている時に私の携帯が鳴った。

勤務中のメールチェックは禁じられているのですが、

しばらく会っていない彼氏の指定着信音に思わずメールを確認してしまった。

「ごめん、こんなことメールで済ませるのは良くないと思ったけど、今の僕の気持ちを伝えておこうと思ったんだ。・・・このままだとダメだと思う。真理は俺より仕事のほうが大切なんだよな。俺なりに色々考えた結果なんだけど・・・もう、別れよう」

何が起きているのか、わからなかった。

あまりの突然のことだったので、どうすることもできない。

私は胸が張り裂ける気持ちを抑えながら、保育を続けた。

ピアノを弾かなくては、園児が不安がる。しっかりしなくては。

・・・指先が震えてうまく弾けない。

園児たちの元気な歌声も聞こえない。

(ど、どうしよう・・・)

気づいたときには、溢れだしてくる涙を抑えることが出来なくなっていた。

私は園児の前で思いっきり泣いた。

すると、園児達が私のまわりに集まってきた。

「まりせんせい、なんで泣いてるの?」

「どうしたの~。」

「ね~、まりせんせい!」

保育室は軽くパニックになった。

そんな中!

普段悪さばかりしている○君が何を思ったのか、ゆっくり私の頭をなで始めたのです・・・

「だいじょうぶだよ。ぼくがいるから・・・」

その言葉をきっかけに園児達はいっせいに私を励まし始めてくれたのです。

「僕もそばにいてあげる」

「わたしも!」

「俺!まりせんせいと結婚してあげる」

「僕も!」

気づくと、26人の園児達が私のそばにぴったりと寄り添い、

小さな手で体をさすってくれていたのです。

今の私にとって、その小さな手のぬくもりは・・・

何よりも暖かく、何よりも頼りがいのあるものでした。

なんて優しい子供達なんだろう。

この子達のために頑張れる!

うん、しっかりしなきゃ!

普段、おませで生意気な子供達が

なるで、天から舞い降りてきた天使のように見えました。

ありがとう、

私のおませな天使たち・・・

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[作者コメント]

こんにちは!Yocchiyです。

この「おませな天使たち」を書こうと思ったきっかけは、

突然届いた、むらさき幼稚園の園児からのビデオレターだったのです。

そこには元気に歌い、踊る、園児たちの姿がありました。

ビデオを見ていると、不思議なことに園児達が天使に見えたのです。

小さい背中に可愛い羽根がはえた・・・小さな小さな天使に。

その天使たちの小さな手は何よりも暖かく、優しい手のぬくもりをもっているんだろうな~。

そんな思いがこの作品を生んだのです。

あるストーリー投稿サイトでは、250票以上の高い評価を頂きました。

そんな記念に。そして、この園児達の卒園の記念に、ストーリーをプレゼントします。

これからも、素敵な園児達・・・いや、心の優しいおませな天使たちの通うむらさき幼稚園を陰ながら応援しています。

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いかがでしたか?

胸がキュンとしながらも、なつかしい感覚を思い出しながら読みました。

ストーリーサイトへの投稿されたものは、もっと別の幼稚園のような設定で、「まりせんせい」「むらさきようちえん」ではありません。これはプレゼント用に再編集していただいた「かれいどすこ~ぷ編」なのです。

Yocchiyさんは古い友人でもあるのですが、仕事を通しても、遠足でいったピューロランドの本園オリジナルプラン作成に関しても多くの助言をいただいたので、遠足のあとに感謝のビデオレターを送ったのです。それが、この作品を生んだのですね。

この作品のほかにも、Yocchiy作品はたくさん発表されています。そして、とても不思議なのは、その作品によってYocchiyさんが若い女性だったり、おじ様だったり、おかあさんだったり、いろんな人に思えてくるのです。また、ご紹介する機会をつくりたいと思っています。

ご感想をぜひ!コメントしてくださいね。

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