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ちいさな親切

バスの中で・・・

バスの振動で眠ってしまっている通路側の子と

起きてキョロキョロしている窓側のA君。

「先生。こいつ寝ちゃったからさ。

落っこちないように オレが足で押さえておこうか?」

「いいよ。いいよ。大変だから。」

「大丈夫だよ。オレ こうやって こんなふうに かんちんだからサッ。」

しばらくの間  いろんなところを通過

「せんせい オレ ぜんぜん大変じゃないよ。」

さらに間 他の子たちも し~ん。

だれか言ってやってくれよ~。

A君がんばってるじゃない。

そして。。。

とうとう 眠っていた子が降りる番。

そっと起こすと静かに降りていきました。

ねぼけまなこで 押さえられて 守られて

A君がずっと君の事を考えていた事にちっとも気づかないまま・・・

「せんせい さようなら。」

バスドアクローズのその瞬間。

「あのね~。オレがずっとずっと

足で押さえておいてあげた。寝てておちたらいけないから。」

A君、自分で言っちゃいました。

その子のおかあさんにありがとうを言ってもらうと、

今度はA君が眠ってしまいました。

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